近畿2月の貿易赤字362億円 2カ月連続
大阪税関が3月18日発表した2月の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、362億円の赤字(前年同月は508億円の黒字)だった。赤字は2カ月連続。中国から春物衣料の輸入が大幅に伸びた。スマートフォン関連部品の増産で半導体製造装置の輸入も増えた。輸出額は前年同月比2.5%増の1兆2425億円、輸入額は同10.1%増の1兆2768億円。
ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入
キリンビールに続き、サッポロビールがクラフトビール事業の参入計画を発表した。キリンは3月18日東京・代官山と横浜の直営ブルワリー店舗を通じて展開するクラフトビール事業「SPRING VALLEY BREWRY」の内容を公表した。直営店舗では6種類の通年商品や期間限定のクラフトビールを1杯680円前後の価格で提供すると同時に、ホップや果実にビールを通して香りや味付けするカスタマイズビールも提供する。横浜店舗は3月25日、代官山店舗は4月17日オープンする。
サッポロビールは2014年末に設立した専門子会社、ジャパンプレミアムブリューが第1弾商品「Craft Label 柑橘香るペールエール」の製造をサッポロビール那須工場に委託。第1弾商品は5月26日に首都圏のサッポロライオン23店舗で先行販売、6月9日からサッポロビールのネットショップでも販売する。
クラフトビールはもともと、各地の中堅・中小企業がそれぞれのこだわりや特徴を前面に打ち出した、いわば手づくり感覚の地ビールだ。それを大手のナショナルブランドを持つビールメーカーが参入するというもの考えれば奇妙な話だが、それほどまでに業界全体のビール需要が減少傾向をたどり、立て直し策が見えない現状があるのだ。
USJ 16年春にジュラシック・エリアにジェットコースター
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)を運営するユー・エス・ジェイのグレン・ガンベル社長兼最高経営責任者(CEO)は、約100億円を投じ、映画「ジュラシック・パーク」を題材にした新しいジェットコースターを2016年春に新設する計画を発表した。ジュラシック・パークのエリアに、恐竜を題材にしたジェットコースター型アトラクションを新設するもの。この新アトラクションで初年度入場者を30万~50万人押し上げる効果があるとみている。また同CEOは、カジノを含む統合型リゾート(IR)について「他社と組んで、立ち上げに参加したい」と参入に強い意欲を示している。