月別アーカイブ: 2014年4月

「氷点」執筆の舞台裏 三浦綾子さんの夫が日記公開へ

「氷点」執筆の舞台裏 三浦綾子さんの夫が日記公開へ
 作家の三浦綾子さん(1921~99年)が代表作「氷点」を執筆する様子を、夫の光世さん(89)が記録した日記が4月下旬から、北海道旭川市にある三浦綾子記念文学館で初めて公開される。日記の一部は4月21日付発売の三浦綾子さんのエッセー集「ごめんなさいといえる」(小学館)にも収録される。氷点の題名を光世さんが発案し、綾子さんが「素晴らしい題です。さすがはあなたです」と褒めるエピソードや、綾子さんが風邪を押して執筆に取り組む様子が温かい視線で綴られている。

 

「天空の城」竹田城跡の石垣修復 現代の名工が指揮

「天空の城」竹田城跡の石垣修復 現代の名工が指揮
 雲海に包まれる姿が「天空の城」と人気の国史跡・竹田城跡(兵庫県朝来市)で石垣の修復がほぼ終了した。現場で指揮を執ったのは「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる戦国時代から続く石工集団の流れを受け継ぎ、「現代の名工」のも選ばれた粟田純司さん(73)だ。穴太衆は比叡山延暦寺の門前町、大津市坂本付近に住んでいた石工集団で、織田信長の安土城をはじめ全国の城郭の工事に携わったとされる。
 粟田さんはこの石工集団の技術を代々受け継ぐ家に生まれ、石積みの技術者で人間国宝だった父、万喜三さんから技を継承した。穴太衆積みは各地に残る城跡の8割以上に使われ、「築石(つみいし)」と呼ばれる表面に見える大きな石の裏側に、直径5㌢前後の「栗石(ぐりいし)」を敷き詰める。これによって、堅固な城郭ができ上がるというわけだ。

イに日本語パートナー1950人派遣 ASEANと文化交流加速

イに日本語パートナー1950人派遣 ASEANと文化交流加速
 日本政府はこのほど、国際交流基金に東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との文化交流を加速させる促進拠点として「アジアセンター」を設置した。交流加速の一環として推進するのが現地日本語教育機関への支援事業だ。ASEAN各国の日本語教育機関へ2020年までに3000人、インドネシアには1950人派遣する計画だ。この目玉となるのがASEAN各国の日本語教育に携わる教師や生徒を支援する「日本語パートナーズ派遣事業」だ。14年はインドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシアに計105人を派遣。20年までにインドネシアへ1950人、他のASEAN各国に1050人を派遣する。じゃかるた新聞が報じた。
 現在、14年9月にインドネシアへ派遣する候補者25人を募集。派遣期間は約9カ月。合格者は各地の高校へ赴き、授業の教材作成や運営補助、生徒の学習支援を担い、日本語教育の支援体制を強化する。
 日本のアニメやコスプレ人気が拡大、浸透しASEANにおける日本語学習者数は、12年時点で計113万人に増加している。世界の日本語学習者数398万人の3割近くがASEANに集中しているわけだ。とりわけ、インドネシアは多い。日本語学習者数で世界2位(87万人)だが、高校生でみると世界1位だ。このため、インドネシアにはジャカルタ首都圏の高校を中心に派遣する。
 インドネシアの日本語教育機関数は2346あり、大半が中等教育機関。教育現場では急増する学習者数に教師の数が追いつかず、初級レベルの日本語能力の教師が教える学校も多いといわれ、教育現場での質的向上も大きな課題となっている。

ベトナムの栄養士育成を支援 神奈川県立保健福祉大学

ベトナムの栄養士育成を支援 神奈川県立保健福祉大学
 神奈川県立保健福祉大学(神奈川県横須賀市)とベトナムの国立ハノイ医科大学などは、管理栄養士の育成に関する協定を結んだ。ベトナムでは2013年10月に同国初の栄養学学士課程が設けられたばかり。県立保健福祉大などが持つ管理栄養士の育成についてのノウハウを生かすほか、相互の人材交流も進める。十文字学園女子大学(埼玉県新座市)などと連携する。現地での講義やベトナムからの研修生受け入れなどを実施する。

 

4/26,27日 西ジャワ州で「桜祭り」COWCOW,JKT48ら来場

4/26,27日 西ジャワ州で「桜祭り」COWCOW,JKT48ら来場
 若手元日本留学生を中心に構成するインドネシア日本同好会(KAJI)は4月26、27の両日、西ジャワ州ブカシ県チカランのショッピングモール「シティウォーク・リッポー・チカラン」で日本・インドネシアの文化交流を深める「桜祭り」を開催する。さくらまつりはチカラン周辺の工業団地に近年、日系企業が数多く進出し、周辺に居住する日本人も増えつつあることから、不動産開発大手のリッポー・チカランが交流を深めようと毎年開催しており、今年で3階目を迎える。地元メディアが報じた。
 今回は「支えながら歩こう」がテーマ。26日は餅つき大会や沖縄太鼓の演奏、美人コンテストがあり、インドネシア人ロックバンド「J-ROCKS」の出演もある。27日は「あたりまえ体操」でインドネシアでも人気のCOWCOW、アイドルグループJKT48や在留邦人の混声合唱団「ラグラグ会」らのパフォーマンスや出演が組まれており、祭りを盛り上げる予定。
 

4/26,27日 西ジャワ州で「桜祭り」COWCOW,JKT48ら来場
 若手元日本留学生を中心に構成するインドネシア日本同好会(KAJI)は4月26、27の両日、西ジャワ州ブカシ県チカランのショッピングモール「シティウォーク・リッポー・チカラン」で日本・インドネシアの文化交流を深める「桜祭り」を開催する。桜祭りはチカラン周辺の工業団地に近年、日系企業が数多く進出し、周辺に居住する日本人も増えつつあることから、不動産開発大手のリッポー・チカランが交流を深めようと毎年開催しており、今年で3階目を迎える。地元メディアが報じた。
 今回は「支えながら歩こう」がテーマ。26日は餅つき大会や沖縄太鼓の演奏、美人コンテストがあり、インドネシア人ロックバンド「J-ROCKS」の出演もある。27日は「あたりまえ体操」でインドネシアでも人気のCOWCOW、アイドルグループJKT48や在留邦人の混声合唱団「ラグラグ会」らのパフォーマンスや出演が組まれており、祭りを盛り上げる予定。
 

EPAに基づくインドネシア人介護福祉士の合格者46人

EPAに基づくインドネシア人介護福祉士の合格者46人
 日本の厚生労働省が3月27日発表した第26回介護福祉士国家試験結果で、経済連携協定(EPA)に基づくインドネシアおよびフィリピンの外国人介護福祉士候補者の受験者215人に対し、合格者は78人(合格率36.3%)だった。このうちインドネシア人介護福祉士候補者は107人が受験し、46人が合格した。また、フィリピン人候補者は108人が受験し、32人が合格した。今年度は昨年度と比べ再受験者(インドネシア人37人、フィリピン人56人)が多く、全体の43%を占めた。ただ、再受験者の合格率は低く、初受験者との合格率には大きな開きがみられた。
 なお、今回の総受験者数は15万4390人で、合格者は9万9689人(合格率64.6%)だった。