淡路島で04年発見の恐竜化石は新種「ヤマトサウルス」と命名 2021年5月3日歴史くらぶsocial 北海道大や岡山理科大などの研究チームは、2004年に兵庫県の淡路島で発見された恐竜の化石が新種であることが分かったと発表した。学名は「伊弉諾(いざなぎ)の倭(やまと)竜」を意味する「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名された。 論文は4月27日付、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
野口さん搭乗の「クルードラゴン」半年ぶりISSより地球帰還 2021年5月3日アジア-社会, 歴史くらぶsocial 国際宇宙ステーション(ISS)に2020年11月から滞在していた日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人の飛行しは、日本時間5月2日午後4時前に米国フロリダ州の沖合のメキシコ湾に着水、およそ半年ぶりに地球に帰還した。民間として世界で初めて運用段階に入った宇宙船の1号機のミッションは、この帰還によって終了した。 今回の宇宙飛行が3回目となった野口さんは、ISSの滞在中に船外活動を行って新しい太陽光パネルを取り付けるための作業をしたほか、無重力でiPS細胞を培養したり、植物を育てたりする実験を行った。
ISS「きぼう」で野口さんから星出さんへたすきリレー 2021年4月28日アジア-社会, 歴史くらぶsocial 米スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン」で4月24日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した星出彰彦宇宙飛行士(52)と、ISSに滞在中の野口聡一飛行士(56)が26日、そろって記者会見した。 野口さんは星出さんに引き継ぎのたすきを手渡し、「日本人同士でたすきリレーができて本当に嬉しい」。そして、受け取った星出さんは「将来(人類が)月や火星に行くための実験・研究をしたい」と意気込みを語った。
修復 熊本城天守閣 4/26から一般公開 大被害から5年 元の姿に 2021年4月27日歴史くらぶsocial 2016年4月の熊本地震から5年。大きな被害に見舞われた国の特別史跡・熊本城(熊本市)の復旧作業は、20年にも及ぶ計画で開始されたが、天守閣の修復工事がこのほど終了。元の姿を取り戻した天守閣が4月26日から一般公開される。 2度の震度7の地震で名城の石垣は、地震発生時のニュース映像で見た無残な姿の記憶通り、全体の約3分の1で被害が出た。熊本城調査研究センターの調べによると、地震で崩落や膨らみが起きた石垣の多くは、それ以前の地震や台風、経年変化などで破損し、積み直された部分に被害が集中していたという。
NASAが火星で二酸化炭素から酸素の生成に成功 地球以外で初 2021年4月26日歴史くらぶsocial 米航空宇宙局(NASA)は4月22日、火星の探査車「パーシビアランス」に搭載した装置で、火星の大気の大半を占める二酸化炭素(CO2)から酸素をつくり出す実験に成功したと発表した。地球以外の天体で酸素をつくったのは初めてという。NASAは、人類が火星に移住する目標に向けて期待できる成果だとしている。今回の実験で宇宙飛行士1人が10分間で呼吸する量に相当する約5.4gの酸素が得られた。
星出さん乗せ宇宙船「クルードラゴン」打上げ成功 ISSへ 2021年4月24日歴史くらぶsocial 米宇宙企業、スペースXは4月23日、日本時間午後6時49分、星出彰彦宇宙飛行士(52)ら4人が搭乗する新型宇宙船「クルードラゴン」を、米フロリダ州ケネディ宇宙センターから打上げ、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう軌道投入に成功した。約1日後、ISSに到着する。星出さんの宇宙飛行は3回目で、約半年間滞在する予定。ISSでは若田光一飛行士(57)に続き、日本人で2人目となる船長を務める。
祇園祭「山鉾巡行」前祭・後祭とも新型コロナで今年も中止に 2021年4月18日歴史くらぶsocial 祇園祭山鉾連合会は4月15日、京都三大祭の一つ、祇園祭の最大の見どころ、山鉾巡行の「前祭(さきまつり)」「後祭(あとまつり)」ともに、昨年に続き今年も中止することを決めた。「新型コロナの影響で現状では行える状況にない」と判断した。 このほか、京都では5月に行われる三大祭の一つ、「葵祭(あおいまつり)」もメインイベントの雅な平安装束をまとった行列の中止が決まっている。
橘諸兄が建立の奈良期の井手寺・五重塔の基壇見つかる 2021年4月17日歴史くらぶsocial 京都府埋蔵文化財調査研究センターは4月14日、奈良時代の皇族・公卿で左大臣、橘諸兄(たちばなのもろえ、684~757年)が建立した「井手寺」跡と伝わる京都府井手町の「栢ノ木(かやのき)遺跡」で、奈良時代中期(8世紀)の五重塔の基壇跡が初めて確認されたと発表した。 今回発見された基壇跡は東西15.3m、南北15.1mのほぼ正方形。それを囲むように石敷きと北側と西側には階段も見つかった。井手寺関連で主要な建物の遺構が見つかったのは初めて。
400年前の江戸城最古の石垣か 皇居の発掘調査で見つかる 2021年4月15日歴史くらぶsocial 皇室のゆかりの美術品などを収蔵・展示する皇居・東御苑の「三の丸尚蔵館」の建て替え工事に伴う発掘調査の現場で、新たな江戸城の石垣が見つかった。江戸城の石垣としては、およそ400年前の江戸初期、慶長期後半から元和期の最も古いものとみられる。 石垣は幅16m、高さ4mほどで、7段程度に石が積み上げられ、積み方などにこれまで知られてきた江戸城の石垣とは異なる、「乱積み」技法が使われている。
国宝「鳥獣戯画」4巻全場面を一挙公開 4/13から東京で特別展 2021年4月14日歴史くらぶsocial 擬人化した動物などや人間の営みを墨で躍動的に描いた国宝「鳥獣戯画」の全容を紹介する特別展が、4月13日から東京国立博物館で開かれ、4巻すべての場面が同時に公開される。 全44m余りに及ぶ4巻のすべての場面が展覧会として同時に公開されるのは初めてで、巻ごとの特徴などを見比べることができる。特別展「国宝鳥獣戯画のすべて」は事前予約制で、4月13日~5月30日まで。