「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

朝食 20代はご飯派が大勢 JA全中調査

朝食 20代はご飯派が大勢 JA全中調査

 20代の朝食は意外にもパンよりコメのご飯-。全国農業協同組合中央会(JA全中)が実施した朝食に関する調査で、ご飯をよく食べると答えた割合が20代では半分を超え、パンを大きく上回った。ご飯の方が「腹もちがいい」ことなどが評価されたとみられる。

調査対象は20代から60代。最もよく食べている朝食の主食は、全体ではパンが49.8%とトップで、ご飯が38.7%、ヨーグルトが4.4%と続いた。年代別でみると、20代はご飯が50.6%とパンの34.5%に差をつけた。30代以上はいずれもパンと答えた人が多く、60代は6割近くを占めた。

小型鶏卵に引き合い 中食市場の拡大で需要増

小型鶏卵に引き合い 中食市場の拡大で需要増

 鶏卵の小型志向が強まっている。以前は主力のMサイズより格下とされ、単価も安かったMSの引き合いが強まり、Mよりも高値で取り引きされることが増えている。鶏卵のサイズは農林水産省の規格で決められている。伝統的な取引の中心サイズはM(1個58㌘以上64㌘未満)と、一回り大きいLだった。

ところが、近年はMS(52㌘以上58㌘未満)への引き合いが急激に伸びている。生産比率の統計はないが、10年前にMとLが全体の約8割を占め、MSは1割程度だった。これに対し、現在はそれぞれ約7割、15%程度に変わっている。10年前にはあまり考慮されることのなかった中食市場の拡大が、MS鶏卵の需要の変化をもたらした。

レモン卸値高止まり 寒波の影響で出回り少ない

レモン卸値高止まり寒波の影響で出回り少ない

 レモンの卸値が高止まりしている。東京・大田市場では現在、チリ産が1カートン(140個入り)当たり6500~6800円で、前年同期に比べて4割強高い。寒波の影響を受けた米カリフォルニア州産が主力だった7月か横ばい。チリ産も昨年の寒波の影響で、出回り量が少ない。レモンは8月からほぼ完全に米国産からチリ産に切り替わる。年間購入量の約3割がチリ産だ。

コメでワクチン摂取 コレラの下痢予防 15年治験

コメでワクチン摂取コレラの下痢予防 15年治験

 東京大学医科学研究所の清野宏所長らは、遺伝子組み換えイネを使って、コレラの下痢を抑えるワクチンを開発した。コメの一粒ずつに有効成分を閉じ込め、腸まで届ける。コメなので常温で長期保存もできる米粉にして、健康な10人に飲んでもらったところ、腸表面の粘液に毒素を抑える物質が増えた。医薬品としての実用化を想定し、2015年にも大学付属病院で、安全性を確かめる臨床試験(治験)を目指す。 

総菜大手のロックフィールドが上海に2号店

総菜大手のロックフィールドが上海に2号店

 持ち帰り総菜大手のロックフィールドは8月18日、主力ブランド「RF1」の中国2号店を上海市の久光百貨店内の食品売り場「フレッシュマート」に出店する。店舗面積は約55平方㍍。従業員数は12人。グラム単位の量り売りサラダ、フライやコロッケなど35品目を販売する。

 2012年に開設した上海1号店で培ったノウハウを生かし、品揃えなどを現地仕様に絞り込む。1号店と同様、食材は現地で調達し、店内厨房で調理して、できたてを提供する。

ドン・キホーテが総菜・揚げ物販売 後楽園店で本格導入

ドン・キホーテが総菜・揚げ物販売後楽園店で本格導入

 ドン・キホーテは標準型のディスカウントストア「ドン・キホーテ」に総菜や店内加工の揚げ物などを導入する。8月15日に東京都文京区にオープンする「後楽園店」に先行導入し、既存店や新たな出店店舗への導入を検討する。総菜という購入頻度の高い“集客装置”の導入で近隣商圏を攻略する。

 

京野菜をトルコでPR JAグループ京都・農水省

京野菜をトルコでPR JAグループ京都・農水省

 JAグループ京都と農林水産省は8月26日、トルコのイスタンブール市で現地政府高官らを招いて晩餐会を開く。京都の和食料理人らが万願寺とうがらしや水菜など京野菜を使った料理を提供する。日本とトルコの国交樹立90周年の一環として、同国での和食普及を目指す。

 オスマン帝国の君主が居住したトプカプ宮殿で老舗和食「美濃吉」の料理人が腕を振るうほか、京野菜の魅力を説明する講演も予定している。同市内のレストランで宇治茶を無料提供したり、京野菜の農家やトルコの流通業者を集めた交流会も開く予定。

1~6月農林水産物輸出10%増 円安・和食ブームで

1~6月農林水産物輸出10%増円安・和食ブームで

 農林水産省によると、2014年1~6月の農林水産物の輸出額は前年同期比10.3%増の2840億円となった。海外での和食ブームや円安が追い風になった。このペースが続けば、年間の輸出額は2年連続で過去最高を更新する。

 輸出額は肉や野菜、果実などの農産物、丸太や合板などの林産物、魚介類や真珠などの水産物のいずれも増えた。全体の輸出先をみると、香港が616億円で最も多く、米国の418億円、台湾の386億円が続いた。主な品目は牛肉が前年同期比27.4%増の34億円、援助向けを除くコメが41.7%増の6億円、日本酒が同9.1%増の54億円、水産物ではマグロやサケ、マスの輸出が好調だった。

 13年の年間輸出額は5505億円で20年ぶりに過去最高を更新した。政府は20年に食の輸出額を1兆円とする目標を掲げている。

プチ“セレブ”感訴求の海外外食チェーン続々上陸

プチ“セレブ”感訴求の海外外食チェーン続々上陸

 海外発の外食チェーンによる日本への「初上陸」や「再上陸」の動きが相次いでいる。健康志向のヨーグルトや高級ハンバーガーなど、やや高価格帯だが、ぜいたくな気分を楽しめるのが特徴だ。

 「ハリウッドセレブに人気」とアピールする米国発のヨーグルトチェーン「」ピンクベリー」の国内第1号店が7月、東京・台場にオープンした。店頭のガラスケースには、マンゴーやアーモンドなど色彩豊かな食材が並ぶ。客はヨーグルトに盛り付けるトッピングを、果物など約30種類の中から選ぶ。トッピングした通常サイズの価格は640円と高めだが、顧客には受けている。

 約30年前に日本から撤退したが、15年に国内再進出を目指すのは、米ハンバーガーチェーンの「カールス・ジュニア」。同業態のチェーンと合わせて世界31カ国に3473店舗を展開する。ハンバーガーの価格は400円程度するが、パン屋肉の素材にこだわっている。

木曽路 北新地など3店で牛肉 松坂牛などと“偽装”

木曽路 北新地など3店で牛肉松坂牛などと“偽装”

 しゃぶしゃぶ、日本料理店などを全国展開する木曽路(本社・愛知県名古屋市)は8月14日、大阪市(北新地店)、神戸市(ハーバーランド店)、愛知県刈谷市(刈谷市店)の3店で、メニューに松阪牛や佐賀牛などと表現しながら、実際には安価な他の和牛を使い、計7171食を提供していたと発表した。