「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

大日本印刷 野菜・果実栽培に最適な農業用フィルム開発

大日本印刷 野菜・果実栽培に最適な農業用フィルム開発

大日本印刷は食品包装の分野で長年培ったフィルム成膜技術とラミネート技術を応用し、光の反射性を高めるとともに、作物の育成に最適な水分を保持できる保湿性と、長期使用に求められる耐久性を備えた「DNP農業用フィルム(反射保湿フィルム)」を開発した。実施した農業試験場でのトマトの栽培検証では4月から7月までの初回の収穫で他社の市販品と比較して約2倍の終了を得ることができたという。2015年春に販売開始する。国内及び海外の露地栽培、施設園芸、植物工場向けに販売し、年間20億円の売り上げを目指す。

「ジビエ」普及へ振興協議会が鳥取で日本初のサミット

「ジビエ」普及へ振興協議会が鳥取で日本初のサミット

シカやイノシシなど野生動物の肉「ジビエ」の普及を目指して、日本ジビエ振興協議会は2月5~6日、鳥取県内で外食や小売り関係者などを集めた全国規模の集会「日本ジビエサミット」を初めて開催する。食肉加工や流通面でのジビエの課題について議論するほか 、用途開発による販路拡大も模索する。自治体や食肉業、飲食店、小売りなどの担当者総計400人が参加する。フランスの代表的な食文化であるジビエを使った料理は日本でも急速に広まっている。

ミラノに5月和食店 現地万博に合わせ開業 TFT

ミラノに5月和食店  現地万博に合わせ開業 TFT

NPO法人、TABLE FOR TWO international(TFT、東京都港区)は、三井物産などの協力を得て5月、イタリア・ミラノ市内の2カ所に和食店「ピースキッチン」を開業する。和食人気の高まりを受け、ミラノ万博に合わせ開業。現地の人々や観光客らに日本企業や和食文化をアピールする。

「和食を世界に」世界の料理人が腕競う 京都で”和食道”

「和食を世界に」世界の料理人が腕競う 京都で”和食道”

和食の魅力を国内外へ発信するイベント「和食道」(農林水産省など主催)が1月30日、京都市で始まり、世界各地の和食料理人たちが腕を競った。27カ国1100人の和食料理人から応募があり、試作品審査などで選ばれたパキスタンやイタリアの料理人らが参加。和食道の開催は初めて。イベントは2月1日まで。

コメの相対取引価格の値下がり続く 販売伸び悩む

コメの相対取引価格の値下がり続く 販売伸び悩む

コメの値下がりが止まらない。農林水産省が1月30日発表した2014年産米の12月の相対取引価格は前月比0.2%安だった。JAグループは一定量を今秋まで保管する市況対策や、飼料用米の増産で主食用米の余剰感を減らそうとしているが、販売は伸び悩んでいる。思惑通りに価格が反転するかは不透明だ。

白菜、ニンジンの出荷量多く卸値は平年より2割超安

白菜、ニンジンの出荷量多く卸値は平年より2割超安

農林水産省は1月30日、野菜の2月の卸価格の見通しを発表した。全体的に野菜の生育が順調という。消費量が多い野菜14品目のうち、白菜とニンジンは出荷数量がとくに多い。そのため卸価格は、平年(過去5年平均)より2割以上も安くなるとしている。ほかの品目は価格が平年並みになる見通し。

香川県・畜産業者が欧州にブランド和牛「オリーブ牛」

香川県・畜産業者が欧州にブランド和牛「オリーブ牛」

香川県の畜産業者などでつくる讃岐牛・オリーブ牛振興会(高松市)は同県のブランド和牛「オリーブ牛」を欧州に初めて輸出する。フランスを手始めに、イタリアやドイツにも拡大する。欧州連合(EU)への牛肉輸出は2014年解禁された。従来のアジア向けを加え、3年後に数百頭の輸出を目指す。フランスへは3月までに5頭程度の輸出を計画。イタリアへの販路も開拓する。5~10月開催のミラノ万博で香川県は「オリーブ牛肉うどん」の展示を予定。振興会は万博を通じオリーブ牛の知名度を高め、イタリア向け輸出につなげる。ドイツで秋に開く大型展示会へも出展予定で、高級レストランなどでの需要を見込む。

14年の外食売り上げ マクド不振で3年ぶり前年割れ

14年の外食売り上げ マクド不振で3年ぶり前年割れ

日本フードサービス協会が1月26日発表した2014年の外食売上高(全店ベース)は前年比0.2%減と3年ぶりに前年を下回った。日本マクドナルドホールディングス(HD)の売上高が、中国の工場で期限切れ鶏肉の使用問題が発覚した14年7月以降、低迷したことが大きく響いた。台風、豪雨といった夏の悪天候も影響した。客数は前年比2.9%減と2年連続のマイナスだった

ファミリーレストランが同3.2%増と順調だったが、ファストフードが同2.1%減と2年連続で前年を下回った。同分野で大きな比重を占めるマクドナルドの低迷が直撃した形。このほか「洋風」が同7.0%減、牛丼など「和風」は5.4%増、「麺類」は同5.6%増だった。

農水省が組織強化へ酪農団体の集約を検討

農水省が組織強化へ酪農団体の集約を検討

農林水産省は高齢化が進み廃業が相次ぐ、酪農家の収益力を高める方策を検討する。飲用牛乳やバターなどの原料となる生乳を酪農家から集荷する全国10の「指定団体」を3つに集約して、大手乳製品メーカーとの価格交渉力をつける。酪農大国のニュージーランドと連携して放牧の研究を進め、低コスト経営を目指す。乳製品の価格が上がる可能性もある。

日本水産 サバの畜養に参入 水産大手で初

日本水産  サバの畜養に参入 水産大手で初

日本水産はサバの畜養に参入する。人工飼料を与えて脂の乗りなどを高め、天然物にはない付加価値をアピールする。同社は秋から春にかけて銀ザケを養殖しているが、初夏から秋が育成次期のサバの畜養でいけすを有効活用できる。将来的にはブリやクロマグロで成功した、「完全養殖」を目指す。サバの畜養は水産大手で初めて。グループ会社の弓ヶ浜水産(鳥取県境港市)が事業化に向けた調査を進めている。2014年度は今春までに7㌧出荷する。販売先は首都圏、中国、九州の日本食店が中心となる。