月別アーカイブ: 2015年4月

ミャンマーに化学消防車2台寄贈 新関西国際空港会社

ミャンマーに化学消防車2台寄贈 新関西国際空港会社

新関西国際空港会社で使ってきた化学消防車2台が、ミャンマーに寄贈されることになり、在ミャンマー日本大使館とミャンマー政府との間で贈与契約が締結された。この2台の化学消防車は大阪(伊丹)空港で約15年間使われた後、3月末に引退した。一方、ミャンマーでは航空機災害などに対応した化学消防車が不足しており、ミャンマーの航空当から日本の外務省を通じて支援要請を受け、新関西国際空港会社が国際貢献として寄贈を決めた。船で輸送し、5、6月ごろ現地で引き渡しを予定している。

輸入白身魚の高値続く円安,米中の需要増,漁獲量減響く

輸入白身魚の高値続く 円安,米中の需要増,漁獲量減響く

フライなどに加工される輸入白身魚の高値が続いている。北米産のギンダラやカラスガレイなどの高値が目立っている。為替の円安に加え、米国や中国などでこれらの食材に対する需要が増えているほか、漁獲量の減少も響いている。今のところ小売価格には反映されておらず、影響は限定的だが、今後の高値を警戒する声は強い。

水産庁によると、2013年度の水産物自給率(重量ベース)は60%で、4割を輸入している。焼き魚となる銀ダラは3月以降、主産地のアラスカで漁が始まった。円安の進行で輸入価格は前年同期比3~4割高い。国内卸価格も1㌔2000円を超える水準で過去最高値圏での荷動きが続く見通しだ。メロは1㌔3000~3500円で前年同期比4割高い。居酒屋などで揚げ物に使われるカラスガレイは前年比3~4割高の1㌔900~950円だ。

長野市・善光寺で6年ぶり前立本尊「ご開帳」

長野市・善光寺で6年ぶり前立本尊「ご開帳」

長野市の善光寺で4月5日、本尊の身代わりの「前立(まえたち)本尊」を6年に1度(数え年では7年に1度)公開する「ご開帳」が始まった。期間は5月31日まで。5日は小雨の中、午前6時過ぎ本堂の厨子(ずし)が開くと金色に輝く前立本尊が姿を現し、約500人の参拝客は感嘆の声を上げた。期間中、北陸新幹線効果で前回2009年の673万人を上回る700万人の参拝客を見込んでいる。

「大阪都構想」反対が10.8㌽上回り47.5%に 賛成が下降

「大阪都構想」反対が10.8㌽上回り47.5%に 賛成が下降

共同通信社が大阪市に有権者を対象に4月4、5の両日実施した電話世論調査によると、大阪市を廃止し5つの特別区を新設する「大阪都構想」への反対は47.5%で、賛成36.7%を10.8㌽上回った。3月14、15の両日実施した前回調査では賛成43.1%、反対41.2%と拮抗していた。

御堂筋活性化アイデア 幅広い応募 最優秀賞など決まる

御堂筋活性化アイデア 幅広い応募 最優秀賞など決まる

大阪市のメインストリート、御堂筋を活性化させるアイデアを日本建築協会が「そぞろ歩く御堂筋」をテーマに募集した。御堂筋沿道区間を対象地域に、敷地内の空き地や歩道の魅力的な活用方法を提案した作品は、小学生から70代までの応募があった。この表彰式が竹中工務店大阪本店で行われ、応募総数59点の中から選ばれた最優秀賞1点と優秀賞5点の受賞者らに賞状などが贈呈された。

つんく♂さん 声捨て生きる がん治療で声帯摘出

つんく♂さん 声捨て生きる  がん治療で声帯摘出

ロックバンド・シャ乱Qのボーカルとして、またアイドルグループ「モーニング娘。」のプロデューサーとして知られるつんく♂さん(46)が4月4日、母校・近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式に参加し、がん治療のため声帯を摘出し、声を失ったことを公表した。当初、入学式のプロデューサーを務めたつんく♂さんは、首にストールを巻いた姿でステージに立った。だが、ほほ笑みつつも発言はないまま。そして、ステージ脇のモニターに「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」などのメッセージが映し出され、がんの治療のため声帯を摘出したことが明かされた。

「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事をこれから考えながら生きていこうと思います。皆さんも、あなただから出来る事。あなたにしか出来ない事。それを追求すれば学歴でもない、成績でもない、あなたの代わりでは無理なんだ、という人生が待っていると思います」などのメッセージを新入生に贈った。

世界に和食アピール 安倍首相がミラノ万博出席検討

世界に和食アピール 安倍首相がミラノ万博出席検討

安倍晋三首相は、7月上旬にイタリア・ミラノを訪問する検討に入った。同月11日のミラノ国際博覧会(ミラノ万博)ジャパンデーに出席するためで、「食」をテーマにした同博覧会で世界に和食をアピールして、日本の農産品輸出の拡大につなげるのが狙い。現地ではイタリアのレンツィ首相らとの会談を調整している。

春満喫の万博公園で「桜まつり」と「全国大陶器市」

春満喫の万博公園で「桜まつり」と「全国大陶器市」

大阪府吹田市の万博記念公園で「桜まつり」と「全国大陶器市」が開かれ、好天の4月4日、大勢の花見客、陶器ファンらでにぎわった。大陶器市には美濃焼(岐阜県)、萩焼(山口県)、有田焼(佐賀県)など全国から約40の業者が50万店の陶器を携えて大集合。花瓶、つぼ、大皿、小皿、茶碗など様々な作風の焼き物がテントに並べられた。

また園内にあるソメイヨシノなど9種類の5500本のサクラが満開になり、家族連れらが桜の下に陣取って弁当に舌鼓を打ったり、写真を撮ったりして春の一日を過ごしていた。いずれも12日まで。期間中、園内の東大路で桜のライトアップがある。

第50回上方漫才大賞に「テンダラー」

第50回上方漫才大賞に「テンダラー」

「第50回上方漫才大賞」の発表会が4月4日、大阪市内で行われ「テンダラー」が大賞を受賞した。奨励賞は「学天即」、新人賞は「吉田たち」だった。大賞のテンダラーには賞金200万円が贈られた。

近畿3月景況感 3カ月連続改善もまだ回復途上

近畿3月景況感 3カ月連続改善もまだ回復途上

帝国データバンク大阪支社が4月3日に発表した近畿2府4県の3月の景気動向指数(DI)は44.5と前月から1.3㌽上昇した。改善は3カ月連続。全国10地域でみると、北陸を抜き1年11カ月ぶりに8位へ返り咲いた。DIは50を上回ると「景気が良い」と判断した企業が多いことを示す。

業種別ではインバウンド消費の増加を追い風に、小売り(39.9)が前月から3.1㌽改善した。公共投資や再開発の増加を受けて、建設(51.3)は7カ月ぶりに50㌽を超えた。消費増税の駆け込み需要に沸いた前年同月(49.8)と比べると、まだ回復途上にある。