「経済」カテゴリーアーカイブ

近つ飛鳥博物館で特別展「古墳時代の始まり」開幕

近つ飛鳥博物館で特別展「古墳時代の始まり」開幕

大阪府河南町の府立近つ飛鳥博物館で、特別展「古墳出現期の筑紫・吉備・畿内 2・3世紀の社会と経済」が9月30日開幕した。11月26日まで。
会場内には畿内などで出土した古墳時代の土器や農具、鏡などが展示されている。ただ、同館によると、近畿地方に古墳時代の政治的中心が形成された背景はいぜん不明な部分が多い。同展では、その手掛かりの一つとして近年の発掘調査からヤマト王権出現の背景を探っている。
10月29日には京都大学人文科学研究所の岡村秀典教授の講演「中国鏡からみた倭王権の成立」があるほか、各種講演やミニシンポジウムも予定されている。

関空 始まった国慶節の大型休暇の訪日客でにぎわう

関空 始まった国慶節の大型休暇の訪日客でにぎわう

関西空港国際線到着ロビーは10月1日、始まった国慶節の大型連休(8連休)を日本で過ごす上海や大連などからの家族連れや個人旅行客でにぎわった。
大阪入国管理局関西空港支局によると、2016年の国慶節の期間中に関空を利用した外国人旅行客は中国を中心に12万320人に上ったという。関空を運営する関西エアポートでは、今年は昨年より連休が1日多いことや、格安航空会社の新規路線が就航したことなどから、昨年並みかやや上回る旅行客が訪れると見込んでいる。
関空では期間中、中国や香港などを結ぶおよそ600便が運航される予定。

近畿の8月有効求人倍率 いぜん1.47倍の高水準維持

近畿の8月有効求人倍率 いぜん1.47倍の高水準維持

近畿2府4県の8月の有効求人倍率は1.47倍で、前月と変わらず、平成に入ってから最も高い水準を維持している。大阪労働局によると、8月に近畿2府4県で仕事を求めている人たちは30万5447人だったのに対し、企業からの求人は44万8032人だった。
府県別の有効求人倍率は大阪府が1.59倍、京都府が1.54倍、奈良県が1.33倍、兵庫県が1.32倍、滋賀県と和歌山県が1.30倍だった。大阪労働局は都市部のマンションや物流施設、介護施設などが相次いで建設されていることや、食品関連でお歳暮やクリスマスの繁忙期に必要な人材を今のうちから確保する動きがみられることが背景にあると分析している。
また、総務省によると近畿の8月の完全失業率(原数値)は前年同月比1.2㌽低下の2.9%と6カ月連続で改善した。

関西エアポートなど神戸空港運営事業で契約締結

関西エアポートなど神戸空港運営事業で契約締結

オリックス(本社:東京都港区)、ヴァンシ・エアポート(本社:フランス)および関西エアポート(本社:大阪市)の3社によるコンソーシアムは、「神戸空港特定運営事業等」における運営権者として「関西エアポート神戸」を設立し、9月26日付で神戸市との間で「神戸空港特定運営事業等公共施設等運営権実施契約」を締結した。運営権の売却価格は191億4000万円。
2018年4月1日に予定されている事業開始に向け、確実で円滑な業務の承継を行い、安全、安心の確保を第一に努めていく。関西エアポート神戸は神戸市に本社を置き、全株式を保有する開催エアポートが経営する。

御堂筋に秋の気配 イチョウの実、ぎんなん色づく

御堂筋に秋の気配 イチョウの実、ぎんなん色づく

大阪市の中心部、南北およそ4㌔㍍にわたっておよそ895本の木が植えられているが、このイチョウの実、ぎんなんが黄色く色づき秋の気配が感じられる季節となった。
9月に入って直径2㌢ほどの実をつけ始め、現在ぎんなんをつけているのはおよそ230本で、秋が深まりとともにたくさんの実をつける。御堂筋に本格的秋の訪れを告げる11月中旬には、イチョウの葉も黄色く色づく。

JR大阪・梅田に吉本興業の常設新劇場オープン

JR大阪・梅田に吉本興業の常設新劇場オープン

大阪・梅田に吉本興業の新しい常設劇場が完成し9月25日、桂文枝さんや西川きよしさんらが参加してオープニングセレモニーが開かれた。
新たに完成したのは客席数が700席の「よしもと西梅田劇場」で、JR大阪駅の南側に隣接する旧大阪中央郵便局の跡地に造られた。
25日ははじめに劇場の前で、桂文枝さんや西川きよしさんらがテープカット。中田カウス・ボタンさんが漫才を披露した。
吉本興業によると、ミナミの「なんばグランド花月」は改修のため12月まで休館するため、同劇場では25日から毎日、新喜劇や漫才、落語などが上演される。

大阪市 18年10月から入湯税導入へ 観光振興の財源に

大阪市 18年10月から入湯税導入へ 観光振興の財源に

大阪市は、市内の温泉付き宿泊施設などを対象とした入湯税を2018年10月から導入する方針を固めた。対象となるのは市内の温泉付き宿泊施設や、入浴料が1500円を超える”スーパー銭湯”など日帰り温泉施設。
大阪市によると、こうした施設は市内に17カ所あるという。施設を利用する人は1人当たり1日150円の入湯税を納めることになり、これによって年間2億~3億円の税収が見込まれ、大阪市は観光振興などの財源に充てたいとしている。

なにわ筋線 府市の計画まとまる 各600億円負担

なにわ筋線 府市の計画まとまる 各600億円負担

大阪都市部の新たな鉄道路線「なにわ筋線」について、大阪府と大阪市は総事業費のうち地方自治体分は府と市が1対1で等分負担するなどとした計画を取りまとめた。
これにより総事業費およそ3300億円のうち、地方自治体が負担するおよそ1200億円を府市がそれぞれ600億円を等分負担することになる。
なにわ筋線は新大阪駅と関西空港のアクセスを改善するため、大阪・梅田の北側と難波付近のおよそ7.4㌔㍍の区間を結ぶもので、2031年春の開業を目指している。

大阪商業地地価 最高値でミナミがキタに迫る

大阪商業地地価 最高値でミナミがキタに迫る

今年の7月1日時点の都道府県地価調査によると、大阪府では商業地の平均価格が5年連続値上がりし、上昇率も5.0%と全国で2番目に高くなった。中でも増加する訪日外国人の間で人気の高いミナミの土地の値上がりが大きくキタの1等地に迫る地価となった。
大阪の商業地で上昇率が最も高かったのはミナミの中央区宗右衛門町御門町の「クリサス心斎橋」で、昨年より29.1%値上がりし、全国の調査地点でも2番目に高い上昇率となった。この地点の地価は1平方㍍当たり1420万円と昨年より320万円も上がり、大阪府の商業地で地価が最も高かったキタの北区大深町のグランフロント大阪の1平方㍍当たり1460万円に40万円の差まで迫った。
一方、住宅地の平均地価は4年連続で横ばいだった。