テーブルマーク 9/1から食物繊維豊富なパックごはん
テーブルマークは9月1日、パックごはんの新シリーズ「美食生活 食物せんい入りごはん」(3食入り、店頭想定価格は税別480円前後)を発売する。炊きたてのごはんのような、ふっくらとした食感が楽しめる。食物繊維が成人女性の1日の摂取基準量の約半分の9㌘含まれている。食物繊維の豊富なご飯として売り出す。「新潟産コシヒカリ」と「北海道産ゆめぴりか」の2種類用意している。
15年1~6月輸入野菜・食肉が12~16%高
輸入野菜や果実、肉類の価格が一段と上昇している。2015年1~6月の輸入価格は前年同期比12~16%高い。円安の進行や日本の産地の天候不順による不作で、代替需要が増えたのが要因。ニンニクや牛バラ肉の上昇が目立つ。
貿易統計によると、全体の輸入価格(1~6月累計)は野菜が14.1%高、肉類が11.6%高だった。1~6月に円がドルに対し17.9%下落(月末平均)しており、為替変動分が円建て輸入価格に反映された格好だ。
中国産ニンニクの輸入価格は1㌔214円と前年同期比30.9%上昇した。日本産卸価格も産地での不作で1~6月にに前年同期比3割上がっている。米国産牛肉は1~6月バラ肉(冷蔵)の平均単価は25%高の772円。輸入量は7%減の2万9000㌧だった。
宮城・勝山酒造 日本酒輸出強化 高級品にシフト
宮城県の有力酒造会社、勝山酒造(仙台市)は日本酒の輸出を強化する。8月から米国に輸出している製品を高級な種類に切り替える。年内には初めて日本酒をタイにも輸出する。
海外では日本食人気が高まり、現地における日本食料理店の開業も増えている。8月から米国に輸出するのは純米大吟醸の「伝(720㍉㍑、5千円)」「暁(同1万円)」「元(同1万円)」の3種類。タイにも「伝」「暁」「元」の3種類を年内に輸出する。2016年以降は、勝山酒造がつくる日本酒の種類で最も高い「ダイヤモンド暁(同3万円)」の輸出も視野に入れている。初年度は約500万円の売り上げを目標にしている。
アジアから8.7%増 15年上半期食料品輸入
財務省が発表した2015年上半期(1~6月)の貿易統計速報によると、食料品の輸入額は前年同期比7.4%増の3兆4773億2300万円だった。肉類が10.8%増と大幅に増え、魚介類(4.7%増)や穀物類(2.9%増)も堅調だった。
国・地域別ではアジアが同8.7%増の1兆1636億3000万円と大幅に伸びた。これを品目別にみると魚介類7.0%増となったのをはじめ、肉類(17.4%増)、野菜(8.3%増)も順調だった。アジアのうち中国は3.9%増の4859億7100万円、ASEANは14.1%増の4867億8600万円。米国は5.0%増の8139億2700万円だった。
15年産コシヒカリ作付けシェア36.1% 3年連続低下
米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が7月31日発表した2015年産の主食用米の品種別の作付け割合は「コシヒカリ」が前年比0.3㌽低い36.1%だった。低下は3年連続だ。価格競争を避ける狙いで、特色のある新品種に作付けを転換する動きが続いている。
コシヒカリは37年連続でのシェア首位だったが、2000年度以来15年ぶりの低水準となった。2位は「ひとめぼれ」で前年同期比0.1㌽低下の9.6%、3位の「ヒノヒカリ」は横ばいの9.2%、以下、「あきたこまち」7.1%、「ななつぼし」3.2%、「はえぬき」2.8%、「キヌヒカリ」2.5%と続いた。