月別アーカイブ: 2014年7月

震災被災者が農地求めベトナムで育てる“日本米”

震災被災者が農地求めベトナムで育てる“日本米”

 津波で被災した宮城県岩沼市の農家、村上和之さん(42)が今夏からベトナムで日本米の栽培を始める。震災前から海外へのコメ輸出を考えていたが、東京電力福島第一原発事故の影響で、いまだに日本からの輸入を禁じたり、制約を設けている国も多い。

   そこで、村上さんは人件費の安いベトナムで、日本式農法により栽培した安全・安心でおいしいコメを中国や東南アジア諸国へ直接輸出することを決めた。ベトナム・ホーチミン市近郊に農地を確保し、「海外で日本の農産物を広め、日本の若者が農業に関心を持つきっかけをつくりたい」と意気込む。

    村上さんは岩沼市で代々続く農家。コメや野菜を育ててきたが、震災で自宅が全壊し、耕作する30㌶の農地がすべて海水に浸かり、農機具や在庫も跡形もなく流された。しかも宮城県産農産物は中国やタイ、シンガポールなど35の国・地域でいまも規制措置が取られているという。

    現地の日系企業を通じてホーチミン近郊の農地3㌶を借り、ベトナム農家を雇うことが決まった。起業の支援を行う独立行政法人の補助を受け、人件費や資材費など初期費用を確保。7月上旬に現地入りする。育てるのは「ひとめぼれ」などで、5年後にはベトナムを中心に、農地を100㌶にまで拡大する計画だ。

販売サイトで欧米高級店と「和牛」を結ぶ

販売サイトで欧米高級店と「和牛」を結ぶ

 インターネット通販のVIVAジャパン(東京都渋谷区)は7月に和牛の販売サイト「和牛ダイレクトドットコム」を立ち上げ、欧米の高級飲食店が日本の生産者から和牛を買い付けられるようにする。早期に300店を登録会員として集め、和牛の輸出拡大を支援する。

 需要家が生産者に直接注文できるようにする。サイト上で映像付きのレシピを公開し、和牛を使った料理の普及も後押しする。当初は「リブ」「サーロイン」などの14部位を扱う。ミシュランガイドの星を取得した飲食店を主な販売対象とする。

震災被災者が農地求めベトナムで育てる“日本米”

震災被災者が農地求めベトナムで育てる“日本米”

 津波で被災した宮城県岩沼市の農家、村上和之さん(42)が今夏からベトナムで日本米の栽培を始める。震災前から海外へのコメ輸出を考えていたが、東京電力福島第一原発事故の影響で、いまだに日本からの輸入を禁じたり、制約を設けている国も多い。

    そこで、村上さんは人件費の安いベトナムで、日本式農法により栽培した安全・安心でおいしいコメを中国や東南アジア諸国へ直接輸出することを決めた。ベトナム・ホーチミン市近郊に農地を確保し、「海外で日本の農産物を広め、日本の若者が農業に関心を持つきっかけをつくりたい」と意気込む。

    村上さんは岩沼市で代々続く農家。コメや野菜を育ててきたが、震災で自宅が全壊し、耕作する30㌶の農地がすべて海水に浸かり、農機具や在庫も跡形もなく流された。しかも宮城県産農産物は中国やタイ、シンガポールなど35の国・地域でいまも規制措置が取られているという。

    現地の日系企業を通じてホーチミン近郊の農地3㌶を借り、ベトナム農家を雇うことが決まった。起業の支援を行う独立行政法人の補助を受け、人件費や資材費など初期費用を確保。7月上旬に現地入りする。育てるのは「ひとめぼれ」などで、5年後にはベトナムを中心に、農地を100㌶にまで拡大する計画だ。読売新聞が報じた。

 

道頓堀の“顔”グリコ歴代の看板 進化一目で

道頓堀の“顔”グリコ歴代の看板 進化一目で

  江崎グリコは大阪・道頓堀名物の電光看板の歴史を紹介する特別展を7月3日から11月28日まで江崎記念館(大阪市西淀川区)で開く。歴代看板の模型を並べ、当時の設計図や時代背景とともに紹介する現在の5代目看板が8月に引退し、6代目へバトンタッチするのを前に話題性を高める。入場無料。

政務活動費の使用3ポイント増 13年度府・市議会

政務活動費の使用3ポイント増 13年度府・市議会

 大阪府・市議会は6月30日、2013年度分の議員の政務活動費の収支報告書と領収書の写しを公開した。両議会の交付額は合計12億7517万円で、12億3621万円が使われた。12年度分に比べ交付額は約5万円減ったものの、使用率は約94%から約97%に増えた。

全農 14年産もち米価格据え置き 在庫高水準で

全農 14年産もち米価格据え置き  在庫高水準で

 全国農業協同組合連合会(全農)は2014年産のもち米の契約栽培の販売基準価格を、引き下げた前年産の水準におおむね据え置いた。近年の増産で在庫がいぜんとして高水準なためだ。ただ、割安感から需要が堅調な北海道産などは2年前の水準に引き上げた。実際の販売価格は秋の収穫期に、基準価格から上下5%の範囲内で全農が決める。

 もち米は生産量約30万㌧のうち3分の1を全農が集約、販売する。このうち7割程度をもち製造会社などとの契約栽培が占める。主食用米の生産量約800万㌧に対して、もち米の市場規模は小さい。産地が北海道、佐賀県、新潟県などに限られることもあり、需要家は安定調達を重視する傾向がある。

 新潟産「こがねもち」は60㌔当たり1万8300円。13年産の販売価格と同額に据え置いた。佐賀県産「ヒヨクモチ」も前年産と同額の1万5300円とした。昨年の販売価格は、こがねもちが基準価格に比べ300円(1.6%)、ヒヨクモチが200円(1.3%)それぞれ下がっていた。北海道産は「はくちょう」などを200円(1.4%)高の1万4300円と値下げ前の12年産の水準に戻した。