月別アーカイブ: 2015年1月

経済関係の一層の強化を 政財界トップと会談 ゴ商業相

経済関係の一層の強化を 政財界トップと会談 ゴ商業相

インドネシアのジョコ政権の閣僚の中で初めて日本訪問中のラフマット・ゴーベル商業相は1月20日、東京で宮沢洋一経済産業相、榊原定征・経団連会長らと相次ぎ会談した。一連の会談を通じて、同商業相はインドネシアと日本の経済協力関係の強化に向けた意見交換を行い、両国にとって有益な協力関係を一層強化していくことで合意した。宮沢経産相との会談でゴーベル氏は、ジョコ政権では5年先に7%の経済成長率を目指すほか、農業・漁業を振興し、砂糖などの国内自給化を達成したい考えを示した。

また同氏は、日本貿易振興機構(ジェトロ)の宮本聡・副理事長と会談した後、招かれた日本のインドネシア専門家らとともに、自ら席を用意された福田康夫・日本インドネシア協会会長と昼食。和やかに懇談した。

医療施設の設置など関西の強み生かしたIRを

医療施設の設置など関西の強み生かしたIRを

関西経済同友会は1月20日、大阪湾の人工島・夢洲に誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)について、関西の強みを生かして医療施設など多様な施設を設置するよう提言した。バイオガス発電などを備えた資源リサイクルの実証都市にし、他都市のIRと差別化を図る。2020年の開業を目標にする。

提言によると、ホテルや医療施設、水族館などをつくり、敷地の100万~150万平方㍍のうちカジノ施設の面積は3%以下に抑える。海を隔てて立地するユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)とつなぐ鉄道網を新設する。

JR大阪駅ビル「ルクア1100(イーレ)」4/2開業

JR大阪駅ビル「ルクア1100(イーレ)」4/2開業

JR大阪駅北側のビル(大阪市北区)にできる商業施設「ルクア1100(イーレ)」の開業日が4月2日に決まった。隣接する専門店街「ルクア」と合わせて「ルクアosaka」と総称する。顧客のメインターゲットはルクアが20~30代前半、イーレは少し上の30~40代を狙いとし、国内最大級の駅ビル商業施設は、一体運営による相乗効果で、あべの地区の近鉄百貨店などとの激化する競争に勝ち抜きたい考えだ。

日立システム農業向けIT参入 自治体主導案件に照準

日立システムズ 農業向けIT参入 自治体主導案件に照準

日立システムズは農業向けITサービス分野に参入する。農地で農作物生産と発電を両立する「ソーラーシェアリング事業」を展開する企業を主なターゲットとする。とくに自治体主導の大規模な案件を獲得していく。そのために同事業を一元的に支援するサービスを開発した。2015年春から夏をめどにサービス提供を開始し、今後3年で約30億円の売り上げを目指す。

横穴墓から5~6世紀の大量副葬品 宮崎・えびの市

横穴墓から5~6世紀の大量副葬品 宮崎・えびの市

 宮崎えびの市教育委員会は1月19日、同市島内の「島内地下式横穴墓群」(5~6世紀ごろ)で、装飾された朝鮮半島製の「銀装円頭大刀」など武器、武具を中心とした大量の副葬品を納めた有力者の墓が見つかったと発表した。未盗掘で、繊維や革が多数残存するなどほぼ完全な状態で見つかっており、同市教委は極めて珍しい例としている。

墓は道路工事に伴う調査で2014年10月に見つかり、内部を調査していた。副葬品とともに男女とみられる2体の人骨が見つかった「玄室」は奥行き約2.25㍍、幅約3.1㍍、高さ94㌢、墓群約160墓の中で最大級で、大和政権からの甲冑が含まれ、朝鮮半島とも直接交流のあった有力首長の墓とみられている。

JBIC総裁 1/20 イ財務相らと第5回年次会合

JBIC総裁  1/20 イ財務相らと第5回年次会合

国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁は1月20日、インドネシアを訪れバンバン・ブロジェネゴロ財務相らと第5回財務政策対話年次会合を開く。JBICとインドネシア政府は2010年2月、年1回のペースで定期協議することで合意。JBICが支援するプロジェクトの課題やマクロ政策について話し合ってきた。2013年9月の第4回会合では、インフラ開発に関して両国の提携強化を確認している。

日本鉄鋼連盟などが東南ア諸国の規格標準化を支援

日本鉄鋼連盟などが東南ア諸国の規格標準化を支援

日本の鉄鋼業が東南アジアで鉄鋼製品の標準化活動の支援に乗り出す。日本鉄鋼連盟は1月21日に東京都内で東南アジア各国の鉄鋼協会などと標準化に関する会合を立ち上げる。参加者はASEAN鉄鋼評議会(AISC)に加盟するインドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの6カ国。各国の鉄鋼協会幹部や政府関係者が参加し、日本からは経済産業省の担当者らも出席する予定。

日本は官民連携で、日本工業規格(JIS)をベースに各国の規格づくりを支援するとともに、2015年末の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足を見据えて、規格統一化やアジア発の国際標準化機構(ISO)への共同提案などを総合的に支援する。会合は21日から3日間東京都内で行われる。

肥料配合の土でトマト栽培にプランター不要 カゴメ

肥料配合の土でトマト栽培にプランター不要  カゴメ

カゴメはプランターや肥料を使わずにトマト栽培することができる「そのまま育てるトマトの土」を3月から全国のホームセンターや園芸店などで販売する。肥料が配合されたトマト栽培用の土が入った袋がプランターの代わりになる。苗を植えた後は水をやるだけで、初心者でも簡単にトマトをつくることができるという。園芸資材の製造販売を手掛けるプロトリーフと共同開発した。1シーズン分の肥料はすでに配合済みで、商品特性は同じ「かる~いトマトの土」(プランターが別途必要)も同時発売する。いずれの商品も店頭想定価格は900円前後。

一緒につくる明るいミナミ 府・市・府警・住民が会合

一緒につくる明るいミナミ 府・市・府警・住民が会合

大阪・ミナミの防犯と活性化について府と大阪市、府警、地元住民が話し合う「ミナミ活性化協議会」1月18日、大阪市中央区のホテルで開かれた。今年で10回目。会議後は出席者が「明るいミナミのためにがんばろう」と気勢を上げ、道頓堀周辺をパレードした。

大阪市営地下鉄240円区間「220円に」橋下市長が意向

大阪市営地下鉄240円区間「220円に」橋下市長が意向

大阪市の橋下市長は1月17日、運賃の値下げを検討していた市営地下鉄の第2区間について、現行の240円から「220円に下げていこうと思う」との考え方を示した。市内の街頭演説で述べた。地下鉄の民営化を目指す同市長は、初乗り運賃の引き下げを公約に掲げ、2014年4月、同運賃が200円から180円に下がっている。この際、第2区間以降は消費税分が価格転嫁されて10円値上がりしたため、初乗り運賃との格差が広がっている。運賃変更は市交通局の経営会議で決定される。