群馬の金井東裏遺跡で骨製小札を発見 よろいの一部か

群馬の金井東裏遺跡で骨製小札を発見 よろいの一部か
 群馬県埋蔵文化財調査事業団によると、群馬県渋川市の金井東裏遺跡で、動物の骨でつくられた小札(こざね)と呼ばれる短冊状の板が新たに見つかった。数十枚が連結された状態で、よろいの一部か付属品とみられる。骨製小札が見つかったのは国内で初めて。骨製小札は、1枚が縦6.6㌢、横約3㌢、厚さ数㍉。1段あたり十数枚が、3段にとじられていた。同遺跡からは、6世紀初め(古墳時代)の火山灰層からよろいを着けた男性の骨が出土しているが、この出土場所近くで、巻かれた状態で見つかった別の鉄製よろいの内部にあった。