日揮 中国COOEC社と5カ年の戦略的協業に合意
日揮(横浜本社:横浜市西区)は、中国海洋石油工程股份有限公司(Offshore Oil Engineering Co.,Ltd. 以下、COOEC社)と、モジュール工法を運用するプロジェクトの遂行に関わる5カ年の戦略的協業に合意し、契約を締結したと発表した。
今後、両社はモジュール工法を適用する石油・ガス・化学プラント並びにFLNGやFPSO等の浮体式生産・貯蔵・積出設備プロジェクトの新規受注に向け、協業していく。
三菱ケミカル インドのIndian oil社へ独自の製造技術供与
三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は、インドのIndian Oil Corporation Limited社と、同社独自のアクリル酸およびアクリル酸エステル製造技術を供与する旨のライセンス契約を締結した。
Indian Oil社は、インド西部のグジャラート州Dumadで推進する石油化学プロジェクトにおけるアクリル酸(年産9万㌧)およびアクリル酸ブチル(同15万㌧)の製造プロセスとして、三菱ケミカルの製造技術を採用する。
アクリル酸およびアクリル酸エステルは、紙おむつ用高吸水性樹脂、塗料、粘接着材向けに使用されており、世界需要は年率5%以上で拡大している。
ユニチカ インドネシアに新工場建設しナイロンフィルム設備増強
ユニチカ(本社:大阪市中央区)は、インドネシアのナイロンフィルム製造・販売会社、エンブレムアジア(所在地:西ジャワ州ブカシ県)に新工場を建設し、ナイロンフィルムの生産設備を増設する。
新工場はブカシ県MM2100工業団地内に、約60億円を投じ年産1万トン規模で建設する。敷地面積は2万6180平方㍍。増設後の生産能力は年間2万6500㌧(増設前は同1万6500㌧)、ユニチカの国内の宇治事業所(京都府宇治市)を含めたグループ全体では年間5万1500㌧(同4万1500㌧)となる。
同社は世界初の同時二軸延伸法によるナイロンフィルム「エンブレム」を国内および世界で販売展開。日本国内はじめ、エンブレムアジアが供給するアジア地域を中心とした食品包装用途などの需要拡大により、工場はフル稼働の状況が続いている。