米J&J コロナワクチン実用化へ 米3例目 接種1回の利点

米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は2月26日、米医薬品大手ジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用の許可を勧告した。FDAは近日中に許可する見通し。許可されれば米国で3例目の実用化となる。
すでに実用化されている米ファイザー製と米モデルナ製は2回接種が必要だが、J&J製は1回の接種で済む。マイナス20度の冷凍庫で2年間、2~8度の冷蔵庫では3カ月保存でき、取り扱いが容易な利点もある。J&J製ワクチンは臨床試験で接種28日後に中等症から重症の発症率を66%抑えたという。