「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ

関東学院大学 ベトナム・ハノイ工科大「土木工学科」新設を支援

関東学院大 ベトナム・ハノイ工科大「土木工学科」新設を支援

関東学院大学(本部所在地:横浜市金沢区)は、ベトナム国内の社会インフラ整備に携わるベトナム人技術者の養成を目的に、ベトナム国家大学ハノイ工科大学に今秋新設された「土木工学科」の支援を進めていく。
次年度以降にスタートする専門課程に向けて、カリキュラムの整備、土木工学分野の教員養成、実験・実習体制の整備に協力していく。このほか関東学院大学で土木工学を専攻する研究者による特別講義の実施や、修士や博士の学位取得をめざす留学生の受け入れ強化を進めていく方針。

インド太平洋戦略実現へ共同文書採択 日メコン首脳会議

インド太平洋戦略実現へ共同文書採択 日メコン首脳会議

日本と東南アジアのメコン川流域5カ国による「日メコン首脳会議」が10月9日、東京・元赤坂の迎賓館で開かれた。同会議で安倍首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」の実現などを盛り込んだ共同文書「東京戦略2018」を採択した。
共同文書では、国際世論を無視して強引に南シナ海で人工島の埋め立てを進めている中国を念頭に、緊張を高め、平和と安定を損ない得る状況を懸念する旨、同会議の見解を表明している。
首脳会議には安倍首相、タイのプラユット暫定首相、ベトナムのフック首相、カンボジアのフン・セン首相、ラオスのトンルン首相、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問が参加した。
日メコン首脳会議は2009年に始まり、今回で10回目。3年ごとに東京で開き、向こう3年間の協力方針を発表する。

ミャンマー・ヤンゴン下水道整備等に699億円の円借款

ミャンマー・ヤンゴン下水道整備等に699億円の円借款

東京で10月9日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問との会談で、「ヤンゴン下水道整備計画」ほか1件の円借款供与限度総額699億8500万円の円借款に関する事前通報が行われた。これを踏まえ今後、両国政府との間で円借款の供与に関する交換公文が締結される予定。
円借款699億8500万円の内訳は、ヤンゴン下水道整備計画に459億円、渋滞緩和、洪水被害軽減などヤンゴン都市開発に240億8500万円。

フィリピンの新空港建設に43億円の円借款 交換公文に署名

フィリピンの新空港建設に43億円の円借款 交換公文に署名

フィリピンの首都マニラで10月8日、日本の加納雄大在フィリピン臨時代理大使とフィリピンのアラン・ピーター・カエタノ外相との間で、フィリピン政府が中部フィリピン・ビサヤス地域のボホール州で新空港を建設する資金を追加的に融資するための総額43億7600万円を限度とする円借款に関する交換公文の署名が行われた。
ボホール州は豊富な観光資源を生かした地域開発が進められており、国際線旅客者数の需要は急増すると見込まれている。

ラオスの不発弾除去加速化に9億円の無償資金協力

ラオスの不発弾除去加速化に9億円の無償資金協力

東京で10月8日、河野太郎外相とラオスのサルムサイ・コンマシット外相との間で、9億円を供与額とする無償資金協力「南部地域における不発弾除去の加速化計画」に関する交換公文の署名が行われた。
ラオス国内では、ベトナム戦争中などに投下され全土に埋没する不発弾の数は、今なお約8000万個に及ぶと推定されている。しかし、これまでに除去された数はこのうち約1.6%の130万個に過ぎない。こうした不発弾の存在は人々の生活の安全を脅かし、国内の農地拡大やインフラ開発の阻害要因となっている。

カンボジアの灌漑施設改修に35億円の円借款の事前通報

カンボジアの灌漑施設改修に35億円の円借款の事前通報

東京で10月8日、安倍晋三首相とカンボジアのフン・セン首相との会談で、「トンレサップ西部流域灌漑施設改修計画(第二期)」35億9900万円を供与限度額とする円借款に関する事前通報が行われた。今後、日本とカンボジア両政府との間で円借款供与に関する交換公文を締結する予定。

ベトナムの農産・食品品質検査センターに12億円の無償資金協力

ベトナムの農産・食品検査センターに12億円の無償資金協力

東京で10月8日、安倍晋三首相とベトナムのグエン・スアン・フック首相立ち会いのもと、12億4000万円を供与限度額とする無償資金協力「農業・水産食品の安全確認のための検査・農産食品品質コンサルティングセンター能力強化計画」に関する書簡の交換が行われた。
これは、ベトナムの首都ハノイ市に建設中の検査・農産食品品質コンサルティングセンターの、検査体制の構築に必要な機材および設備の整備に充てられる。

ミャンマー「ヤンゴン南部水供給計画」に41億円の無償援助

ミャンマー「ヤンゴン南部水供給計画」に41億円の無償援助

ミャンマーの首都ネピドーで10月3日、日本の丸山市郎駐ミャンマー大使と、ミャンマーのセッ・アウン計画・財務副大臣との間で、総額41億7600万円を限度とする無償資金援助協力「ヤンゴン南部水供給計画」の交換公文の署名が行われた。
この計画を通じ当該のヤンゴンダラ地区で取水・上水設備の整備および同設備の管理等を含む事業の実施により、ヤンゴン南部の住民に、2022年には約36万人(現在4万5000人)に衛生的かつ安全な水を供給できるようになる。

インドネシア地震・津波被害に緊急援助、自衛隊派遣へ

インドネシア地震・津波被害に緊急援助、自衛隊派遣へ

日本は10月3日、インドネシアのスラウェシ島で9月28日発生した地震および津波による甚大な被害に対し、人道的観点およびインドネシアとの友好関係に鑑み、自衛隊を国際緊急援助隊として派遣するとともに、国際協力機構(JICA)を通じ、緊急援助物資(テント、浄水器、発電機)を供与することを決めた。

JICA インド新幹線用など1154億円の円借款貸付契約に調印

JICA インド新幹線用など1154億円の円借款貸付契約に調印

国際協力機構(JICA)は9月28日、インドのデリーで同国政府との間で2事業、総額1154億5000万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。対象とする事業は①ムンバイ-アーメダバード間の高速鉄道建設事業(第1期)(借款金額895億4700万円)②コルカタ東西地下鉄建設事業(第三期)(借款金額259億300万円)の2件。
高速鉄道(インド新幹線)の完成予定時期は2023年12月、コルカタ東西地下鉄の完成予定時期は2021年6月。