月別アーカイブ: 2014年11月

三菱電機がミャンマーからインターンシップ受け入れ

三菱電機がミャンマーからインターンシップ受け入れ

三菱電機は、ミャンマーのヤンゴン工科大学(YTU)からのインターンシップ(就業体験)の受け入れを始める。第1弾として、12月から同社の先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)で、YTUの大学院生1人を3カ月間、電力変換装置などの研究・開発に従事させる。日本の大手企業の研究所が、ミャンマーからインターンシップ生を受け入れるのは初めてという。11月23日、ヤンゴンのYTU本部で覚書を締結した。15年度以降も年1~2人を受け入れる。YTUはミャンマートップの理工系国立大学。日本経済新聞が報じた。

全国の和・洋菓子銘菓140点集め平安神宮で「献菓展」

全国の和・洋菓子銘菓140点集め平安神宮で「献菓展」

全国の銘菓約140点を集めた「献菓展」が11月23日、京都市左京区の平安神宮で始まった。京都はじめ、北海道から九州の和菓子・洋菓子店がそれぞれ自慢の逸品を展示。各地の特産物を使った菓子や、ようかん、煎餅といった老舗の味が並ぶほか、秋の情景や物語の世界を表現した「工芸菓子」も展示され、観光客の目を引いていた。同展示会は、和菓子発祥の地として、京都の菓子店を中心につくる「平安神宮全国銘菓献●奉賛会」が毎年この時期に開いている。24日には午後3時から、平安神宮で出展された銘菓を神前に供え、業界の繁栄を祈願する献菓祭が行われる。25日まで。

食品不当表示に課徴金制度導入 16年春から施行見通し

食品不当表示に課徴金制度導入 16年春から施行見通し

メニュー偽装や根拠なく効果をうたう健康食品など、消費者を誤解させる表示に科す課徴金制度の導入を盛り込んだ改正景品表示法が11月19日、参院本会議で可決、成立した。2016年春に施行される見通し。現行法では不当表示をした業者に再発防止などを求める措置命令を出せるが、直接刑事罰などのペナルティーを科すことはできなかった。

橋下、松井両氏出馬せず 都構想「投げ出し」回避へ

橋下、松井両氏出馬せず 都構想「投げ出し」回避へ

衆院選への立候補を検討していた橋下徹・大阪市長(維新の党共同代表)と松井一郎・大阪府知事(維新幹事長)は11月23日、出馬を見送ることを表明した。両氏は看板政策の大阪都構想を巡って決裂した公明党の前職が出馬する選挙区からの立候補を想定していたが、いずれも人気を約1年残しており、「投げ出し」との批判による都構想への悪影響のほか、維新の地方議員からの強い反発に配慮したとみられる。いずれにしても今回、知事と市長がそろって任期途中で辞職していれば、無責任との批判は免れず、府政・市政の混乱は必至で、そうした事態は回避された。

正岡子規主宰の「新年句集」原本 秋田市で発見

正岡子規主宰の「新年句集」原本  秋田市で発見

俳人・正岡子規(1867~1902年)が1899年1月に開いた新年句会での俳句計300句集をまとめた「新年句集」の原本が秋田市で見つかった。子規は新年句会を4回開き、句集が作られていたが、今回の発見で4回分のほぼすべてが確認された。子規の自筆部分が含まれ、専門家は「当時の俳句会を知る貴重な資料だ」としている。秋田市出身の俳人、石井露月(1873~1928年)の生家を管理している長谷部清一さん(81)が今年5月、倉庫を整理中に発見した。

宣教師ザビエルの遺体10年ぶりインドの教会で公開

宣教師ザビエルの遺体10年ぶりインドの教会で公開

16世紀に日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの遺体が11月22日、インド南部ゴア州オールドゴアで一般公開された。公開されたのは、あおむけの状態で衣装をまとったミイラ化した遺体。10年に一度の機会で2015年1月4日までの公開期間中、約500万人の来訪が見込まれている。

遺体は通常、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産にある「ボム・ジーザス教会」に安置されている。数千人の信者が見守る中、透明の棺(ひつぎ)を聖職者らが路上を担いで運び、公開場所の約500㍍離れた別の教会に移された。

北原白秋の故郷、袋田の滝など10件を名勝に

北原白秋の故郷、袋田の滝など10件を名勝に

文化審議会は11月21日、日本三大名瀑の一つとされる「袋田の滝」(茨城県大子町)など10件を名勝に、7世紀に築造された日本最古のダム式ため池「狭山池」(大阪府大阪狭山市)など13件を史跡に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。名勝はほかに、詩人・歌人の北原白秋の生家や旧城下の掘割(水路網)が残る「水郷柳河(すいきょうやながわ)」(福岡県柳川市)、東京大学の迎賓施設に利用されている旧加賀藩主邸庭園の「懐徳館庭園」(東京都文京区)などが対象とされた。

モヤシの原料高騰 主産地の中国の生産半減で

モヤシの原料高騰  主産地の中国の生産半減で

モヤシの原料豆、中国産の緑豆が高騰している。日本向け輸出価格は2014年産が前年度に比べ3割高くなった。中国の主産地はトウモロコシなどへの転作で生産が半減した模様。モヤシはスーパーの特売の目玉になりやすく販売価格は下落傾向だ。だが、モヤシ生産者は適正価格での販売を求める考えだ。緑豆は国内需要約5万トンのほぼ100%が輸入品で9割が中国産だ。緑豆を発芽、成長させたものがモヤシだ。

主産地の吉林省や内モンゴル自治区では作付面積が減り、収穫期の多雨で作柄も悪化した。中国の生産量は平年の80万㌧前後から40万㌧弱に減ったとの指摘もある為替の円安も日本の調達コストを押し上げている。

関西の大型商業施設が相次ぎ大規模改装・刷新

関西の大型商業施設が相次ぎ大規模改装・刷新

関西の大型商業施設が相次いで大規模改装に乗り出す。阪急阪神百貨店は千里阪急(大阪府豊中市)の売り場を、およそ四半世紀ぶりに大改装する。南海電鉄は大阪・難波のなんばパークス(大阪市)に入る専門店の半分弱を入れ替えや改装を行う。売り場を変えることで、いままで手薄だった20~30代のニューファミリー層の取り込みを図る。

千里阪急は2015年3月末までに、売り場全体の約4割を改装する。総投資額は約6億5000万円。なんばパ-クスは数億円かけて約230ある専門店の3割にあたる60店舗を入れ替え、70店舗程度を改修する。