正岡子規主宰の「新年句集」原本 秋田市で発見

正岡子規主宰の「新年句集」原本  秋田市で発見

俳人・正岡子規(1867~1902年)が1899年1月に開いた新年句会での俳句計300句集をまとめた「新年句集」の原本が秋田市で見つかった。子規は新年句会を4回開き、句集が作られていたが、今回の発見で4回分のほぼすべてが確認された。子規の自筆部分が含まれ、専門家は「当時の俳句会を知る貴重な資料だ」としている。秋田市出身の俳人、石井露月(1873~1928年)の生家を管理している長谷部清一さん(81)が今年5月、倉庫を整理中に発見した。