月別アーカイブ: 2015年1月

アジア協会、国際交流人材育成を支援 月末にセミナー

アジア協会、国際交流人材育成を支援 月末にセミナー

アジア協会アジア友の会(JAFS、大阪市西区)は同会法人賛助会員や関西の中小企業を対象に国際貢献型グローバル人材育成支援サービスを始めた。JAFSが国際ボランティア活動で蓄積したノウハウや提携先のアジア18カ国64地域の現地団体の海外ネットワークを活用し国際貢献グローバル人材育成を支援する。当初は年に数回のセミナー(参加費3000円)&交流会(同5000円)を開催。また、提携先の現地視察や同会員との交流を計画している。1回目は1月30日14時から大阪市生涯学習センター(大阪市北区)でインドネシアビジネス支援セミナーを開く。

インドネシアの高校生20人が四日市で書道に挑戦

インドネシアの高校生20人が四日市で書道に挑戦

日本の文部科学省が今年度から始めた新事業「スーパーグローバルハイスクール」に指定されている三重県立四日市高校(四日市市)に1月16日、インドネシアのラブスクールジャカルタ高校の2年生20人が訪れ、授業に参加するなどして交流を深めた。

一行は12日に来日し、東京で首相官邸などを訪れた後、同校へ来校。この日はインドネシアの各生徒とペアを組む四日市高校の生徒20人が出迎え、体育など授業や剣道、茶道の部活動に一緒に参加したりした。インドネシアの生徒は書道にも挑戦。うちわに「涼」の字と、自分の名前をカタカナで書き入れた。生徒たちは四日市高校生宅にホームステイして、19日に帰国する。3月には四日市高校の生徒がインドネシアを訪れ、交流を重ねる。読売新聞電子版が報じた。

農薬基準に内外差 農産物輸出拡大の障壁に

農薬基準に内外差 農産物輸出拡大の障壁に

日本の農産物輸出が、日本と海外の農薬の基準の違いという障壁に直面している。日本で使っている農薬の基準と輸出先の基準が合わず、輸出が滞る例が相次いでいる。こうした状況を踏まえ輸出拡大に向け、新たな障害を取り除こうと国や自治体も動き始めた。2014年度、JA全農鳥取はナシや柿を香港やシンガポールなどに輸出しようとしたが、ほとんどできなかった。輸出断念したのは輸出先の農薬基準に触れる可能性があると判断したためだ。また、福岡県のイチゴ「あまおう」から、13年に台湾で使用が認められていない農薬が検出され、商談が不調に終わっている。

舒明天皇陵か蘇我蝦夷墓説 奈良・明日香村に巨大石溝

舒明天皇陵か蘇我蝦夷墓説  奈良・明日香村に巨大石溝

奈良県立橿原考古学研究所は1月15日、明日香村川原の丘陵地にある小山田遺跡で、様々な石で固めた巨大な溝(掘割)が見つかったと発表した。これまで全く知られていなかった遺構で、同研究所は7世紀中ごろに築かれた一辺50㍍以上の大型方墳の濠(ほり)とみている。古墳とすれば飛鳥時代(7世紀)最大級で、舒明(じょめい)天皇ら天皇(大王)陵や、天皇に並ぶ権力を振るった蘇我蝦夷(そがのえみし)の墓の可能性が指摘されている。

溝は2014年11月からの県立明日香養護学校の建て替え工事に伴う調査で見つかった。ほぼ東西方向に約48㍍が確認された。幅は最上部が約7㍍、底面が約3.9㍍。深さは残っている部分で約1㍍あった。北側の法(のり)面には40㌢大の石英閃緑(せんりょく)岩(花こう岩)がびっしりと張ら付けられ、底面には15~30㌢大の石英閃緑岩が敷き詰められていた。南側の法面は一辺数十㌢の方形に加工した板石(厚さ5~10㌢)が積まれていた。一番下に緑がかった結晶片岩が2段に、その上に赤みがかった室生(むろう)安山岩が階段状に8段積み上げられていた。溝を造成した時の土の中から6世紀後半の土器類、溝が埋没した時の流入土から7世紀後半の土器が出土。板石積みに用いられた石の種類からも7世紀中ごろの築造とみられるという。

