「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

全国各所で新春の味「七草がゆ」で健やか祈願

全国各所で新春の味「七草がゆ」で健やか祈願

全国の神社や施設、百貨店などで1月7日、1年の無病息災を願い「七草がゆ」が振る舞われた。
東京・浅草の鷲(おおとり)神社で「七草がゆ」が振る舞われ、参拝客らは健康を祈り、新春の味を楽しんだ。セリ、ナズナなど「春の七草」のほか、小松菜などを入れ、塩で味付けしたおかゆ約500食が用意された。
大阪では阪神百貨店・梅田本店で恒例となった「七草がゆ」が振る舞われた。毎年訪れるという多くの顧客らで開店前から長い行列ができ、セリ、ナズナ、ゴギョウなど用意された約500食は1時間ほどでなくなった。

宇治茶・福寿園で日本一早い新茶摘み 温室栽培で

宇治茶・福寿園で日本一早い新茶摘み 温室栽培で

宇治茶の福寿園(京都府木津川市)は1月5日、同社の研究施設で栽培されている新茶の初茶摘みをした。2016年度の新茶としては「日本一早い茶摘み」となった。同社は年間を通じて新茶を収穫できるように研究を進めている。温度や湿度、光量を調整することで生育を促し、冬季に収穫できるようにした。
広さ100平方㍍の温室内で、茶摘みした。1月の茶摘みは通常より4カ月ほど早い。今回は生葉で3㌔㌘を収穫。乾燥など加工して得られる新茶は500㌘になる見込み。

アサヒ 糖質50%オフの7年ぶり新ビール3/23から販売

アサヒ 糖質50%オフの7年ぶり新ビール3/23から販売

アサヒビールは1月6日、7年ぶりに新ビール「アサヒ ザ・ドリーム」を3月23日から販売すると発表した。「スーパードライ」に並ぶ看板ブランドに育てていく方針。
ザ・ドリームは「2年かけて開発した、ビール通にも納得してもらえる商品」とし、ビールには珍しい糖質50%オフを実現した。想定価格は350㍉㍑入り税込み225円前後。テレビCMにはラグビー日本代表の五郎丸歩選手を起用する。

「吉野家」暖冬で鍋物伸びず 牛丼大手の12月売上高

「吉野家」暖冬で鍋物伸びず 牛丼大手の12月売上高

牛丼大手3社の2015年12月の既存店売上高が1月5日出そろった。吉野家ホールディングスの「吉野家」は前年同月比7.9%減と11月に続いて大幅減収となった。暖冬の影響などで鍋物商品の売り上げが伸びず、牛丼の値上げによる客数減を補えなかった。
ゼンショーホールディングスの「すき家」は0.3%減とほぼ前年並みの水準だった。同社も鍋物商品を冬向けに投入したが、新商品を加えたことなどが奏功した。松屋フーズの「松屋」は定食の新商品が好調で1.2%増だった。

築地のマグロ初セリで最高値1匹200㌔・1400万円

築地のマグロ初セリで最高値1匹200㌔・1400万円

新春恒例の初セリが1月5日、全国の主要な卸売市場で開かれた。2016年11月に豊洲新市場に移転するため、80年の歴史に幕を下ろす、今回が最後の築地市場では、青森県大間産クロマグロが最高値で1匹1400万円(200㌔)で落札された。1㌔当たりの価格は7万円で2015年の2.8倍だった。
落札者は5年連続となるすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(東京都中央区)だった。

「あまおう」米国に輸出へ 福岡県が市場調査

「あまおう」米国に輸出へ 福岡県が市場調査

福岡県は新年度、県産の高級イチゴ「あまおう」の米国への輸出に向けた環境づくりに乗り出す。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の大筋合意による関税撤廃を見越して市場調査を実施し、生産者に働きかける。
あまおうは香港やシンガポールなどアジア向けの輸出が伸びているが、世界の食が集まる激戦のニューヨークに乗り込んで、さらなるブランド確立を目指す。県は新年度予算案に関連費用を計上する方針。
あまおうは大ぶりな粒と糖度の高さが特徴。国内のイチゴで販売単価のトップで、アジア市場でも高級イチゴと認知され、贈答用などとして日本国内の2~3倍の価格で取引されている。
2014年度には香港、シンガポール、台湾、タイなどアジア市場中心に85㌧が輸出されているが、米国にはほとんど出回っていない。

東北高速道のおみやげランキング1位は「平泉金宝漬」

東北高速道のおみやげランキング1位は「平泉金宝漬」

全国各地のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)で販売されている郷土料理や地元の特産品、名産品などおみやげ168品の中から、投票で人気のおみやげを決める「おみやげ総選挙」が2015年10月1日から12月31日にかけて行われた。
今回は東北自動車道の北部にあるSA・PAで販売されているおみやげランキングを紹介する。1位は前沢SA下り線の「平泉金宝漬」(3090円)だった。中世の東北藤原王朝時代の岩手県平泉町の文化遺産が、世界遺産に登録されたことを記念して、三陸海宝漬で有名な中村家が発売した。ご飯に、おつまみに最適の一品。保冷材付きなので、持ち帰りに便利だ。
2位は前沢SA上り線の「さんりくの塩マカロン」(1080円)。美しい三陸を取り戻したいとの願いから、美しい海をイメージしたブルーのマカロンが生まれた。3位には滝沢PA上り線の「南部せんべい小判詰合せ」(1080円)。一口サイズの食べやすい南部せんべいの詰め合わせだ。国産バターの香りが際立つクッキータイプのせんべいで、果糖、豆、ごま、かぼちゃの4つの味が楽しめる。

食品成分表5年ぶり改訂 発芽玄米など313品増やす

食品成分表5年ぶり改訂 発芽玄米など313品増やす

学校や病院の給食、外食産業のメニュー作りに広く使われる「日本食品標準成分表」が5年ぶりに改訂された。文部科学省資源調査分科会は健康志向やアレルギー対策で食べる機会が増えている発芽玄米、米粉パンなどを新たに加えたほか、糖尿病患者向けに主な食品の炭水化物量を正確に算定した。
今回は食品数を15年ぶりに拡充し、313品増の2191品目とした。新たに掲載したのは刺し身や天ぷらなどの日本食、健康志向を反映した発芽玄米や五穀、アマニ油、アレルギー対策で食べられている米粉パン、米粉麺など。
糖尿病対策のため、炭水化物の記載を充実、実際の食品分析に基づく炭水化物量を追加記載した。また、でんぷん、ブドウ糖、果糖などの組成別の別冊も作成した。

アサヒ飲料「ワンダ」高級豆をブレンド16年初から発売

アサヒ飲料「ワンダ」高級豆をブレンド16年初から発売

アサヒ飲料は、缶コーヒー「ワンダ ロイヤルリッチ缶185g」を2016年1月5日に発売する。”大人のぜいたく時間”をコンセプトに、高級豆をブレンドしたエスプレッソとミルクで乳飲料規格にブレンドして仕上げた。消費税抜きで115円。ワンダブランドは1~11月の累計販売数量が前年同月比3%増と好調に推移している。

サントリー「角瓶」16年4月出荷分から32年ぶり値上げ

サントリー「角瓶」16年4月出荷分から32年ぶり値上げ

サントリーホールディングスは12月21日、「角瓶」「オールド」などのウイスキー9ブランド33種を2016年4月出荷分から値上げすると発表した。引き上げ幅は税抜きの希望小売価格で9.4~25.0%。「角瓶」の値上げは1984年5月以来32年ぶりとなる。今回の値上げにより、「角瓶」は現行の1414円から12.4%引き上げられ1590円となる。