月別アーカイブ: 2015年3月

近畿2月の貿易赤字362億円 2カ月連続

近畿2月の貿易赤字362億円  2カ月連続

大阪税関が3月18日発表した2月の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、362億円の赤字(前年同月は508億円の黒字)だった。赤字は2カ月連続。中国から春物衣料の輸入が大幅に伸びた。スマートフォン関連部品の増産で半導体製造装置の輸入も増えた。輸出額は前年同月比2.5%増の1兆2425億円、輸入額は同10.1%増の1兆2768億円。

「都構想で公開討論を」必要性を指摘 大商会頭

「都構想で公開討論を」必要性を指摘  大商会頭

大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は3月20日、大阪都構想について「何がいいところか悪いところか、正直よく分らない。公開討論ではっきりさせていく、ということをしたらいい」と述べ、5月17日の住民投票前に賛成派、反対派による公開討論会を実施する必要性を指摘した。

大阪広告協会賞にUSJ運営のユー・エス・ジェイ

大阪広告協会賞にUSJ運営のユー・エス・ジェイ

大阪広告協会は第58回大阪広告協会賞にテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営するユー・エス・ジェイを選出した。活発な広告宣伝活動や新エリア「ハリー・ポッター」の開発で、国内外からの来場者を増やし、大阪の経済に貢献したことが評価された。

和歌山県がベトナム農業農村開発省と相互協力の覚書

和歌山県がベトナム農業農村開発省と相互協力の覚書

和歌山県は、ベトナム農業農村開発省と農業や水産業分野について、相互協力する覚書を締結した。県や県内企業はベトナムに対し、栽培や加工、流通技術を指導し、人材を育成する。一方、県内からの企業進出などに協力してもらい、販路拡大の好機にしたいという。県が相互協力の覚書を結んだのは香港、インド・マハラシュトラ州、台湾経済部に次いで4カ所目。仁坂吉伸和歌山県知事とベトナムのカオ・ドク・ファット農業農村開発相が覚書に署名を交わした。紀伊民報が報じた。

石田梅岩・石門心学の京都講舎跡地に石碑と駒札設置

石田梅岩・石門心学の京都講舎跡地に石碑と駒札設置

江戸時代の思想家、石田梅岩(1685~1744年)が石門心学を説くために開いた、京都市中京区車屋町通御池上ルの講舎跡地に、同学問発祥の歴史を伝える石碑と駒札が設置され、3月19日に除幕式が行われた。梅岩の研究者や子孫、地域住民ら約50人が立ち会い、教えを後世に伝えていくことを誓った。

石田梅岩は現在の亀岡市に生まれ、呉服屋で奉公したのち、1729年に同地で当時としては画期的な、身分の区別なく誰もが自由に学べる講義を始めた。その斬新な教えは承認を中心に石門心学として広まっていった。

ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入

ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入

キリンビールに続き、サッポロビールがクラフトビール事業の参入計画を発表した。キリンは3月18日東京・代官山と横浜の直営ブルワリー店舗を通じて展開するクラフトビール事業「SPRING VALLEY BREWRY」の内容を公表した。直営店舗では6種類の通年商品や期間限定のクラフトビールを1杯680円前後の価格で提供すると同時に、ホップや果実にビールを通して香りや味付けするカスタマイズビールも提供する。横浜店舗は3月25日、代官山店舗は4月17日オープンする。

サッポロビールは2014年末に設立した専門子会社、ジャパンプレミアムブリューが第1弾商品「Craft Label 柑橘香るペールエール」の製造をサッポロビール那須工場に委託。第1弾商品は5月26日に首都圏のサッポロライオン23店舗で先行販売、6月9日からサッポロビールのネットショップでも販売する。

クラフトビールはもともと、各地の中堅・中小企業がそれぞれのこだわりや特徴を前面に打ち出した、いわば手づくり感覚の地ビールだ。それを大手のナショナルブランドを持つビールメーカーが参入するというもの考えれば奇妙な話だが、それほどまでに業界全体のビール需要が減少傾向をたどり、立て直し策が見えない現状があるのだ。

 

 

 

都構想パンフ 中立的な内容で市内全戸配布

都構想パンフ 中立的な内容で市内全戸配布

大阪都構想を巡り、大阪市議会は3月18日、住民投票に向けた協定書の広報用パンフレットの経費を含む計約9億3000万円の補正予算を可決した。自民、公明など野党4会派は構成に問題があるとしてパンフレットの経費を削除する方針だったが、中立的な内容に変更することを条件に認めた。パンフレットは市内全戸に配布し、住民説明会の参加者には、賛否の意見をまとめた資料を配る予定だ。

生薬の栽培を促進 山口県と連携協定 大阪生薬協会

生薬の栽培を促進 山口県と連携協定 大阪生薬協会

大阪生薬協会(大阪市中央区)は3月18日、漢方の原料となる生薬の国内生産と安定供給を促進する連携強化を、栽培を進めていく山口県と締結した。同協会によると、現在国内に流通している生薬の8割以上が中国や東南アジアなどからの輸入品が占めている。近年、中国産は品薄と価格の高騰などが問題となっており、国内でも各地で栽培が進んでいる。山口県では農業政策の一環として、米作から生薬栽培への転作を促している。今回の協定を受けて4月以降、栽培したい農家を募り、トウキ、シャクヤク、ミシマ彩サイコ、ドクダミの4品種を栽培していく予定。

USJ 16年春にジュラシック・エリアにジェットコースター

USJ 16年春にジュラシック・エリアにジェットコースター

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)を運営するユー・エス・ジェイのグレン・ガンベル社長兼最高経営責任者(CEO)は、約100億円を投じ、映画「ジュラシック・パーク」を題材にした新しいジェットコースターを2016年春に新設する計画を発表した。ジュラシック・パークのエリアに、恐竜を題材にしたジェットコースター型アトラクションを新設するもの。この新アトラクションで初年度入場者を30万~50万人押し上げる効果があるとみている。また同CEOは、カジノを含む統合型リゾート(IR)について「他社と組んで、立ち上げに参加したい」と参入に強い意欲を示している。

植物工場の市場20年に155億円規模に 富士経済

植物工場の市場20年に155億円規模に 富士経済

富士経済(東京都中央区)は、農業関連システムや機器・資材の国内市場調査の結果をまとめた。これによると植物工場の市場規模が、2020年には155億円と14年との比較で2.8倍に伸びると予測。同市場を含む養液栽培プラント全体の市場も、20年には14年比で2.2倍の196億円に拡大するとしている。