月別アーカイブ: 2015年3月

桂米朝さん(89)肺炎で死去 落語家、人間国宝

桂米朝さん(89)肺炎で死去   落語家、人間国宝

戦後の上方落語復興の立役者で、落語家として文化勲章を受章した人間国宝の桂米朝(かつら・べいちょう、本名中川清=なかがわ・きよし)さんが3月19日午後7時41分、肺炎のため亡くなった。89歳だった。通夜は24日午後6時、合同葬は25日午前11時、大阪府吹田市桃山台5の3の10の公益社千里会館。喪主は長男で落語家の桂米団治(中川明)さん。

2月大阪百貨店売上高0.5%増 8カ月連続のプラスに

2月大阪百貨店売上高0.5%増 8カ月連続のプラスに

日本百貨店協会が3月19日発表した2月の大阪地区の百貨店売る上げ高は、前年同月比0.5%増の564億円と8カ月連続のプラスとなった。中国の出世つ(旧正月)の連休もあり、外国人観光客向けの販売が好調だった。商品別では外国人に人気が高い化粧品が12.7%増。日本ブランドの売れ行きが好調な子供服洋品も5.9%増だった。一方、高級品が多い美術・宝飾・貴金属は0.6%のマイナスとなった。高級ブランドバッグなど身の回り品も0.8%減少した。神戸地区は0.5%減の115億円、京都地区は8.3%減の173億円だった。

大阪府、りそな・三井住友銀と中小企業支援で協定

大阪府、りそな・三井住友銀と中小企業支援で協定

大阪府は3月19日、海外市場や新規事業への展開を目指す中小企業などを連携して支援するため、りそな銀行、三井住友銀行とそれぞれ協定を結んだ。りそな銀行は府の上海事務所に7月をめどに行員1人を2年ほど出向させる。三井住友銀行は医療分野などで商談を仲介し、新規融資につなげる。りそな銀行が自治体の海外拠点に行員を派遣するのは初めて。大阪府が海外事務所に企業に出向者を受け入れるのも初。

カツオ卸価格3~4割安 小笠原近海での水揚げ増で

カツオ卸価格3~4割安 小笠原近海での水揚げ増で

カツオの卸価格が安い。東京・築地市場の卸価格は1㌔㌘400~500円と前年同期比3~4割安い。漁業情報サービスセンター(東京都中央区)によると、小笠原近海に6~12㌔㌘の大型魚が多く滞留しているといわれ、現実に千葉県勝浦港で水揚げが増えている。このため、築地市場へのカツオの入荷量は2月以降、前年比1.5~2倍のペースが続いている。

国内最古の彩色「両界曼荼羅図」3/20から東寺で公開

国内最古の彩色「両界曼荼羅図」3/20から東寺で公開

弘法大師・空海ゆかりの世界遺産・東寺(京都市南区)の宝物館で3月18日、国内最古の彩色曼荼羅図(まんだらず)「両界(胎蔵界・金剛界)曼荼羅図」(国宝)のうち、胎蔵界が報道陣に公開された。作者は不明だが、彩色された最古の両界曼荼羅図として知られ、赤、黄、群青など鮮やかな色使いが特徴。同寺で公開されるのは6年ぶり。前期(胎蔵界、3月20日から4月23日まで)、後期(金剛界、4月24日から5月25日まで)に分けて展示される。

15年「賃金改善ある」51% 近畿中小企業 大企業を4㌽上回る

15年「賃金改善ある」51%  近畿中小企業 大企業を4㌽上回る

帝国データバンク大阪支社がまとめた2015年度の近畿の企業の賃金動向調査によると、中小企業の51.1%が「賃金改善がある」と回答し、大企業の47.0%を4.1㌽上回ったことが分った。「賃金改善がある」と回答した大企業と中小企業の理由は、「労働力の定着・確保」が66.1%でトップとなった。前年度に比べ12.2㌽高い。「自社の業績拡大」(47.7%)は前年度比2.2㌽低下した。調査は15年1月19~30日実施。近畿地区の1789社から有効回答を得た。

“ちょい飲み”コンビニ拡大 ミニストップ10店体制へ

“ちょい飲み”コンビニ拡大 ミニストップ10店体制へ

ミニストップはコンビニエンスストアで”ちょい飲み”もできるようにした新業態「シスカ」を今期(2016年2月期)に10店程度まで増やす。現在は東京・神田と日本橋の2店にとどまっているが、多様な立地で検証を進める。酒が飲めるコンビニの新業態として、新たなニーズを開拓していく。

住宅地7年連続下落 商業地は2年連続上昇 府内の公示価格

住宅地7年連続下落 商業地は2年連続上昇  府内の公示価格

国土交通省が3月18日発表した2015年の公示価格(1月1日時点)で、大阪府内では商業地は2.0%(前年1.9%)と2年連続上昇した。最高価格はグランフロント大阪南館(大阪市北区大深町)の1平方㍍当たり1010万円で、府内の最高価格が1000万円を超えたのは09年以来。一方、住宅地は下落率0.1%で7年連続の下落だが、下降幅は5年連続で縮小した。

USJが沖縄に新たなテーマパーク建設 テーマは映画・テレビ以外

USJが沖縄に新たなテーマパーク建設 テーマは映画・テレビ以外

大阪市でテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)を運営する「ユー・エス・ジェイ」のグレン・ガンぺル社長兼最高経営責任者(CEO)は3月18日、沖縄県内に新たなテーマパークを建設する方針を明らかにした。具体的な場所や時期は示さなかったが、これまでの発言から名護市が有力とみられる。新パークのテーマについては、USJとすみ分けを図るため「映画やテレビ以外」としている。USJや東京ディズニーランドに次ぐ規模を想定しているという。

翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事は18日、「新たなテーマパークは美ら海水族館、首里城に匹敵する魅力のある観光施設となり、沖縄観光の将来にとって大変重要で歓迎すべきことだ。県として引き続き誘致に向けて協力に取り組んでいく」とのコメントを出した。

関空2月国際線旅客数は19%増の117万人で過去最高

関空2月国際線旅客数は19%増の117万人で過去最高

新関西国際空港会社が3月17日発表した2月の関西国際空港の運営概況(速報値)によると、国際線の旅客数は前年同月比19%増の117万2446人となり、2月として過去最高となった。2014年度の累計は1216万6121人となり、3月を待たずに年度の過去最高を更新した。これまでの最高は13年度の1205万1892人。(注)

(注)新関西国際空港会社が訂正発表–実際には2000年度の1285万2773人を更新しておらず、2月時点では過去2番目の水準だった。