ニホンウナギを絶滅危惧種に指定 IUCN 

ニホンウナギを絶滅危惧種に指定 IUCN 

 世界の科学者らで組織する国際自然保護連合(IUCN、スイス)は6月12日、絶滅の恐れがある野生動物を指定する最新版の「レッドリスト」にニホンウナギを加えたと発表した。法的な拘束力はないが、野生動物の国際取引を規制するワシントン条約が保護対策の参考にしている。資源量が回復しなければ輸出入が規制され、取引価格の上昇を招く可能性もある。

 ニホンウナギは東アジアに広く分布する回遊魚。個体数の減少を受け、13年2月には日本の環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されていた。