「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ

南ジャカルタで年末「ラグラグパーティ2014」

南ジャカルタで年末「ラグラグパーティ2014」

混声合唱団「ラグラグ会」は12月6日、南ジャカルタのヤマハミュージックセンターで年末コンサート「ラグラグパーティ2014」を開いた。会は司会の吉田隆さんの日本語とインドネシア語を織り交ぜた軽妙な進行のもと、インドネシアの愛国歌はじめ群島の津々浦々の民謡も取り入れられた様々な歌が、感傷的に、あるいはロマンティックに歌い上げられ、年末コンサートを盛り上げた。

ラグラグ会は各地に支部・OB会があり、今回も東京から齋藤有紀雄さん、大阪から下出澄夫さん、青森・弘前から和氣太司さん、南スラウェシ州マカッサルから、この『Weekly Indonesia』に定期的に寄稿してもらっている竹内清ロビーさんらが訪れた。

北九州市がタイで産業廃棄物の完全リサイクルを支援

北九州市がタイで産業廃棄物の完全リサイクルを支援

北九州市はタイ国内の全工業団地を対象に、産業廃棄物の完全リサイクルを支援する。現地では化学プラントから出る廃棄物を埋め立て処分しているが、北九州市内の工業団地では、セメント原料や燃料に再利用しているという。こうした「北九州市」モデルについて、同国の工業団地を管轄する機関が、最重要地として位置付ける2カ所で導入を進め、全土への浸透を目指す。

ブータンの手すき紙職人受け入れ 石州半紙の技術研修

ブータンの手すき紙職人受け入れ 石州半紙の技術研修

国連教育科学文化機関(ユネスコ)が無形文化遺産に登録した「和紙」の一つ、石州半紙の技術を学ぼうとブータンの手すき紙職人が島根県浜田市に滞在中だ。同市と石州半紙協同組合、国際協力機構(JICA)が協力して、研修を受け入れた。石見地区の伝統技術を学んでもらい、母国で紙製品作りに役立ててもらうのが狙い。

10月下旬に来日した30代までの若手職人3人が、石州半紙技術者会に属する職人から指導を受けている。竹を使った道具作りや、紙の原材料コウゾの皮はぎ処理などを一通り学び終え、実際に紙を漉(す)く研修を受け始めた。ブータンと島根県・旧三隅町(現浜田市)は手すき紙を通じて、1986年に交流を始めた。3人は12月下旬まで浜田市に滞在、研修に精出す予定。日経産業新聞が報じた。

李首相が日本側と面会 新日中友好21世紀委メンバーと

李首相が日本側と面会  新日中友好21世紀委メンバーと

中国の李克強首相は12月4日、日中両政府の有識者の諮問機関「新日中友好21世紀委員会」のメンバーと北京の人民大会堂で約40分間会見した。李首相が日本の要人と北京で正式に会うのは2013年3月の首相就任以来初めて。

委員会座長は、日本側が西室泰三東芝相談役、中国側は中日友好協会の唐家旋会長が務めている。委員会は3、4の両日、3年ぶりとなる最終の公式会合を北京で開催。安全保障分野での対話や交流を強化する一方、経済や省エネ、医療、環境保護の分野での協力を強めることで一致し、議論の内容を李首相に報告した。

李首相は「中日関係は両国にとっても、地域にとっても非常に重要。国交正常化以来、中国の対日関係の原則や基本的な方針は一貫したものだ。民間や青年の交流を通じて互いの理解を深めることが大事だ」と述べた。

浜松市 インドネシア、べトナムと経済交流の覚書締結へ

浜松市 インドネシア、ベトナムと経済交流の覚書締結へ

浜松市は12月3日、インドネシア、ベトナム両国政府機関と経済交流に関する覚書を12月中旬に締結すると発表した。地元中小企業の東南アジア進出を支援するため。インドネシアが日本の地方自治体と覚書を交わすのは初めて。

鈴木康友・浜松市長が12月14~19日、両国を訪問。15日にベトナム計画投資省と、18日にインドネシア投資調整庁とそれぞれ締結式を行う。覚書には経済視察団の派遣や受け入れの協力、進出企業への情報提供と投資活動への支援などが盛り込まれる見込み。中日新聞が報じた。

