「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪に9年ぶり復活「心斎橋パルコ」カルチャ-の発信に力点

大阪・心斎橋に11月18日、大丸心斎橋店の北館を改装したファッションビル「心斎橋PARCO(パルコ)」が会員向けにオープンした。大阪にパルコが復活するのは9年ぶり。同店は地上14階、地下2階、レストランや雑貨、それにアパレルなどおよそ170のテナントが入る。ファッションビルだがアパレルは全体の25%程度に抑え、カルチャーの発信に力を入れているのが特徴。
関西初となる映画のキャラクター「ゴジラ」の専門店が入るほか、2021年1月には映画館もオープンする。また、シェアオフィスやゴルフ教室など体験型サービスにも重点を置いており、街の活性化につなげたいとしている。
パルコは11月20日に本格開業するが、23日までは事前予約が必要という。

大阪で「空飛ぶクルマ」実現へ官民共同組織発足 41企業団体集結

「空飛ぶクルマ」を大阪で実現させようと11月17日、大阪府や41の企業・団体が参加した組織の設立式が府庁で行われた。同組織では今後、離発着場の確保や飛行に向けた法整備など大阪での実用化に向けた課題の洗い出しや、2025年の大阪・関西万博で活用するための具体的な内容などを協議し、国に提案することにしている。
空飛ぶクルマは、ドローンのように垂直に離着陸したり空中を移動。交通渋滞の緩和・解消や、過疎地での移動の手段などに活用が期待されていて、国は3年後の2023年の事業化を目指している。

パナソニック 持株会社に トップ交代 社長に楠見氏

パナソニック(本社:大阪府門真市)は11月13日、常務執行役員の楠見雄規氏(55)が2021年6月24日付で社長に昇格する人事を発表した。津賀一宏社長(64)は代表権のない会長になる。
また、同社は2022年4月に持株会社制へ移行し、社名を「パナソニックホールディングス」に変更する。社長交代と持株会社化で、低収益事業の整理成長軌道への早期復帰を目指す。

“火の玉ストレート”阪神・藤川投手 現役引退 巨人戦でラスト飾る

日米通算245セーブを挙げたプロ野球、阪神の藤川球児投手が11月10日、甲子園球場で行われた巨人戦に9回、マウンドに上がり、12球すべてストレート勝負で三者凡退に打ち取り、現役最後を飾った。藤川投手は”火の玉ストレート”とも呼ばれる浮き上がるような速球を武器に、抑えや中継ぎとして活躍。9月に正式に引退を表明していた。

近畿2府4県の10月倒産172件 30年間で2番目の低水準

東京商工リサーチ関西支社のまとめによると、10月の近畿2府4県の企業倒産は172件で、前年同月より2割減少した。10月としては過去30年で2番目に少ない水準という。これは、新型コロナウイルス禍による経営破たん回避のため、国が打ち出した給付金や助成金、金融機関を通じて行われた無利子・無担保の資金繰り支援などが一定の効果を上げたため。
業種別にみると、飲食、宿泊などのサービス業が62件で最多。以下、小売業が34件、建設業が23件と続いた。負債総額は230億2,200万円。