「経済」カテゴリーアーカイブ

大阪の専門学校 定員大幅に超えの留学生165人が退学に

大阪の専門学校 定員大幅超えの留学生165人が退学に

大阪府などによると、大阪市天王寺区の「日中文化芸術専門学校」が、定員を大幅に超える生徒を入学させ、大阪府などから行政指導を受けていたにもかかわらず是正されず、その結果、ベトナム人などの留学生165人が退学になっていたことが分かった。中には在留資格を更新できずに帰国した生徒が数十人いるとみられている。
同校は、留学生の割合が多くても3割程度の主に日本人を対象とした学校として認可を受け、2015年に開校。しかし実際には、生徒の9割以上がベトナム人や中国人などの留学生で、しかも定員418人に対し、およそ560人が在籍していたという。

最接近予測の3時間前に緊急司令部 大阪府が台風への対応強化

最接近予測の3時間前に緊急司令部 大阪府が台風への対応強化

大阪府は、近畿を直撃した台風21号による被害を踏まえ、新しい基準を設け、台風災害への対応を強化する。
大阪府に最も接近が見込まれる3時間前に、府の危機管理監をトップとする「大阪府防災・危機管理司令部」を設置し、被害情報の収集や関係機関との調整などにあたることになった。これまではこうした実施要領は定めていたが、明確な基準がなかった。

近畿の8月倒産4カ月連続減少、負債総額は増加

近畿の8月倒産4カ月連続減少、負債総額は増加

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県で8月に1000万円以上の負債を抱えて法的整理になった企業は176件で、前年同月に比べ11件、5.9%減少した。前年同月比で減少するのは4カ月連続。業種別にみると、建設やサービスなど4業種で減少した一方、不動産や電機など5業種で増加した。
負債総額は273億2300万円で、1件当たりの負債額が大きい倒産が相次いだことから、前年同月比で82億2900万円(43.1%)増えた。

関西空港 連絡橋鉄道が約2週間ぶりに運転再開

関西空港 連絡橋鉄道が約2週間ぶりに運転再開

関西空港への連絡橋の鉄道の復旧工事が完了し、JR西日本と南海電鉄は9月18日始発からほぼ2週間ぶりに運転を再開した。18日朝5時半ごろ、最初の電車が乗客を乗せて関西空港に到着した。
鉄道を使って関西空港を訪れる利用客は1日およそ6万7000人に上り、同空港への交通手段のおよそ8割を占めている。それだけに、同鉄道の運転再開で空港へのアクセスは大幅に改善されることになる。

関空連絡橋の鉄道 前倒しで9/18から運転再開へ

関空連絡橋の鉄道 前倒しで9/18から運転再開へ

鉄道会社などによると、急ピッチで復旧作業が進められていた関西空港への連絡橋の鉄道が9月18日の始発から、ほぼ2週間ぶりに運転が再開されることになった。これまでの見通しより3日早い運転再開となる。
台風21号により制御不能となったタンカーが衝突して損傷を受けた連絡橋の橋げた。確認作業により、大きな損傷がないことが分かり、約50㌢ずれていた橋げたを14日夜までに元の位置に戻し、ゆがんだレールを直す作業も15日朝までにほぼ完了。あとは架線などの一部の補修工事を残すのみになったという。
鉄道運転の再開により、空港利用客のアクセスは大幅に改善されることになる。

関空第1ターミナル9/21に全面再開 石井国交相

関空第1ターミナル9/21に全面再開 石井国交相

石井国土交通相は9月13日、復旧作業が急ピッチで進められている関西空港第1ターミナルの北側エリアについても、21日には全面的に運用が再開できる見通しとなったことを明らかにした。
また、9月中の運行再開を見込んでいた空港に向かう鉄道(JR・南海)についても、連絡橋の橋げたに問題がないことが確認されれば、同様に21日に運転再開される見通しになったと語った。

関空第1ターミナル9/14から一部で運用再開

関空第1ターミナル9/14から一部で運用再開

関西空港を運営する関西エアポートによると、台風21号で被害を受け地下が浸水し閉鎖されていた関西空港第1ターミナルが、9月14日から一部、南側エリアで運用が再開され、国内線36便、国際線79便併せて115便が運航される予定だ。
午前7時すぎ最初の便、羽田空港への国内便が出発した。

大阪・神戸空港が関空便の振り分けを受け入れ

大阪・神戸空港が関空便の振り分けを受け入れ

台風21号の大きな被害を受け、復旧がずれこんでいる関西空港の発着便のうち、40便を大阪空港(伊丹市)、30便を神戸空港に振り分けることについて、伊丹市をはじめとする地元の自治体でつくる協議会と、神戸市の久元市長は、両空港それぞれ受け入れると国土交通省に伝えた。
このうち大阪空港周辺の10の市でつくる協議会は、国際線を含む40便の受け入れを了承したが、運用時間を1時間延長し午後10時までとする要請には、騒音などの問題が懸念されるとして受け入れない方針を決めた。

関空への連絡橋損傷部の橋げたの撤去始まる

関空への連絡橋損傷部の橋げたの撤去始まる

台風21号でタンカーが衝突した関西空港への連絡橋損傷部の橋げたを撤去する作業が9月12日始まった。
国土交通省や道路を管理する西日本高速道路によると、損傷した橋げたは長さおよそ188㍍、重さ2000㌧ほどで、巨大なクレーン船でつり上げ撤去する。作業は2回に分けて行われ、14日には終わる見込み。この後、橋げたが寄りかかっていた道路の下を走る鉄道部分の修復に取りかかる。
国土交通省は9月中の鉄道の復旧を目指したいとしている。

近畿でいぜん約1万3000戸が停電 台風・大雨で

近畿でいぜん約1万3000戸が停電 台風・大雨で

関西電力によると、近畿2府4県では台風21号などの影響で、9月10日午前11時時点で6府県合わせおよそ1万3000戸で停電が続いている。
府県別にみると、和歌山県がおよそ9190戸、京都府はおよそ2830戸、大阪府がおよそ570戸、滋賀県がおよそ90戸、奈良県がおよそ50戸などとなっている。この中には9日からの大雨による停電も一部含まれているという。