京都市内で奈良時代の漆紗冠4点見つかる 長岡京

京都市内で奈良時代の漆紗冠4点見つかる 長岡京
 京都府長岡京市埋蔵文化財センターは6月27日、長岡京跡(784~794年)で、貴族がかぶった漆紗冠(しっしゃかん)が見つかったと発表した。六条大路と東一坊大路の交差点の北西部にある溝から4点出土。漆紗冠は奈良時代、網状の編み物をとじ合わせ、黒漆を塗って仕上げたかぶりもので、五位以上の貴族がかぶっていた。同センターは、長岡京から794年、平安京に遷都する際、捨てられたものではないかとみている。