「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

セブン&アイHD子会社が米コンビニ182店舗取得へ

セブン&アイHD子会社が米コンビニ182店舗取得へ

セブン&アイ・ホールディングスは5月19日、子会社の米セブンイレブンがTedeshi Food Shops(マサチューセッツ州)の182店舗を取得すると発表した。物件引き渡し日は8月。2016年2月期に米セブンイレブンは前年比約2倍となる1290億円の出店・既存店改装投資を予定している。

堺市・ファインフーズ 調味料工場の能力増強

堺市・ファインフーズ 調味料工場の能力増強

天然調味料・香辛料メーカーのファインフーズ(堺市)は8月をめどに、堺浜工場(MINATOファクトリー)の生産能力を約2割増強する。投資額は1億5000万円。現在6ラインある設備を9ラインに増やし、月産能力を約30㌧引き上げる。新しいラインでは独自製法の「直火(じかび)調味料」を中心に製造する。肉や魚介類を直火釜で高温加熱してうま味を抽出し、食欲をそそる香りを添加したのが特徴。増産に伴い、初年度は約2億円の売り上げ増を見込む。

コメ減産幅上乗せ 16都道県が達成

コメ減産幅上乗せ 16都道県が達成 農水省

農林水産省は5月15日、2015年産米の生産調整(減反)の取り組み状況を公表した。通常の「生産数量目標」に加え、減反強化に向け減産幅を上乗せした「参考値」を新たに設定している。今回調査では16都道県で参考値の達成が見込めるとしたが、16府県では生産数量目標を上回った。

日本酒「獺祭」生産3倍に 旭酒造が新工場

日本酒「獺祭」生産3倍に 旭酒造が新工場

人気で品薄が指摘されている日本酒「獺祭(だっさい)」を生産する旭酒造(山口県岩国市)は、新設した本社工場で大規模な増産を始める。醸造タンクを300本備え、年間生産能力を従来の約3倍にあたる500万本(1.8㍑瓶換算)に引き上げる。国内における品薄を解消するほか、輸出にも力を入れる。新本社工場は12階建てで、建設費は約30億円。5月中に順次稼働する。

メロン 茨城産卸価格2割高 4月の日照不足が影響

メロン 茨城産卸価格2割高 4月の日照不足が影響

旬を迎えたメロンの卸価格が高い。東京・大田市場では茨城産のアンデスメロンの卸価格(相対取引・中値)が5㌔3100円前後と、前年の同じ時期に比べて2割強上昇している。
メロンは生育に時間がかかるため、4月の低温や日照不足の影響で5月の出荷が減っている。いまは産地が熊本から茨城に切り替わる時期にあたる。茨城では農家の高齢化や他の作物への転作に伴い、JA全農茨城ではメロンの作付面積が前年比5%減ったとしている。
5月中は高値が続くとみられている。都内の小売店では茨城産アンデスメロンは1玉480円と前年よりやや高い。

中国系ファンドが摂津市の飲料会社あさみや買収

中国系ファンドが摂津市の飲料会社あさみや買収

中国系投資ファンドのCLSAキャピタルパートナーズは傘下のファンドを通じて中堅飲料メーカーのあさみや(大阪府摂津市)を買収する。買収額は50億円程度とみられる。CLSAキャピタルはファンドの持つ経営ノウハウなどを生かしてあさみやの事業を拡大し、株式公開で投資回収する考え。
あさみやはミネラルウオーターや緑茶、調味料などを製造販売している。ペットボトルの生産から製品の輸送まで一貫して手掛けており、低価格品で強みを持つ。2014年3月期の売上高は約140億円。

冷蔵豚肉の在庫急増 3月末で前月比2倍に

冷蔵豚肉の在庫急増 3月末で前月比2倍に

農畜産業振興機構(東京都港区)によると、3月末時点の国内の冷蔵豚肉の推定在庫は1万20㌧。2月末と比べて2.1倍だ。前年同月比でも83%増えている。2月下旬まで続いた米国西海岸の港湾の労働問題を受け、カナダやメキシコからの輸入が拡大。このため、国内の冷蔵豚肉は余り、相場下落につながった。
冷蔵豚肉はスーパーで販売される。在庫はほとんど輸入品が占める。輸入で最大シェアの米国産は西海岸からの出荷が滞り、日本の商社などは2月上旬までに他国にも発注していた。3月はカナダからの輸入が前年同月比50%増、メキシコからは2.5倍に、そして世界からの合計輸入量は16%増の2万8000㌧となった。

「丸亀製麺」のトリドール売上高最高更新 独走状態

「丸亀製麺」のトリドール売上高最高更新 独走状態

讃岐うどん店「丸亀製麺」を運エ宇するトリドールが5月14日発表した2015年3月期連結決算は、売上高が前期比11.5%増の872億円となり、過去最高を更新した。
営業利益は同57.9%増の41億円、最終利益は2倍の19億円と大幅増益だった。このうち、主力の丸亀製麺の売上高は、新たに16店舗出店した効果などで8.9%増の771億円、営業利益は12.2%増の112億円を確保。
16年3月期は売上高が5.6%増の921億円と過去最高更新を、最終利益46.7%増の29億円をそれぞれ見込む。大手外食チェーンが軒並み苦戦を強いられる中、独走状態だ。

神明HD 元気寿司をTOBで連結子会社に

神明HD 元気寿司をTOBで連結子会社に

神明ホールディング(HD、神戸市中央区)は5月13日、持分法適用会社である元気寿司の株式を公開買い付け(TOB)により追加取得し、連結子会社化すると発表した。5月14日から6月10日まで1株2500円で70万株を上限に買い付ける。取得額は17億5000万円の見込み。これにより所有割合は7.93㌽増の40.77%へ高まる。元気寿司の海外展開、関西進出の加速などが狙い。また、TOB成立後も元気寿司の上場は維持する。

台湾が輸入規制強化 日本産食品協議物別れ

台湾が輸入規制強化 日本産食品協議物別れ

東京電力福島第1原発事故を受け、日本産食品の輸入規制を行ってきた台湾当局は5月14日、予定通り15日から規制強化に踏み切ると発表した。日台双方は13日にも協議したが物別れに終わっていた。
台湾はすでに福島、茨城、群馬、栃木、千葉の5県からの食品輸入を禁止。規制強化では残る42都道府県にも全食品を対象に産地証明の添付を義務付ける。日本から台湾への農林水産物の輸出額は837億円(2014年)に上り、香港、米国に次いで多い。