「日本ワイン」純国産だけ 産地表示を厳格化
国税庁は6月11日、国内で販売されているワインの表示ルールを新たに策定する方針を固めた。国産のブドウを原料に国内で製造されたワインだけを表示できるようにする。純国産のブランド力を高め、海外展開を後押しするのが狙い。国税審議会に諮ったうえで、今秋にも導入する。国内では国産ワインのほか、輸入した濃縮果汁を原料とした商品などが流通しているが、国産ワインとそれ以外を明確に区別する表示ルールがなかった。
家康が愛した「忍冬酒」を饅頭に 新銘菓を共同開発
静岡県西部の有名和菓子店が、徳川家康の好物だったとされる薬味酒「忍冬(にんどう)酒」を使った饅頭(まんじゅう)の共同開発に乗り出す。パッケージや価格、基本レシピは共通化する一方、隠し味は各社の裁量に委ね、統一ブランドで7月中にも発売する。
発売するのは「家康が愛した酒 忍冬酒まん」。焼き饅頭(9個入り、税別1000円程度)と蒸し饅頭(1個、同100円程度)の2種類。参加するのは入河屋(浜松市)、たこ満(静岡県菊川市)、田町梅月(浜松市)などで、最終的に5社程度を見込む。
忍冬酒は焼酎に薬草のスイカズラを漬け込んだ薬味酒。地元の英傑、徳川家康没後400年記念企画の一つとしたい考えだ。