日露戦争で陸軍作戦指揮の児玉源太郎の手帳・書類etc400点

日露戦争で陸軍作戦指揮の児玉源太郎の手帳・書類etc400点

日露戦争(1904~05年)で陸軍の作戦を指揮した軍人で政治家の児玉源太郎が記した手帳や書類など約400点が東京都内の児玉の旧宅で見つかった。桂内閣が進めた露との講和(05年9月5日)を「失敗」と記した覚書もあり、当時の政治に不満、不信感を抱えた、合理的な政略家としての児玉の一面がうかがえる。

児玉は直筆1次史料が少なく近現代史研究の第一級史料といえそうだ。児玉の長男・秀雄氏(故人)の調査を進める過程で発見された。とくに日露戦争関連が多い。