月別アーカイブ: 2014年5月

イ・日友好「ジャカルタ『絆』駅伝2014」に760人

イ・日友好「ジャカルタ『絆』駅伝2014」に760人

   インドネシアと日本の友好を目的とした「ジャカルタ『絆』駅伝2014」(毎日新聞・コンパス紙主催)が5月25日、ジャカルタ市内で行われた。日系企業や団体で働く日本人とインドネシア人など760人(190チーム)が出場し、たすきをつないだ。毎日新聞などが報じた。

    レースは午前7時(日本時間9時)開始で、ブロックMと呼ばれる日系飲食店が多く集まる地区を4人1組で集会する計12.5㌔のコース。招待参加のロンドン五輪女子マラソン代表、尾崎好美さん(第一生命)やAKB48の姉妹グループでジャカルタを中心に活動するJKT48のメンバーらも一緒に走り、沿道から大きな声援を受けていた。JKT48チームは、AKB48から移籍した仲川遥香さんや、AKBグループの海外初の「選抜総選挙」で一番になったメロディーさんらも「48番のゼッケン」を付けて快走。たすきをつなぐたびに、ひと際大きな声援が起こっていた。

    ゴール地点では、日本人とインドネシア人が肩をたたいて健闘を称え合う姿が数多く見られた。1位は45分08秒のタイムでゴールしたデンソーインドネシア、2、3位はトヨタインドネシアだった。同地区では24、25の両日、日本の音楽や踊り、食文化などを紹介する「縁日祭」も開かれ、日本とインドネシアの親善ムードを盛り上げていた。

 

農業輸出2030年に5兆円 産業競争力会議が提言

 6月の成長戦略に向けた農業の改革案が出揃った。政府の産業競争力会議は5月19日、官民ファンドを活用した農産品加工事業の拡大や、酪農の自由化を柱とした提言を正式にまとめた。農産物の輸出額を2030年に5兆円まで増やすように提唱し、生産から加工・販売まで手掛けて付加価値を高める6次産業化を進めるように促した。
 6次産業化は政府が市場規模を現在の1兆円から20年に10兆円にする目標を掲げるなど、農業の成長に向けた柱の一つだ。6次産業化を手掛ける事業に出資するために13年1月につくった「農林漁業成長産業化支援機構」は出資の対象を広げる方針だ。
 安倍首相は農業委員会や農業生産法人の見直しを具体化するとともに、農協のあり方を抜本的に見直したいとし、農業改革を成長戦略の柱とすると強調している。

政府が生乳の販路開拓後押し 直接販売でも補助金

 政府は牛乳やバターなど乳製品の原料になる生乳を、酪農家がこれまでより自由に販売できるよう検討を始める。生産者団体を通さずに乳業メーカーなどに直接販売しても補助金を支給する仕組みに変える。環太平洋経済連携協定(TPP)の妥結をにらみ、酪農家の経営自由度を高める。政府の産業競争力会議・農業分科会が農林水産省などと調整。6月の成長戦略に盛り込みたい考えだ。

「和食を世界に!」官民で協議会 競争力会議が提言

 政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)は、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食を世界に広げるため、官民による協議会をつくることを提言する。9月までに検討会を立ち上げる。
 海外での認知度を高めるため、食に関係する専門学校や企業が連携して接客技術を高めるノウハウを蓄積し、日本の食材を紹介する人材の育成などを進めたい考えだ。

日立がベトナムのFPTと大学支援システム

日立がベトナムのFPTと大学支援システム

 日立製作所は5月21日、ベトナム最大手のIT企業FPT Software Co.,Ltd(ハノイ市)と共同で、ベトナムにおいて大学の事務支援や学生の情報を管理するシステムの普及を目指すと発表した。これは日立が日本の大学向けに提供している学務情報システム「UNIPROVE/AS(ユニプルーブ・エーエス)」を、FPTがベトナムの大学向けに対応させた「Eduprove(エドゥプルーブ)」として製品化。FPTが日立の技術支援のもと、7月からベトナムで販売開始する。

 両社のノウハウを組み合わせた「Eduprove」の販売を通して、ベトナムにおける大学教育環境の高度化に貢献していく。両社は2012年4月に戦略的パートナーシップ契約に基づき、大学経営を包括的に支援するシステムを、ベトナムの大学向けに展開することを目指し開発に取り組んできた。

三菱商事などミャンマー・ティラワ工業団地の販売開始

三菱商事などミャンマー・ティラワ工業団地の販売開始

 三菱商事、丸紅、住友商事の3社は5月19日、ミャンマー・ティラワ経済特別区でミャンマー民間企業連合と共同で現地開発事業体Myanmar Japan Thilawa Development Ltd.,(MJTD)を設立したうえで、開発を進めてきた工業団地の販売を開始したと発表した。

 今回、MJTDの日本側窓口として3社が販売するのは、ティラワ経済特区の先行開発エリア「Class-A地区」(対象面積396㌶)は各種インセンティブが付与されるほか、ヤンゴン市に約20㌔と至近にあり、輸出加工拠点に留まらず、ミャンマー内需向けの生産拠点としても優位な立地にある。また、4月23日、国際協力機構(JICA)がMJTDの合弁事業契約書に調印し、同開発事業は日本・ミャンマー初の官民連携事業となっている。日本政府は円借款による同工業団地の周辺インフラ整備を決定している。

日本観光情報ウェブ「MATCHA」のインドネシア版開始

日本観光情報ウェブ「MATCHA」のインドネシア版開始

 日本を訪れる外国人観光客向けレストランやショッピング、各地の見どころなどの情報を提供するウェブメディア「MATCHA(マッチャ)」のインドネシア語版(http://matcha-id.com/)がこのほど開設された。スラバヤ在住の邦人主婦や日本在住の留学生など8人が翻訳に参加し、仕上げた。これにより急増するインドネシア人観光客に日本の最新情報を発信する。ちなみに、日本語版は「フード」「ショップ」「スポット」「ハウトゥー」「オタク」と5つのカテゴリーに分類されている。じゃかるた新聞が報じた。

アルゼンチンで史上最大40㍍、80㌧の恐竜

アルゼンチンで史上最大40㍍、80㌧の恐竜

 南米アルゼンチンのエヒディオ・フェルグリオ純古生物博物館は、パタゴニア地方のチュブト州で史上最大とみられる草食恐竜の化石が白亜紀後期(約9500万年前)の地層から見つかったと発表した。同館ホームページによると、竜脚類ティタノサウルスの一種で、全長40㍍、体重80㌧に達すると推測され、これまで最大と考えられてきた「アルゼンチノサウルス」を10㌧近く上回る可能性があるという。                 

平安装束が都大路彩る 京都で葵祭り

平安装束が都大路彩る 京都で葵祭り

 京都三大祭の最初を飾る葵祭が5月15日、京都市内で催され、平安装束をまとった王朝行列が都大路を練り歩いた。馬や牛車を引き連れた武官や女官など総勢500人余りは、京都御所を出発。全長700㍍にも及ぶ行列となって下鴨、上賀茂両神社に向かい、約8㌔の道のりを進んだ。