ファンケル 中性脂肪減らす機能性食品を発売
ファンケルヘルスサイエンス(横浜市中区)は、中性脂肪を減らす働きを持つ機能性表示食品「健脂サポート」を6月19日発売した。血中の中性脂肪を減少させる作用を示す成分のモノグルコシルへスぺリジンを、1日接種目安量(4粒)当たり350㍉㌘配合した。同成分に関する臨床研究論文を集めて検証し、消費者庁に機能性表示食品として受理された。約30日分(120粒)入り製品の価格は2047円(消費税込み)。
鶏卵卸価格 気温上昇・需要減で落ち着き2%安に
鶏卵の卸価格が徐々に落ち着いてきた。指標となるJA全農たまご(東京都新宿区)の相場(Mサイズ、東京地区)は6月15日に前週末比2%安の1㌔220円となった。最高気温が30度を超える地域が増え、暑さでタマゴの需要が減少してきた。
直近の高値の5月上旬と比べ、卸価格は6%下がった。タマゴは気温が上昇するにつれて鍋などの用途が減る。それとともにスーパーなど小売店による発注が鈍ってきた。
ただ、これでも例年に比べ卸価格はまだ高い水準にある。2014年6月中旬は1㌔200円、13年は同153円だった。今年は①年初から5月上旬にかけて例年のパターンとは逆に相場が上昇した②円安によって飼料価格が高止まりした–などの影響で、卸価格への転嫁が進んだためだ。
14年外食市場24兆3686億円で3年連続増
日本フードサービス協会(JF)が6月15日に発表した2014年の外食産業の市場規模の推計額は前年比1.5%増の24兆3686億円だった。3年連続で増加した。消費増税や夏場の天候不順による伸び悩みはあったが、1人当たりの外食支出額や訪日外国人、法人交際費の増加などが寄与した。
飲食店の市場規模は前年比1.6%増の13兆1213億円だった。「食堂・レストラン」は同2.7%増、「そば・うどん店」は同1.2%増、「すし店」は同1.2%増だった。ファストフードのハンバーガー店ナドを含む「その他の飲食店」は、日本マクドナルドの使用期限切れ鶏肉問題発覚の影響を受け、同4.9%減と落ち込んだ。