高齢者の就業者数807万人で過去最多 14年連続増加
総務省のまとめによると、9月15日時点の65歳以上の2017年の高齢者の就業者数は前年比37万人増の807万人で過去最多を記録し、14年連続増加した。
20代の若年労働者の就業者・率の低減に伴い、企業側が健康で意欲のある高齢者による人手確保を念頭に置いているため。
就業している高齢者の39%にあたる316万人がパートなどの非正規雇用で、この人数は2007年の2.2倍となっている。
総人口の28%・3557万人が高齢者、5人に1人が70歳以上
総務省は9月16日、「敬老の日」を前に65歳以上の高齢者の推計人口を公表した。これによると高齢者は9月15日時点で前年同期を44万人上回る3557万人となり、総人口に占める割合は過去最高の28.1%となった。
このうち70歳以上は2618万人に上り、全体に占める割合は初めて20%を超え、20.7%となった。団塊の世代(1947~49年生まれ)が70歳を迎え始めたことから急上昇、5人に1人が70歳以上という時代に突入した。また、女性の高齢者人口が初めて2000万人を超えた。
総人口は前年比27万人減の1億2642万人で、2011年以降、減少が続いている。高齢者数を男女別にみると、男性は1545万人で男性人口に占める割合は25.1%、女性は2012万人で女性人口に占める割合は31.0%だった。
積水化学 認知症の早期発見、重症化予防Pに参画
積水化学住宅カンパニーは10月から、高齢者向け事業の協業先、アグリマス(本社:東京都大田区)の認知症対策事業「認知症の早期発見、重症化予防プロジェクト」に参画する。
同社のグループ会社が運営するサービス付き高齢者向け住宅「ハイムガーデン熱田」、「ハイムガーデン仙台泉二番館」およびデイサービスセンター「オアシスセンター」で実施する。期間は2018年10月~2019年2月。対象は要介護度:自立~要支援レベルで、年齢70~102歳の25名。
これは経済産業省の「平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択されたアグリマスの「早期認知症予防センター」コンソーシアム事業の連携先として取り組む。
食料不足に苦しむ人 世界で8億2000万人 FAO
国連食糧農業機関(FAO)は9月11日、世界で食料不足に苦しむ人は干ばつや洪水などの多発により、この3年間で増加傾向にあり、2017年時点で8億2000万人余りに上るという推計を発表した。世界の9人に1人が食料不足による飢えに苦しんでいる計算となる。一時改善傾向にあったが、この3年間の増加で10年前と同水準に戻ったとしている。
地域別にみると、南米のブラジルやアフリカで状況の悪化が目立つ。飢えが原因で発育に障害が出ている5歳児未満の子どもの数はおよそ1億5100万人、5人に1人に上り、とくにインドやバングラデシュなどの南アジアではその割合が55%にも達するという。
このほか、出産できる年齢の女性のうち3人に1人は貧血の状態にあり、母子ともに健康に悪影響を与えているとしている。
40代の半数が睡眠時間6時間未満
厚生労働省が実施した睡眠時間など生活習慣に関する調査によると、40代のおよそ半数が平均6時間未満だったことが分かった。厚労省は睡眠不足になると、精神的な病気や高血圧などにつながる恐れがあるとして、注意を呼び掛けている。
1日の平均睡眠時間が6時間未満だった人が、全体で男性が36.1%、女性が42.1%に上り、中でも40代が最も多く、男性が48.5%、女性は52.4%とおよそ半数に上った。また、平均睡眠時間が5時間未満という人は全体で男性が7.5%、女性が9.2%で、40代では男性が11.3%、女性は10.6%だった。
厚労省は2017年11月、全国の20歳以上の男女6500人余りを対象に生活習慣について調査した。
がん5年生存率 ステージごとに初公表 がん研究センター
国立がん研究センターは9月11日、がんのステージごとの5年生存率を初めて公表した。これは全国のがんの拠点病院などで治療が行われたがん患者を各がんのステージごとに生存率を集計したもの。
国立がん研究センター中央病院が治療した胃がんの患者では最も早期にあたるステージ1で91.8%、ステージ2で71.5%、ステージ3で64.6%、ステージ4で14.5%などとなっている。
同センターでは今回、平成21年までの2年間にがんの拠点病院など全国251の医療機関で治療したおよそ50万人のがん患者のデータを集計し、各がんの進行度合いを示すステージごとに診断から5年後に生きている人の割合を示した。
NTT西日本など7社と協業し「スマートみまもり」トライアル開始
NTT西日本(本社:大阪市中央区)とプリンシプル(本社:福岡市)は、九州を拠点とする不動産管理会社7社と協業し、高齢者の居室を見守る、IoTによる見守りサービス「スマートみまもり」のトライアルを9月1日から開始した。
協業する不動産管理会社は駅前不動産、川商ハウス、中部興産、福徳不動産、マイホーム情報不動産、三好不動産、明和不動産、(50音順)の7社。高齢者宅に一定期間無償でスマートみまもりの導入を進め、その効果やビジネススキーム、運用性等を検証するトライアルを実施する。
内閣府「平成29年版 高齢社会白書」によると、65歳以上の一人暮らしの高齢者は平成27(2015)年時点で約600万人に達し、そのうち33.8%が公営または民間賃貸住宅に入居している。