「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

「ガスト」でちょい飲み強化 平日ビール割引

「ガスト」でちょい飲み強化 平日夕方ビール割引

すかいらーくは8月、主力のファミリーレストラン「ガスト」の全店で平日夕方にビールを割引価格で提供する。”ちょい飲み”需要を取り込む。先行して導入した中華料理の「バーミヤン」などで客数増などの効果を確認できたため、約1400店を展開するガストに広げる。
8月3日から平日の午後4~6時、ビール(400㍉㍑)の価格を税抜き449円から同249円に割り引く「ハッピーアワー」をガスト全店で導入する。

地域の好み反映した缶コーヒー「BOSS」サントリー

地域の好み反映した缶コーヒー「BOSS」サントリー

サントリー食品インターナショナルは9月1日に、全国7つの地域別の缶コーヒー「BOSS」を発売する。北海道はまろやかなコーヒーのコク、関西はミルクの甘さを重視といったように、全国7地域でそれぞれ豆のハイ同比率や味わいを変え、ご当地のブレンド缶コーヒーとして発売する。容量・価格は一般の缶コーヒーと同じで、消費税抜きの価格は115円。7地域の缶コーヒーはすべて「ボス レインボーマウンテンブレンド」ブランド。

からふね屋珈琲を買収 JR西日本子会社

からふね屋珈琲を買収 JR西日本子会社

西日本旅客鉄道(JR西日本)子会社のジェイアール西日本フードサービスネット(大阪市)は7月31日、関西で喫茶店を運営するからふね珈琲(東京都目黒区)を買収すると発表した。買収額は非公表だが、6億円超とみられる。JR西日本はからふね屋を軸に駅構外での飲食店出店を加速する。

宮崎産コシヒカリ5%高 15年新米やや高め

宮崎産コシヒカリ5%高 15年新米やや高め

2015年の新米商戦が始まった。首都圏や関西圏のスーパーに並び始めた九州産の早場米の店頭価格は、前年と比べるとやや高めだ。産地が出荷価格を3年ぶりに引き上げたのが影響した。政府は主食用米の供給を減らすため飼料米への転作を推進しており、コメの値下がりに歯止めがかかった。
代表的な早場米の宮崎産コシヒカリの店頭価格は5㌔1680~1880円(消費税抜き)が中心。前年同期の14年産米と比べ100円」(約5%)高い。JAグループは生産者の手取りを増やす狙いで、卸向け販売価格を前年比4%高の60㌔1万5000円に設定した。

サントリー ISSで酒の熟成実験 8/16こうのとりに積載

サントリー ISSで酒の熟成実験 8/16こうのとりに積載

サントリーホールディングスは7月30日、国際宇宙ステーション(ISS)で酒を熟成する実験を始めると発表した。無重力状態が酒に与える影響を調べ、酒がまろやかになるメカニズムの解明を目指す。
酒は8月16日に、種子島宇宙センターから打ち上げられる無人補給機「こうのとり」に載せ、宇宙ステーション内の日本実験棟「きぼう」で1年から数年、保管する。保管後は地球に持ち帰り、成分などを詳しく分析する。ウイスキーの専門家も試飲して味を確かめる。実験用の酒は、樽で21年貯蔵したウイスキーやアルコール濃度40度のエタノールなど5種類の蒸留酒系1㍑を用意した。

牛肉74万㌧で最終調整 日米輸入制限の発動条件

牛肉74万㌧で最終調整 日米輸入制限の発動条件

日米両政府は、日本への輸入が急増した場合に関税を引き上げる緊急輸入制限措置(セーフガード)について、牛肉は約74万㌧、豚肉15万㌧を発動基準とする方向で最終調整に入った。セーフガードの条件が固まったことで、牛豚肉の交渉は終わり、日米間のTPP交渉は、残るコメと自動車の妥結を目指す。

「丸亀製麺」など国内外で25年度までに6000店に

「丸亀製麺」など国内外で25年度までに6000店に

うどんチェーン店「丸亀製麺」などを展開するトリドールは7月30日、国内外の店舗網を2025年度までに6000店に拡大する世界戦略を発表した。現在の約6倍にあたる規模で、今後3年間で10億円規模を投じる企業の合併・買収(M&A)などで海外に積極展開する。
トリドールの粟田貴也社長は、14年度末で779店に増えた丸亀製麺の今後の国内出店数は年10~20店に抑える一方、海外に経営資源を集中的に投入するとの考え方を明らかにした。

カレーに酢飯 さっぱり味 くらコーポレーション

カレーに酢飯 さっぱり味 くらコーポレーション

くらコーポレーションは7月29日、開店すし店「無添くら寿司」で、すしのシャリを使ったカレーライスを発売すると発表した。独自開発の酢飯で、さっぱりした味に仕上げた。価格は378円。7月31日から全国の店舗でサイドメニューとして提供する。
酢飯に合わせるルーには26種のスパイスと、13種の野菜・果物を使用した。同社のサイドメニューの売り上げは大手回転すし店では比率が高く、全体の2割以上を占めている。

外食2カ月ぶり減 6月売上高 ファミレス健闘続く

外食2カ月ぶり減 6月売上高 ファミレス健闘続く

日本フードサービス協会(JF)は7月27日、6月の外食産業市場の売上高が前年同月比2.3%減となり、2カ月ぶりに前年比マイナスに転じたと発表した。日曜日が1日少ないうえにファミリー層の需要が多く、日本マクドナルドで起きた異物混入問題の余波が続くファストフード業態が同5.9%減だったことが響いた。客数は17カ月連続でマイナスの同4.0%減だったが、客単価は25カ月連続でプラスの同1.7%増となった。ファミリーレストラン業態は客数が同1.5%減だったが、客単価が同2.9%増で売上高は26カ月連続のプラスとなる同1.3%増だった。パブ・居酒屋業態の売上高は、居酒屋の店舗数が同6.4%減となった影響などを受け、4カ月連続でマイナスの同5.1%減と不調が続いている。

世界が食べ始め、広がる日本の抹茶市場

世界が食べ始め、広がる日本の抹茶市場

抹茶人気が高い。テーブルで手軽にできる抹茶教室や簡単に飲める商品が登場。抹茶菓子などをけん引役に市場が広がり、世界も注目する新たな日本ブランドに育ちつつある。
着物や正座が要らないテーブル抹茶教室が首都圏で根づき、日本茶専門店で抹茶類の販売が好調だ。手軽さは、高級でオシャレな抹茶を身近なものにし、需要を着実に増やしている。だが、需要の最大のけん引役は「食べる抹茶」だ。
宇治茶専門店「茶寮都路里」の大丸東京店では抹茶菓子の店頭販売が前年比2割増で推移している。日本茶レストランの「1899 お茶の水」は抹茶ビールに加え、抹茶のポテトサラダや抹茶を片栗粉に混ぜた揚げ出し豆腐のサラダを提供。ふりかけとして出すレストランも登場している。全国茶生産団体連合会によると、抹茶原料のてん茶の生産量は2014年に約1969㌧。10年前より36%増え、過去最高を更新した。茶葉全体が19%減ったのと対照的だ。
抹茶が日本に伝わったのは約800年前。禅僧の栄西が茶の粉末をお湯でかき混ぜる「抹茶法」を伝えたとされる。その後、抹茶は茶道文化の象徴として、長年格式の高いイメージが強かった。
それが20年ほど前、1996年、ハーゲンダッツが抹茶味のアイス、2001年にスターバックスコーヒーが抹茶とクリームの氷飲料をそれぞれ発売し、市場に抹茶の新しい楽しみ方を提起した形となった。