上田秋成の和歌・枕詞の解説書の版木見つかる 奈良大
奈良大によると、「雨月物語」で知られる上田秋成(1734~1809年)が和歌の枕詞(まくらことば)を解説した「冠辞続(かんじぞく)ちょう」の版木4枚が見つかった。同書は1801年に刊行され、枕詞392例を五十音に分類している。版木は縦84.1㌢、横22.2㌢、厚さ1.8㌢の桜の木を使い、ヒット商品で何度も刷られたことを示すように厚く墨が残っている部分もあった。京都の古書店から奈良大が譲り受けて調査した。版木の多くは火災や空襲で失われた。
月別アーカイブ: 2013年6月
ナポレオンのデスマスク2500万円で落札 英で競売
島根・出雲の砂原遺跡の石器を再び「国内最古」と結論
「支倉常長とその時代展」の開幕式に出席 皇太子さま
童謡「サッちゃん」創作ノート 作詞・阪田さんの遺品
童謡「サッちゃん」創作ノート 作詞・阪田さんの遺品
作家で詩人の阪田寛夫さんが童謡「サッちゃん」を作詞した際の創作ノートが遺品から見つかった。3番までの歌詞が万年筆で書かれているが、手直しの跡は1カ所のみで、一気に書き上げた様子がうかがえる。歌詞はすべて仮名表記だが、創作時は漢字交じりだったことも分かった。阪田さんが小学部を卒業した帝塚山学院(大阪市)が遺族から寄贈された原稿や書簡、ノートなどを整理中に発見した。
「サッちゃん」の誕生は1959年。朝日放送に勤めていた阪田さんが、いとこで作曲家の大中恩(おおなか・めぐみ)さんの依頼で歌詞を書いた。NHKのラジオ番組で「うたのおばさん」として親しまれた松田トシさんに若手作曲家が新作童謡を贈ったもので、阪田さんにとって初の童謡だった。
寺山修司さんの自筆ノート含む多数の未発表資料見つかる
中原中也の書簡発見 知人にチェーホフ作品勧める内容
「夢を生きる」のUIのアンニサさん優勝 日本語弁論大会
西ヌサトゥンガラ州に放牧施設完成 日本政府の草の根協力
西ヌサトゥンガラ州に放牧施設完成 日本政府の草の根協力
西ヌサトゥンガラ州スンバワ県モヨフル郡レセン村内のミトラ・アバディ牧場に、日本政府が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みを通じて支援した放牧施設が、このほど完成した。プログラム名は「西ヌサトゥンガラ州スンバワ県における貧困畜産農家に対する貧困削減計画」で、支援額は9万7670㌦(919万円)。
在インドネシア日本大使館によると、同州は畜産業が盛んだが、やせ細った肉牛が多いなど生産状況を改善する必要があるという。同県5村に水供給資材村、牧草地および放牧地5㌶を整備、牧草用倉庫などを建設。畜産農家に対しては肉牛の飼育方法などを指導する研修を実施した。6月12日の完成式典では牛尾滋公使、スンバワ県知事代理らが出席し、完成を祝った。