特養の整備は計画の7割どまり 地価・建設費高騰で
日本経済新聞社の調査によると、2015~2017年度に全国で整備された特別養護老人ホーム(特養)が、計画の7割にあたる4万5000床にとどまったことが分かった。地価や建設費が高騰し、介護人材確保も難しいことなどがその要因。
政府は特養の待機者を2020年代初頭までに解消する目標を掲げるが、その実現は全く見通せない。
サントリーHD オンライン診療導入 社員が在宅で受診可能に
サントリーホールディングスは7月4日、社員の家族が在宅で医師の診察を受けられる仕組みを導入すると発表した。サントリーHDがITを活用した診療システムのインテグリティ・ヘルスケア(東京都中央区)と提携。同社のシステム「ヤードック」を導入した医院の患者であれば、タブレット端末で遠隔診療を受けられる。
10月から名古屋市と福岡市でサントリーHDや子会社の社員の親(75歳以上)の約100人を対象に始める。今後、対象地域を広げていく。社員の親の健康管理をしやすくして、介護離職防止へ向け、介護などへの不安を取り除くのが狙い。
サントリーHDによると、同社では毎年約10人が親の介護を理由に離職し、9割の社員が介護に不安を感じているという。
パラマウントベッド 体圧分散性に優れた医療・介護マットレス
パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は、優れた体圧分散性とマットレス上での動きやすさを兼ね備えたリバーシブルタイプの医療・介護用マットレス「エバーフィットC3マットレス」を開発した。累計60万枚の販売実績を持つ「エバーフィットマットレス」の後継機種として、2018年7月2日に発売する。
製品ラインアップは通気・通水性を持ち丸洗いが可能な「通気タイプ」、カバー表面が耐薬品・防水性に優れ清拭消毒に対応する「清拭タイプ」、清拭タイプの機能に加え床ずれ要因の一つといわれる蒸れを軽減する機能も備えた「ドライタイプ」の3種類を用意。
販売目標は年間5万枚。価格は6万7000~8万5000円(税別)。
高齢「買い物難民」15年時点で824万人 都市部で急増
農林水産省の推計によると、自宅近くにスーパーなどがなく、生鮮食料品の買い物に不便をきたしている65歳以上の「食料品アクセス困難人口」、いわゆる”買い物難民”が2015年時点で824万6000人に上ることが分かった。
2010年時点と比べ12.5%増加した。これまで地方の過疎地域では指摘されていたが、都市部での増加率が高いことが分かった。東京、名古屋、大阪の3大都市圏では2010年比23.1%増の377万6000人に上った。
地域における食料品店が減少し、大型商業施設も郊外に立地することが多いため、過疎地域に限らず、都市部でも高齢者を中心に食料品の買い物に不便を感じている人が増えていることが明らかになったもの。
調査は、自宅から直線で500㍍圏内にスーパーやコンビニエンスストアがない、65歳以上で車を利用できない人について、農水省が国勢調査をもとに推計した。