マレーシア・クダ州首相ら技術交流で三重県訪問
マレーシア・クダ州のムクリズ・マハティール首相ら同州の訪問団約45人が5月18~19日、三重県を訪問した。一行は三重県内のリサイクルセンターや県農業研究所、自動車部品メーカーなどを視察した。県庁で一行を迎えた鈴木英敬知事は「三重県には環境や農業で日本でも有数の技術を持った企業がある。交流の中で貢献していきたい」と歓迎した。マハティール氏は「農業や環境技術、自動車産業、観光産業での交流や協力の可能性を探りたい」と話した。時事通信が報じた。
福岡市 ODAミャンマー水道事業を官民連携で受注
福岡市はこのほど、国際協力機構(JICA)が発注した、ミャンマーにおける上水道ODA案件について、「福岡市国際ビジネス展開プラットフォーム」の枠組みを活用し、官民連携により受注したと発表した。これは福岡市がODA事業に業務参画する初の案件だ。これにより、福岡市はじめ下記のJV企業メンバーは2015年5月~16年3月にかけて実施される「ヤンゴン都市圏浄水整備事業(フェーズ2)準備調査」に参画する。
福岡市は、ヤンゴン市との強固な信頼関係と世界トップレベルの水道技術を基に、プラットフォームの会員企業である日本工営およびTECインターナショナルとODA案件の獲得に向け活動。この結果、準備調査をTECインターナショナル、日本工営、エヌジェイエス・コンサルタンツの共同企業体(JV)がJICAより受注。福岡市は日本工営が担う調査項目のうち「運営維持管理」分野を担当する。
情報機構 比でホワイトスペース利用の通信技術提供
情報通信研究機構は、フィリピン政府に未利用周波数帯を利用した、インターネット接続技術を提供する。同政府が公共施設などに無料の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を構築する計画に協力する。
インターネットのアクセスポイントに情報機構の技術を導入する。情報機構はフィリピン政府の情報通信技術局との間で今年3月、技術提供の覚書を結んだ。提供するのはテレビの地上デジタル放送(地デジ)で未利用の周波数帯「ホワイトスペース」を活用してデータを送受信する技術で、場所ごとに最適な周波数帯を自動的に選べる。
情報機構はこれまで国内外で、ホワイトスペースを使う通信の実証実験を進めてきた。今回、開発した日本に先駆けてフィリピンで本格的な導入が始まることになる。日経産業新聞が報じた。
都産技研 タイの技術振興協会と業務連携に締結
東京都立産業技術研究センター(都産技研)と泰日経済技術振興協会(「TPA」)は4月27日、両者が業務連携に関する協定を24日締結したと発表した。タイおよび日本の産業活性化に関する活動を、相互に連携・協働して実施するのが目的。
両者は連携・協力して①タイの現地中小企業に、都産技研からTPAへ技術相談の取次ぎを行う②タイ国内日系中小企業」に、TPAから都産技研へ技術相談の取次ぎを行う③TPAが主催するタイ現地中小企業向けセミナーならびに、都産技研が主催するタイ国内日系中小企業向けセミナー等の開催における事業協力④その他、TPAおよび都産技研の協議に基づく連携事業–を行う。