「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

テーブルマーク 9/1から食物繊維豊富なパックごはん

テーブルマーク 9/1から食物繊維豊富なパックごはん

テーブルマークは9月1日、パックごはんの新シリーズ「美食生活 食物せんい入りごはん」(3食入り、店頭想定価格は税別480円前後)を発売する。炊きたてのごはんのような、ふっくらとした食感が楽しめる。食物繊維が成人女性の1日の摂取基準量の約半分の9㌘含まれている。食物繊維の豊富なご飯として売り出す。「新潟産コシヒカリ」と「北海道産ゆめぴりか」の2種類用意している。

関空が食材輸出の倉庫新設 海外の需要増に対応

関空が食材輸出の倉庫新設  海外の需要増に対応

新関西国際空港会社は8月3日、関西空港内に食材の油種に特化した倉庫を国内空港で初めて設置すると発表した。日本食の普及に伴う海外の日本食材への需要増大に対応する。国際物流を手掛ける航空集配サービス(千葉県習志野市)が設置、運営する。
名称は「キックス・クーレックス」で、7月31日から取り扱いを始める。関西空港の国際kさも津地区に約1500平方㍍の倉庫を設け、食材を15度、5度、マイナス20度の3つの温度に保つことができる。
将来は簡単な食品加工を行い、イスラム教徒の戒律に対応した「ハラル認証」の取得も検討する。

関西学研都市に初のレタス工場 スプレッド

関西学研都市に初の大規模レタス工場 スプレッド

関西文化学術研究都市にある大阪ガス所有地(木津川市)に野菜生産ベンチャーのスプレッド(京都市下京区)が進出することが分かった。建築面積4400平方㍍の大規模なレタス工場兼研究所を、2017年春にも稼働させる。同学研都市で植物工場兼研究所の進出は初めて。

近畿大学水産研究所 成長速いクエの交雑魚を開発

近畿大学水産研究所 成長速いクエの交雑魚を開発

近畿大学水産研究所は、関西を中心に刺し身や鍋料理が人気の高級魚、クエの交雑魚を開発した。東南アジアなどに生息する近縁種と掛け合わせ、食味はそのままにクエよりも1年以上早く出荷サイズの2㌔以上に育つ。
クエは天然魚が少なく、養殖でも出荷サイズになるまでに4~5年以上かかる。今後は交雑魚を大量に育てる技術を確立し、普及を目指す。近縁種のタマカイの精子とクエの卵を人工授精して交雑魚をつくった。

15年1~6月輸入野菜・食肉が12~16%高

15年1~6月輸入野菜・食肉が12~16%高

輸入野菜や果実、肉類の価格が一段と上昇している。2015年1~6月の輸入価格は前年同期比12~16%高い。円安の進行や日本の産地の天候不順による不作で、代替需要が増えたのが要因。ニンニクや牛バラ肉の上昇が目立つ。
貿易統計によると、全体の輸入価格(1~6月累計)は野菜が14.1%高、肉類が11.6%高だった。1~6月に円がドルに対し17.9%下落(月末平均)しており、為替変動分が円建て輸入価格に反映された格好だ。
中国産ニンニクの輸入価格は1㌔214円と前年同期比30.9%上昇した。日本産卸価格も産地での不作で1~6月にに前年同期比3割上がっている。米国産牛肉は1~6月バラ肉(冷蔵)の平均単価は25%高の772円。輸入量は7%減の2万9000㌧だった。

宮城・勝山酒造 日本酒輸出強化 高級品にシフト

宮城・勝山酒造 日本酒輸出強化 高級品にシフト

宮城県の有力酒造会社、勝山酒造(仙台市)は日本酒の輸出を強化する。8月から米国に輸出している製品を高級な種類に切り替える。年内には初めて日本酒をタイにも輸出する。
海外では日本食人気が高まり、現地における日本食料理店の開業も増えている。8月から米国に輸出するのは純米大吟醸の「伝(720㍉㍑、5千円)」「暁(同1万円)」「元(同1万円)」の3種類。タイにも「伝」「暁」「元」の3種類を年内に輸出する。2016年以降は、勝山酒造がつくる日本酒の種類で最も高い「ダイヤモンド暁(同3万円)」の輸出も視野に入れている。初年度は約500万円の売り上げを目標にしている。

アジアから8.7%増 15年上半期食料品輸入

アジアから8.7%増  15年上半期食料品輸入

財務省が発表した2015年上半期(1~6月)の貿易統計速報によると、食料品の輸入額は前年同期比7.4%増の3兆4773億2300万円だった。肉類が10.8%増と大幅に増え、魚介類(4.7%増)や穀物類(2.9%増)も堅調だった。
国・地域別ではアジアが同8.7%増の1兆1636億3000万円と大幅に伸びた。これを品目別にみると魚介類7.0%増となったのをはじめ、肉類(17.4%増)、野菜(8.3%増)も順調だった。アジアのうち中国は3.9%増の4859億7100万円、ASEANは14.1%増の4867億8600万円。米国は5.0%増の8139億2700万円だった。

讃岐うどん 全国各地の特産とコラボ 石丸製麺

讃岐うどん 全国各地の特産とコラボ 石丸製麺

製麺業の石丸製麺(高松市)は、讃岐うどんと全国各地の特産品を組み合わせた創作うどんの開発を本格化する。各地の特産の緑茶などを乾麺に練り込んだ讃岐うどんを開発して受託製造する。新たな郷土食や特産品の商品化を支援し、地域振興を後押しする。金沢市の流通業者と連携し、地元特産のほうじ茶「棒茶」を讃岐うどんの乾麺に練り込んだ商品の受託製造を始めた。

カップ入り豆腐8月下旬から発売 相模屋食料

カップ入り豆腐8月下旬から発売  相模屋食料

豆腐製造最大手の相模屋食料(前橋市)は、外出先でも手軽に食べることのできるカップ入り豆腐を8月下旬に発売する。水を入れずに殺菌密封することで、開封後すぐに食べることができる。夏のイベント会場や関東、関西のスーパーで販売し、健康意識の高い女性の需要を開拓する。発売する「ナチュラルとうふ premium」は20~30歳代前半の女性の朝食や昼食需要を見込む。発売からは約10カ月で約1300万パックを売り上げた人気シリーズ「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」よりもコクを強く出し、固形性を高めた。豆腐の容量120㌘で参考販売価格は198円。

15年産コシヒカリ作付けシェア36.1% 3年連続低下

15年産コシヒカリ作付けシェア36.1% 3年連続低下

米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が7月31日発表した2015年産の主食用米の品種別の作付け割合は「コシヒカリ」が前年比0.3㌽低い36.1%だった。低下は3年連続だ。価格競争を避ける狙いで、特色のある新品種に作付けを転換する動きが続いている。
コシヒカリは37年連続でのシェア首位だったが、2000年度以来15年ぶりの低水準となった。2位は「ひとめぼれ」で前年同期比0.1㌽低下の9.6%、3位の「ヒノヒカリ」は横ばいの9.2%、以下、「あきたこまち」7.1%、「ななつぼし」3.2%、「はえぬき」2.8%、「キヌヒカリ」2.5%と続いた。