一帯は飛鳥時代の古墳の集中地域。古墳とすれば、蘇我馬子の墓とする説が有力な石舞台古墳(明日香村、一辺約50㍍の方墳)を上回り、推古天皇陵とされる飛鳥時代最大の山田高塚古墳(大阪府太子町、長辺61㍍)にも匹敵する。現場は、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ、後の天智天皇)、藤原鎌足らが蘇我蝦夷・入鹿父子を滅ぼした「乙巳(いっし)の変」(大化の改新)の舞台とされる伝飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)跡から西約1㌔。

 

 

 

生産地の出荷調整見通しでカキ卸値3~5割高

生産地の出荷調整見通しでカキ卸値3~5割高

東京・築地市場でカキのむき身の卸値が1㌔当たり1500~1800円で前年同期比3~5割高となっている。広島、宮城・三陸産など産地での成長は順調だったが、2016年以降に出荷されるカキの、通常使用される養殖用の貝(ホタテ)が少なくなるとみられ、生産者に出荷量を調整する動きが出ているためだ。東京・築地市場へのカキの入荷量は前年同期に比べ1~2割少ない。小売価格は100㌘当たり400~500円が中心で例年より2~3割高い店もある。ただ、三陸産を中心に身の質は良いという。

全漁連がシンガポール・金融街に2月、和食店開業

全漁連がシンガポール・金融街に2月、和食店開業

全国漁業協同組合連合会(全漁連)は2月、シンガポールで日本産水産物を使った和食の飲食店を開く。世界的に水産物の消費が増えており、日本産水産物を海外に売り込む。全国の漁協・漁連がそれぞれの特産品を販促し、現地の消費者の嗜好を知る拠点とする。輸出に向けたノウハウを取得し、水産物の輸出拡大につなげる。

店舗名は「JF KANDA WADATSUMI」。現地のビジネスマンの来店を想定し、シンガポールの金融街に出店する。店舗では定番品として長崎産本マグロや愛媛産マダイ、北海道産ホタテなどを使った料理を提供する。

インドネシア関係者招き名所案内 岐阜県観光連盟

インドネシア関係者招き名所案内  岐阜県観光連盟

岐阜県観光連盟などはインドネシアからの誘客を目的に、同国の旅行会社やメディア関係者4人を招き東海地方の観光名所を案内。一行は1月12、13の両日、県内の観光地を巡り、郡上踊りや紙漉(す)きなどを体験した。「ビジット・ジャパン」事業の一環。同連盟と愛知県観光協会、浜松市などが協力し実施した。インドネシア人の日本旅行者向けの観光コースの設定に役立ててもらうのが狙い。

今回招いた4人は4泊5日の日程で12日に来日。中部国際空港から白川郷合掌造り集落(大野郡白川村)へと足を運び、下呂温泉(下呂市)に宿泊。13日は郡上市で郡上踊りを楽しみ、美濃市へ。美濃和紙の里会館でインドネシア語で説明を受け、紙すきを体験した。岐阜新聞電子版が報じた。

 

コメ小売価格7カ月連続値下がり 11月も0.1%安

コメ小売価格7カ月連続値下がり 11月も0.1%安

農林水産省が公表した「米に関するマンスリーレポート」によると、2014年11月のコメの小売価格(全銘柄平均)は、5㌔1,864円(消費税込み)で前月比0.1%安かった。7カ月連続で値下がりした。前年同月比で6%下げた。販売数量は前年同月比7%減で、需要が振るわなかった。

ジェトロがミャンマー・ダウェーに視察団派遣

ジェトロがミャンマー・ダウェーに視察団派遣

日本貿易振興機構(ジェトロ)は1月27~30日、ミャンマー南部のダウェーを訪れる視察団を組む。ダウェーはベトナムからミャンマーへ横断する道路網「南部経済回廊」の西の終着点に位置し、深海港や工業団地を整備する計画がある。2014年11月の日本・ミャンマー首脳会談でタイを含む3カ国で開発を協議することで合意。15年から協議が本格化することから、商社や建設、銀行など約30社とともに現地の可能性を探る。ジェトロがダウェー視察を組むのは初めて。

USJ入場者数2年連続で1000万人超え 15年は過去最高の公算

USJ 入場者数2年連続で1000万人超え 15年は過去最高の公算

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)は1月13日、2014年4月からの入場者数が1月12日時点で1000万人を超えたと発表した。1000万人超えは2年連続。14年7月15日に開業した人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアが、訪日外国人観光客の誘致を含めて集客に大きく貢献した。順調に推移すれば、15年は入場者が過去最高だった開業初年度(平成13年度)の約1102万人を上回る見通しだ。