「経済」カテゴリーアーカイブ

シャープ 米国でテレビ事業に再参入

シャープ 米国でテレビ事業に再参入

シャープ(本社:大阪府堺市)は5月8日、経営不振の際に撤退した米国での液晶テレビ事業に、2019年後半にも再参入すると発表した。商標権を供与した中国の電機大手、海信集団(ハイセンス)との協議の結果、新たな協力関係の下、シャープが販売を再開することで合意した。

ふるさと納税 泉佐野市など4自治体除外へ 新制度で

ふるさと納税 泉佐野市など4自治体除外へ 新制度で

総務省は5月9日、ふるさと納税制度をめぐり、過度な返礼品を贈るキャンペーンを行うなどして多額の寄付金を集めた大阪府泉佐野市など4つの自治体を、6月から始まる新制度の対象から外すことを決めた。
改正地方税法に基づき、6月から始まるふるさと納税の新制度は、返礼品を寄付額の3割以下とすることなどの基準を守ることが参加の条件になっている。総務省は返礼品が基準に合っているかどうかに加え、2018年11月以降の寄付金の集め方が適正だったかなどを考慮して審査したところ、泉佐野市のほか和歌山県高野町、静岡県小山町、佐賀県みやき町の4つの自治体を新制度の対象から外すことを決めたもの。
これにより、新制度が始まるとこれら4つの自治体に寄付しても税制上の優遇措置は受けられなくなる。総務省は来週にも正式に決定し、公表する。

北大阪急行の延伸 開業目標を3年延期し23年度に

北大阪急行の延伸 開業目標を3年延期し23年度に

大阪府などが出資する第3セクターと箕面市は5月7日、千里中央駅から北へ2.5km延伸する工事が、設計や工事の工程の見直しが必要になったとして、開業目標を3年延期し2023年度とすると発表した。これは、用地をめぐる交渉が長期化したことによる着工の遅れや、撤去が必要なコンクリートの擁壁が見つかったことなどのため。
同工事は千里中央駅から北へ延伸し、箕面市内に2つの駅を新設するもので、当初2020年度の開業を目指していた。なお延伸にかかる総事業費は、当初の予定通りおよそ650億円の見込み。

近畿大病院に最新鋭のひざ関節手術支援ロボ

近畿大病院に最新鋭のひざ関節手術支援ロボ

大阪狭山市の近畿大学病院が4月から国内で初めて、ひざの関節を人工関節に置き換える手術を支援する最新のロボットを導入した。同病院が導入したのは米国製の手術支援ロボット「NAVIO」。
これを使うと関節リウマチやけがなどで傷ついた患者のひざの関節を赤外線を使って3次元で測定し、ロボットが誤差1ミリの精度で器具を制御して、正確に骨を削ることができるため、これまでの手術では切り取る場合が多かったひざのじん帯も残すことができ、患者への負担が少なくて済むという。また、患者ひとり一人の関節の形にあわせて人工関節を取り付けることができることから、従来よりも手術後の違和感や痛みが少なくなるとしている。

18年大阪訪れた外国人1,141万6,000人余で6年連続最多更新

18年大阪訪れた外国人1,141万6,000人余で6年連続最多更新

大阪観光局の推計によると、2018年に大阪を訪れた外国人観光客は1,141万6,000人余と前年を30万人余上回り、6年連続で過去最多を更新した。ただ、2018年は自然災害に見舞われ、とくに9月に大阪を直撃した台風で関西空港のターミナルが浸水するという大きな被害を受けたことが響き、前年比2.8%の微増にとどまった。
地域別にみると、中国が455万人と最も多く、次いで韓国が239万人、台湾が122万人などとなっている。

近畿各地で改元「令和」の時代の始まり祝う

近畿各地で改元「令和」の時代の始まり祝う

「令和」の時代が始まったことを祝い5月1日、近畿各地で様々な催しが行われた。皇室とゆかりの深い京都市内の上御霊神社と下御霊神社は、京都御苑内で神輿の巡行を復活させた。両神社とも久しく途絶えていた巡行を、令和の時代の幕開けを祝ってそれぞれ復活させたもの。
世界遺産に登録されている和歌山県の熊野那智大社では即位と改元を祝う祝賀祭が行われ、地元の人たちが獅子舞を奉納した。神戸市の中華街・南京町では中国出身の書道家、陳展さんが、梅花篆字(ばいかてんじ)で縦90cm、横180cmの紙に、力強く「令和」を書き上げ改元の日を祝った。

「パパ活」大阪府で100人超の女子中高生を補導

「パパ活」大阪府で100人超の女子中高生を補導

大阪府警によると、若い女性らがデートの見返りに相手の男性から金銭的な援助を受ける「パパ活」により、大阪府で昨年1年間に104人の女子中高生が補導されていたことが分かった。また、今年も3月までにこのパパ活で補導された女子生徒の数が、すでに39人に上っている。
補導した女子生徒の中には、相手から「つきまとい」や「性的な関係を求められる」ケースもあったということで、警察では重大な事件に巻き込まれる危険性もあるとみて、女子中高生らにパパ活をやめるよう呼び掛けている。

在日スリランカ人らがテロ犠牲者を追悼 大阪・枚方市

在日スリランカ人らがテロ犠牲者を追悼 大阪・枚方市

スリランカのホテルや教会など6カ所で同時爆破テロ事件が起きてから1週間となった4月28日、大阪府枚方市の淀川河川公園にスリランカ出身の人たちが集まり、犠牲となった人たちを悼み、平和を祈った。
同公園には関西で暮らすスリランカ人やスリランカに縁のある日本人など100人以上、またスリランカ出身のキリスト教の神父や、仏教の僧侶らも参加した。集まった人たちはそれぞれ思い思いの形で、設けられた献花台に白いユリやキクの花を手向け、犠牲者を悼んだ。
同テロ事件では日本人1名を含め253人が死亡した。

全国の空き家 過去最多の846万戸 大阪府70万戸

全国の空き家 過去最多の846万戸 大阪府70万戸

総務省がまとめた「住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家は前回より26万戸増え、過去最多の846万戸に上った。また、住宅全体に占める割合も過去最多の13.6%を占めた。
都道府県別にみると、最も多い東京都が80万9,000戸、次いで大阪府が70万9,000戸、神奈川県が48万3,000戸などとなっている。空き家の割市では山梨県が21.3%と最も高く、次いで和歌山県が20.3%、長野県が19.5%などと続いている。

関西空港 出国ラッシュピーク 10連休を海外で

関西空港 出国ラッシュピーク 10連休を海外で

「平成」から「令和」への元号移行を挟む初の大型10連休が4月27日から始まり、関西空港では海外で過ごす人たちの出国ラッシュで多くの家族連れやグループ、カップルなどで大混雑している。行き先は中国や韓国が多いが、10連休になったことで欧州などの長距離便の利用者が増えているという。
同空港を運営する関西エアポートによると、4月26日から5月6日までの11日間に関西空港の国際線を利用する人は80万5,300人で、1日あたりの利用者数は7万3,200人と過去最多となる見通し。帰国のピークは5月5日になる見込み。