月別アーカイブ: 2015年4月

バジルに高い抗酸化活性を確認 エスビー食品

バジルに高い抗酸化活性を確認  エスビー食品

エスビー食品は、農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所との共同研究で、生鮮ハーブの抗酸化能における時期別変動を確認した。国産ハーブのイタリアンパセリ、コリアンダー、クレソン、バジルなど8種に関して、抗酸化活性やポリフェノール量を測定。バジルの抗酸化活性が最も高いこと、セリ科のハーブは夏季に、アブラナ科のハーブは冬季に数値が高くなることも分かった。今後は抗酸化能の中心的役割を果たす成分の解明を進めていく。

ウナギの稚魚の養殖量「池入れ量」16%減

ウナギの稚魚の養殖量「池入れ量」16%減

水産庁は4月16日、国内での二ホンウナギの稚魚シラスウナギの養殖量をまとめた。2014年11月から15年3月末までにシラスウナギを池で養殖する「池入れ量:」は16.9㌧と、好調だった前年の同期に比べ約16%の減少となった。稚魚の国内漁獲量は堅調だったが、台湾や中国、韓国など周辺国・地域が不漁で輸入が低迷した。今季の日本の池入れ量は年間21.6㌧に制限された。今後、海外からのシラスウナギ輸入量が若干増えるとみられるが、制限内にとどまる見通しだ。

都構想反対で自民党が説明会 問題点を指摘

都構想反対で自民党が説明会  問題点を指摘

自民党は4月16日、大阪市を廃止、分割する「大阪都構想」について独自の説明会を開始した。自民党は、本来、大阪市として中立的な立場で行うべき住民説明会の内容が、橋下市長により説明が「賛成に偏っている」と問題視。今後、公明党などと協力して大阪市内24行政区で説明会を開き、都構想の問題点を指摘する方針だ。一方、推進派の大阪維新の会も同日、党会合で住民投票可決へ向けた動きを強化する方針を決めた。

低炭素都市づくりへ バンドンが川崎市と連携

低炭素都市づくりへ  バンドンが川崎市と連携

神奈川県川崎市はインドネシア西ジャワ州の州都バンドン市と、温暖化ガスの排出抑制などに取り組む低炭素都市づくりの連携事業を始めた。川崎市、地球環境計画(UNEP)の国際環境技術センターと連携し、川崎市がバンドン市の職員研修を受け入れ、両市の関係機関との調整にあたる。相手国の温暖化ガス削減策に協力することで、排出枠を得る環境省の2国間クレジット制度(JCM)の補助金を活用し、事業を推進する。日経産業新聞が報じた。

 

「ルクアイーレ」と「ルクア」売上高7割増で発進

「ルクアイーレ」と「ルクア」売上高7割増で発進

JR大阪駅北側に4月2日開業した商業施設「ルクア1100(イーレ)」と、隣接する既存商業施設「ルクア」との売上高が合算で、12日時点で前年同期比7割増となり、順調なスタートを切った。JR西日本の真鍋社長が明らかにした。来店客数も約8割増え、前身の百貨店「JR大阪三越伊勢丹」の実績を大きく上回った。

グランフロント大阪2年目売上高444億円 目標11%上回る

グランフロント大阪2年目売上高444億円目標11%上回る

JR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」(大阪市北区)にある商業施設部分の開業2年目(2014年4月~15年3月)の売上高が444億円だったことが4月15日分かった。円安を背景に訪日外国人の来場者が増えたことなどで、年間目標の400億円を11%上回った。初年度(13年5月~14年3月)の売上高436億円に続き、2年連続で目標を達成した。来場者は開業から約1年11カ月だった4月6日時点で累計1億人を突破。話題となった東京スカイツリータウン(東京都墨田区)を上回る集客ペースとなっている。

大阪市の自治会「都構想に反対」代表者会合で決定

大阪市の自治会「都構想に反対」代表者会合で決定

大阪市内の自治会組織「市地域振興会」は大阪市を廃止・再編する「大阪都構想」に反対する方針を決めた。今後、回覧板を回すなどし、住民投票での反対を呼び掛ける。橋下市長は4月15日、東住吉区での都構想の住民説明会で「町内会が反対だと決めるのは古いやり方だ」と批判した。

振興会の北尾一会長(78)によると、14日に全24区の代表者で会合を開き、都構想反対の方針を多数決で決めた。「住民サービスが低下する」などが主な理由という。振興会には約6割の世帯が加入しているといわれるが、加入者への反対の働きかけは各区の代表者らに委ねられる。

為末大さん「スポーツ発展に協力」ブータン親善大使に

為末大さん「スポーツ発展に協力」ブータン親善大使に

陸上男子400㍍障害で世界選手権銅メダルを2度獲得した為末大さん(36)がこのほどブータン・オリンピック委員会の親善大使に就任し、同国のスポーツ振興を支援することになった。為末さんは3月30日、ブータンで行われた調印式で正式に任命を受け、「スポーツで人を育てる活動によって、ブータンのスポーツ文化の発展に協力していきたい」と意欲をみせている。毎日新聞などが報じた。

水素ステーション 関西で15年度に10カ所設置

水素ステーション 関西で15年度に10カ所設置

燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションが、2015年度中に関西で10カ所建設される。FCVは排ガスの出ない究極のエコカーとして注目され、トヨタ自動車が14年末に「ミライ」を発売している。関西には現在稼働している水素ステーションは1カ所だけだが、15年度からインフラ整備が加速する。次世代自動車振興センター(東京都港区)がこのほど、国の補助事業に採択された水素ステーションの設置計画を公表した。計画では近畿2府4県で7カ所の新設が盛り込まれている。建設中を含めると16年春時点では、関西の水素ステーションは計11カ所に広がる。

関空国際線 14年度699万人 外国人客が日本人上回る

関空国際線 14年度699万人 外国人客が日本人上回る

新関西国際空港会社は4月15日、2014年度の国際線の外国人旅客数が前年度より4割増えて過去最多の699万人に達し、開港以来初めて日本人旅客数(630万人)を上回ったと発表した。訪日外国人旅客にけん引され、14年度の総旅客数は歴代2番目の2004万人と、00年度(2058万人)以来、14年ぶりに2000万人を超えた。

国際線の旅客総数は1352万人で過去最多。日本に入国せず関空を乗り継ぎで利用した通過旅客は23万人。国内線は前年度比7%増の653万人で、3年連続で前年度を上回った。国際線と国内線の合計離着陸数前年度比9%増の14万5000回と過去最多(13年度13万3000回)を更新した。

外国人旅客数の増加は、格安航空会社(LCC)の増便が後押しし、中国、香港、台湾、韓国と結ぶ国際線LCCの離着陸回数は前年度比35%増の約1万5000回となり、旅客数も同52%増の約216万人と大幅に伸びた。また、14年4月~15年1月の中国本土からの旅客は前年同期比86%増の56万人と急増。15年3月の外国人旅客数は73万人と月単位で過去最多を記録した。