「経済」カテゴリーアーカイブ

10月の近畿の有効求人倍率1.49倍で43年ぶり高水準

10月の近畿の有効求人倍率1.49倍で43年ぶり高水準

10月の近畿2府4県の有効求人倍率は1.49倍で、およそ43年ぶりの高水準となった。大阪労働局によると、求職者は30万3300人に対し、企業からの求人は45万2978人だった。この結果、有効求人倍率は1.49倍となり、統計を取り始めた昭和38年以降で、昭和49年6月の1.52倍に次ぐ43年4カ月ぶりの高い水準となった。
府県別では大阪府が1.65倍(+0.06)、京都府が1.51倍(+0.01)、奈良県が1.38倍(+0.01)、滋賀県が1.33倍(+0.01)、兵庫県が1.31倍(+0.01)、和歌山県が1.27倍(+0.03)で、すべての府県で前の月を上回った。
大阪労働局は、製造業や運輸業などでは求人が増えており、今後も有効求人倍率は高水準を維持するとみている。

太陽の塔に3Dプロジェクションマッピング

太陽の塔に3Dプロジェクションマッピング

万博記念公園(大阪府吹田市)で、太陽の塔をスクリーンに夜空に映える3Dプロジェクションマッピングを投影するイベントが始まった。12月24日までの毎週金・土・日曜日と、25日(月曜日)に開催される。午後5時30分ごろから約10分間隔で上映される。
流されるのは約8分間のデジタル映像で、テーマは同塔の制作者の故・岡本太郎氏が見ていた「夢」。太陽の塔内にあるオブジェ「生命の樹(き)」の映像などが、音楽とともに次々と映し出される。なお、修復・新装なった太陽の塔内は2018年3月から一般公開される。

大阪万博とIRの経済効果は2.6兆円 日本総研が試算

大阪万博とIRの経済効果は2.6兆円 日本総研が試算

日本総合研究所の試算によると、大阪府・市が誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)と、2025年の国際博覧会(大阪万博)の開催による経済効果が2兆6000億円以上に上る見込みだ。日本総研では万博後も1兆1000億円超の経済効果が続くとみている。
日本総研は2005年の愛知万博や2010年の上海万博、そしてシンガポールやマカオなどカジノがある主要都市の状況をもとに試算した。その結果、IR開業前が年2600億円、IR開業後が同9500億円、万博が開かれた場合の2025年がピークの2兆6100億円になるとしている。政府は2025年のの万博の経済効果は約1兆9000億円と発表している。

辰野金吾設計の南海電鉄の旧駅舎保存で引き家作業開始

辰野金吾設計の南海電鉄の旧駅舎保存で引き家作業開始

大阪府堺市西区の南海電鉄の浜寺公園駅の旧駅舎が保存されることになり、解体はせず別の場所へ一時的に移す作業が11月28日から始まった。
同駅舎は木造平屋建てで、東京駅などを手掛けた著名建築家の辰野金吾の事務所が設計して110年前の明治40年に建てられ、国の登録有形文化財にもなっている。
作業は高架事業の工事が終わるまで30㍍ほど離れた場所に移動させるもので、重さ130㌧の建物をジャッキで70㌢ほど持ち上げレールに載せて動かす、引き家と呼ばれる方法で行われた。住民たちが見守る中、1時間に1㍍ほどのゆっくりした速さで移動させていた。作業は12月18日まで3回に分けて行われる予定。

シャープ 12/7から東証が1部復帰を承認

シャープ 12/7から東証が1部復帰を承認

東京証券取引所は、シャープの業績が回復していることなどを理由に12月7日から東証1部に復帰することを承認した。
シャープは2016年3月期のグループ全体の決算で、2500億円を超える巨額の最終赤字を計上し債務超過に陥ったため、2016年8月に東証1部から2部に降格した。その後傘下に入った鴻海精密工業から出資を受けて債務超過を解消し、業績が回復したことから、同社は2017年6月、東京証券取引所に東証1部への復帰を申請していた。
これを受け、東証が審査を行った結果、規定を満たしていることが確認されたとして承認したもの。

