日・イ6大学の125人が参加し農山漁村で地域交流実習
日本とインドネシアの6大学の学生125人が、両国の農山漁村にホームステイし、地元住民から様々な問題などを聞く地域交流実習プログラムを実施した。このプログラムは、日本およびインドネシアの6大学(愛媛大、香川大、高知大、ガジャマダ大、ボゴール農科大、ハサヌディン大)で構成するコンソーシアム「SUIJI(スイジ)」から日本57人、インドネシア68人の計125人の学生が参加した地域交流実習。
前回の2013年とは逆に、今回は日本の学生らが2月24日から3月17日までインドネシアに滞在。西ジャワ州ボゴール農科大(IPB)で3月14日開かれた成果報告会では、持続可能な社会の構築を目指し、学生が活発な議論を交わした。じゃかるた新聞が報じた。
SUIJIは農業や文化、環境、社会などの分野で相互理解を深めようと10年に設立。11年から学士・修士課程を対象に6大学でカリキュラム化し、13年夏にインドネシア3大学から33人が来日した。12~17年の5年間は、文部科学省がグローバル人材育成や留学生の派遣支援をする「大学の世界展開力強化事業」に設定している。インドネシアで行われている大学生の農村実習(KKN)と、日本の持続可能な発展のための教育(ESD)を基盤にしたサービスラーニングプログラム(SLP)の融合を目指している。