バター不足 16年度も続く 業界団体が需給見通し
酪農・乳業の業界団体「Jミルク」は1月27日、2016年度もバターの供給が需要を下回り、バター不足の状況が続くとの見通しを発表した。
原料となる生乳(搾ったままの牛乳)の生産量が前年度に比べ0.6%少ない約737万㌧となるため、近年品薄が続いている国産バターの生産量も0.7%少ない約6万6700㌧にとどまると予想。これに対し、見込まれる需要は前年度並みの約7万4800㌧で、約8200㌧不足するとの試算だ。
農林水産省は5月にも追加の輸入が必要かどうか判断する。