3万人のランナーが駆ける 第7回大阪マラソン

3万人のランナーが駆ける 第7回大阪マラソン

今年で第7回を数えた大阪マラソンが11月26日、大阪市内で行われた。42.195㌔㍍のフルマラソンと初心者向けの8.8㌔㍍のコースで行われ、今年もおよそ3万人が紅葉・黄葉に彩られた晩秋の街並みを駆け抜けた。台湾、香港、タイなど海外からの参加者が、これまでで最も多くのおよそ4600人に上ったのが目を引いた。
スタート地点は大阪城公園で、フルマラソンのコースは通天閣や御堂筋など大阪中心部の観光名所を巡るもので、ゴールが大阪・南港だった。参加者の中には映画やアニメのキャラクターに扮して走る人たちもおり、沿道からのにぎやかな声援を受けながらマラソンを楽しんで走っていた。

大阪市 慰安婦像でサンフランシスコと姉妹都市解消

大阪市 慰安婦像でサンフランシスコと姉妹都市解消

大阪市の吉村洋文市長の、姉妹都市提携関係解消に言及しつつ繰り返し求めた、米国・サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長への慰安像設置に対する拒否権の発動要請は実らなかった。安倍晋三首相もリー市長に対し日本政府として、慰安婦像の受け入れに拒否権の行使を申し入れていたが、功を奏さなかった。
11月22日、リー市長が同市内に設置された慰安婦像を象徴する女性像について、中国系団体からの寄贈を受け入れるとした同市議会の決定を承認する文書に署名したことを受け、吉村市長は23日、「大変遺憾で、サンフランシスコ市との姉妹都市の信頼関係は消滅した」とコメントし、提携解消に向けた手続きを進めることを明らかにした。手続きを進め、12月中に提携を解消する考えを示した。

キタ新地盛り上げへ「北新地のうた」お披露目

キタ新地盛り上げへ「北新地のうた」お披露目

大阪市内のホテルで11月17日、大阪を代表する社交場として知られる「北新地」の街をテーマにした「北新地のうた」が披露された。これは、北新地を盛り上げようとクラブやラウンジなどおよそ430店の飲食店でつくる北新地社交料飲協会が企画し、「北酒場」などのヒット曲で知られる中村泰士さんが2曲を書き下ろした。
2曲は同日、ホテルで行われたパーティで披露された。このうち1曲「新地の女をなめんといて」を北新地で働く女性の中からオーディションで選ばれた4人組のユニットが歌うと、会場からは大きな拍手と歓声があがっていた。

大阪市 サンフランシスコとの姉妹都市解消へ

大阪市 サンフランシスコとの姉妹都市解消へ

大阪市の吉村市長は米国・サンフランシスコ市の市議会が11月14日、慰安婦問題を象徴する銅像の市への寄贈を受け入れる決議案を可決したことを受けて、サンフランシスコ市長が拒否権を行使しなかった場合、姉妹都市提携を解消する考えを示した。
これにより、11月24日の期限までにサンフランシスコのリー市長が拒否権を行使しなければ、大阪市・サンフランシスコの両市の姉妹都市関係は解消される。

BIE総会でプレゼン 2025年万博の大阪誘致へ強力アピール

BIE総会でプレゼン 2025年万博の大阪誘致へ強力アピール

2025年万博の大阪誘致に向けて、大阪府の松井知事、大阪市の吉村市長ら日本の代表が11月15日、パリで開かれたBIE(博覧会国際事務局)の総会でプレゼンテーションを行い、発展途上国に対する支援の事例を紹介しながら強力にアピール、大阪への誘致計画に理解を求めた。
2025年の万博の開催都市には大阪、フランス・パリ近郊のサクレー、ロシアのエカテリンブルク、アゼルバイジャンのバクーの4者が立候補しており、総会ではこれらの各国の代表がプレゼンテーションを行った。