「新日中友好21世紀委員会」3年ぶり北京市で開催

「新日中友好21世紀委員会」3年ぶり北京市で開幕

日中両国の有識者が両国関係のあり方を話し合う「新日中友好21世紀委員会」の第4回会合が12月3日、北京市で開幕した。正式会合は2011年10月以来、3年ぶり。先の日中首脳会談を受けて、中国側が再開に応じた。関係改善に向けた提言をまとめる。

パナソニックが無電化地域にソーラーランタン寄贈

パナソニックが無電化地域にソーラーランタン寄贈

パナソニックは創業100周年となる2018年までに世界の無電化地域にソーラーランタンを合計10万代寄贈する「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を推進している。このプロジェクトは世界中の人々に参加してもらい、無電化地域の課題をより多くの方々に知ってもらうことを目的として、同社は全世界から募集したデザインをもとに製作したシェードとソーラーランタンを無電化地域の家庭や学校などに届ける”Cut Out the Darkness”プロジェクトを実施している。

同プロジェクトの第1弾では、100のデザインが人気投票で選ばれ、シェードを製作。2014年3月にインドネシア・スンバ島に寄贈された。今回は第2弾として「動物」をテーマにシェードのデザインを募集する。公開投票により、上位100位までのデザインをシェード化して寄贈する。「光の動物園」をつくり、無電化地域の人々に光のエンターテインメイントを届ける。

現在も世界で約13億もの人たちが電気のない生活を送っており、その家庭の多くが照明に使われる灯油ランプによって火事の危険や煙による健康被害にさらされている。こうした中、昼間に太陽光で発電して電池に蓄えて夜間に照明として使うことができるソーラーランタンは、これら無電化地域の課題の可決に貢献し始めている。ビジネスワイヤが報じた。

 

 

インドAP州首相訪日、大手製造業数社の首脳と会談

インドAP州首相訪日、大手製造業数社の首脳と会談

インド南部のアンドラプラデシュ州政府は、日本を訪問しているナイドゥ州首相が訪問初日に日本の製造業大手数社の首脳と会談し、投資を呼び掛けたことを明らかにした。訪問先はヤンマー、日本電産、パナソニックなどで、大阪商工会議所の関係者とも意見交換した。モディ政権発足後のインドに対して日本企業は、進出や投資に前向きだが、インド側の各種手続きの進捗が遅いことを理由に、インドでのビジネス環境は厳しいとの意見を伝えた。これに対し、ナイドゥAP州首相は向こう数年でインドは中央政府も州政府も改革を進め、良い方向に向かっていくと説明した。NNAが報じた。

岐阜大・静岡大がアジア2大学と農学研究で提携

岐阜大・静岡大がアジア2大学と農学研究で提携

岐阜大学は静岡大学と運営する博士課程の大学院連合農学研究科で、12月~2016年3月にインドネシアとバングラデシュに現地提携大学との共同研究室を開設する。文部科学省の支援を受けて関連機器を配置するほか、教員や学生を派遣する。アジアのほかの提携先大学9校にも開放し、教育と研究の国際化を進める。

12月1日にインドネシアのボゴール農科大学に天然物化学の共同研究室を開設する。蒸留や濃縮、精製などの装置を導入。インドネシア産の薬用植物の応用などを研究する。2015年4月に同国スブラス・マレット大学に環境科学の研究室を、16年3月までにバングラデシュのダッカ大学にも生化学の共同研究室を開設する。同研究科はインドネシア、タイ、ベトナム、インド、中国、バングラデシュの大学計12校と提携。共同研究や学生の相互教育に取り組んでいる。

三菱電機がミャンマーからインターンシップ受け入れ

三菱電機がミャンマーからインターンシップ受け入れ

三菱電機は、ミャンマーのヤンゴン工科大学(YTU)からのインターンシップ(就業体験)の受け入れを始める。第1弾として、12月から同社の先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)で、YTUの大学院生1人を3カ月間、電力変換装置などの研究・開発に従事させる。日本の大手企業の研究所が、ミャンマーからインターンシップ生を受け入れるのは初めてという。11月23日、ヤンゴンのYTU本部で覚書を締結した。15年度以降も年1~2人を受け入れる。YTUはミャンマートップの理工系国立大学。日本経済新聞が報じた。