「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

缶チューハイ増産 猛暑で需要増 キリン、サントリー

缶チューハイ増産 猛暑で需要増 キリン、サントリー

大手ビール系メーカーは、全国的な記録的猛暑で需要が伸びる缶チューハイの生産を増やす。キリンビールは8月に「氷結」などを前年比2割、サントリースピリッツも「マイナス196°C」を中心に8~9月に1割増産する。高めのアルコール度数や果汁を多く使った商品の販売が好調に推移している。

神戸らんぷ亭 全牛丼店閉店しラーメン店などに

神戸らんぷ亭 全牛丼店を閉店しラーメン店などに

牛丼チェーンの神戸らんぷ亭(東京)が7月末までに牛丼店を全店閉鎖したことが8月13日、分かった。大手牛丼チェーンの競争激化や、牛肉など原材料価格の高騰などがその背景にあるとみられる。閉鎖した店舗は順次、ラーメン店などに改装しているという。10年ほど前までは40店程度展開していたが、今年7月には数店まで減っていた。
1993年、大手スーパー・ダイエーの全額出資で設立され、94年に牛丼チェーン展開し始めた、その後、IT企業に譲渡され、さらにカラオケの運営会社の傘下に入っていた。

「メニューが回復のカギ」日本マクドナルド社長

「メニューが回復のカギ」日本マクドナルド社長

日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長は8月12日、「業績回復の起爆剤となるのはメニューだ」と述べ、独自商品や海外のマクドナルドで好評の商品を日本で出す考えを示した。
また、長期にわたる業績低迷から、足元ではようやく回復の兆しがみられ「8月も良い状況にある」として、月次で増収に転じる可能性を示唆した。

キューピー ハラルマヨネーズ 小分けタイプを商品化

キューピー  ハラルマヨネーズ 小分けタイプを商品化

キューピーは9月1日から、マレーシア子会社で製造したハラル対応のマヨネーズで、少量小分けタイプ商品を販売する。イスラム圏から日本を訪れる外国人の増加に加え、国内大学の留学生も多く需要があると判断した。ホテルのバイキング料理などに自由に取れる形式で置く調味料の需要もあるとみている。
6月発売の300㌘商品に続く品揃え充実で、イスラム圏の幅広い需要に応える。300㌘商品は、外国人観光客が多いホテル、レストランなどに販売している。小分け商品は1個容量が15㌘の使い切りサイズで、小分け放送されているため、外出時の持ち歩きにも便利。

アヲハタがパンに塗るテリーヌ6品8/17から販売

アヲハタがパンに塗るテリーヌ6品8/17から販売

アヲハタ(広島県竹原市)は8月17日から、パンに塗って食べるペースト状のテリーヌ「アヲハタ塗るテリーヌ」6品を発売する。広島産のカキ、国産鶏のチキンレバーペースト、黒と緑のオリーブなど、魚介系、肉系、野菜系を2品種ずつそろえた。
パンに塗りやすく、屋サイトの相性がいいため、パン・野菜と組み合わせたバランスのいい主食が簡単にできる。内容量は73㌘、消費税抜き価格は348円。

大庄が宮崎産鶏肉で川崎市に新業態店・1号店開業

大庄が宮崎産鶏肉で川崎市に新業態店・1号店開業

居酒屋「庄や」などを展開する大庄(東京都大田区)は、宮崎県産の鶏肉を使う新業態店「とり家 ゑび寿(とりや えびす)」の1号店を神奈川県川崎市に開いた。宮崎県の鶏肉生産・加工業者と契約し、新鮮な鶏肉を空輸で直接仕入れたメニューが特徴。食材にこだわった専門性の高さを前面に打ち出すという。
大庄が鶏肉生産・加工のエビス商事(宮崎県都城市)と契約し、同県で加工後1日以内の新鮮な鶏肉をメニュー化した。

おつまみ漬物 ファミリーマートが発売

おつまみ漬物 ファミリーマートが発売

ファミリーマートは、ニンニク風味の浅漬け2種類を発売した。消費増税後に高まった節約志向に対応し、自宅で気軽に楽しめるおつまみとして提案する。
国産のキュウリを塩だれに漬け込んだ「おつまみ きゅうり」(248円)と、国産の白菜しょうゆだれに漬け込んだ「おつまみ 白菜」(198円)を売り出した。かつおだしを使ったタレにニンニクを加えて、通常の浅漬けよりも味を濃くした。北海道、宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く全国のファミリーマート約1万8000店で販売する。

ダイエー店舗限定でクラフトビール投入 銀河高原ビール

ダイエー店舗限定でクラフトビール投入 銀河高原ビール

銀河高原ビール(岩手県西和賀町)はダイエー(東京都江東区)の店舗限定で、クラフトビール「アメリカンペールエール300㍉㍑ボトル」を発売した。消費税抜き価格は275円。販売数量は840㌤(1万6800本)を計画。繊細で柑橘系の香りと苦みを持つ。北米産のカスケードホップを使い、重厚な味わいに仕上げた。

国産牛「赤身」の卸価格3割高「霜降り」に近づく

国産牛「赤身」の卸価格3割高 「霜降り」に近づく

国産牛肉の「赤身」の卸価格が上昇し、一段と「霜降り」に近づいている。消費者の健康志向によって肉の選びが変わりつつあり、赤身は1年で3割減となった。脂肪分であるサシが豊富な肉よりも2倍のペースで上昇している。全国的に子牛が足りなことも影響しており、赤身が高級品となりつつある。
和牛(去勢)では代表的な赤身であるA-2等級の東京市場での卸価格(加重平均)が、8月に入り1㌔2100円を超える日もある。ここ1年で3割高となり、1990年以降では最高値となった。
これまで最高級として定着していた霜降りはA-5の卸価格が同2500円前後で推移している。年間の上昇率は15%前後と、勢いでは赤身に軍配が上がる。赤身と霜降りの卸価格では約4年前まで1㌔当たり1000円近い価格差があった。それが今では、赤身の上昇によって3000円台半ばと、その差は3分の1近くに縮小している。

野菜ジュース原料100%国産 カゴメが限定販売

野菜ジュース原料100%国産  カゴメが限定販売

カゴメは8月下旬、原料の野菜に国産品だけを使った野菜ジュースの限定品を売り出す。昨夏、国産トマトだけを使ったトマトジュースを数量限定で販売したところ好評で、野菜ジュースでも国産野菜だけを使うことにした。価格は従来品よりも2割高いものの、野菜本来のおいしさや食の安全・安心を求める消費者は多いとみている。
カゴメの従来商品である「カゴメ野菜ジュース」や「野菜生活100」などのシリーズでは、原料の野菜をペースト状で輸入する場合が多い。ペーストに野菜を加えてつくる濃縮還元製法を用いている。
新商品「カゴメ野菜ジュースプレミアム」は国産野菜を搾ってつくるストレート製法タイプを採用する。味の調整で加えるレモン果汁は海外産を使うが、食塩などは添加しておらず、素材本来の味わいを感じられるのが特徴という。
25日に数量限定で発売する。内容量は720㍉㍑で店頭想定価格は税別290円前後。従来商品より2割程度高い。