関空・伊丹の運営権売却 1次入札3カ月延期
新関西国際空港会社は、関空と大阪国際(伊丹)空港の運営権の売却を巡り、2月16日に設定していた1次入札の締め切りを延期する方針だ。約3カ月延期し、最終的な書類提出の期限を5月18日とする案が有力。運営期間の長さや価格の高さから国内企業が慎重になっており、入札不成立を回避する。応札前の協議には応じるが、条件面の溝が埋まるかは不透明だ。これらの動向次第では、2016年1月を目指す両空港運営の民間への移行時期がずれ込む可能性も出てきた。
大阪・難波宮跡近くで「五十戸」を記した木簡出土
大阪博物館協会大阪文化財研究所は2月3日、大阪市の難波宮跡近くで地方の行政単位「五十戸」を記した木簡が出土したと発表した。「日本書紀」には難波宮に遷都した孝徳天皇が646年に出した大化改新の詔の一つに「役所に仕える仕丁は五十戸ごとに1人徴発せよ」とある。木簡は長さ15.5㌢、幅3.4㌢。「玉作五十戸俵」と記されていた。玉作という地名は陸奥(青森など)や土佐などにあり、地方から五十戸単位で税として米を収めた際の荷物とみられている。五十戸と記した史料はこれまで天智天皇の時代の660年代のものが最古で、孝徳天皇の時代に遡る可能性があり、同研究所ではこのころ「五十戸」があった証拠になるかも知れない-としている
日商大型使節団 ジョコ大統領・関係閣僚と会談
インドネシアを訪れている日本商工会議所の代表は2月2日午前、中央ジャカルタの大統領宮殿(イスタナ)に、ジョコ・ウィドド大統領を表敬訪問した。同大統領が海外の経済団体と会談するのは初めて。インドネシア側は経済関係閣僚が顔をそろえ、年末のASEAN経済共同体発足を控え日商側に対し、輸出拡大に向け日本の製造業のさらなる投資に期待感を示した。
大統領との会談にはラフマット・ゴーベル商業相、サレ・フシン工業相、ソフヤン・ジャリル経済調整相、インドネシア商工会議所(カディン)幹部らが出席。大統領が日系企業の抱える課題を共有したいとの希望から、当初の30分の予定を大幅に超え、約1時間にわたる会談となった。日商使節団はまた同日、カディンやインドネシア経営者協会(アピンド)などインドネシア経済界とインフラ整備と労働・人材育成について対話を行った。地元メディアが報じた。