月別アーカイブ: 2015年6月

「国産ワイン」純国産だけ 産地表示を厳格化

「日本ワイン」純国産だけ 産地表示を厳格化

国税庁は6月11日、国内で販売されているワインの表示ルールを新たに策定する方針を固めた。国産のブドウを原料に国内で製造されたワインだけを表示できるようにする。純国産のブランド力を高め、海外展開を後押しするのが狙い。国税審議会に諮ったうえで、今秋にも導入する。国内では国産ワインのほか、輸入した濃縮果汁を原料とした商品などが流通しているが、国産ワインとそれ以外を明確に区別する表示ルールがなかった。

ニュートラムに25年ぶり新型車両導入16年4月から

ニュートラムに25年ぶり新型車両導入 16年4月から

大阪市交通局は6月12日、来年度から南港ポートタウン線でニュートラムの新型車両「200系」を7編成導入すると発表した。費用は1編成(4両)につき約4億3000万円。外観はそれぞれ異なる青、ピンク、赤、オレンジ、黄、緑、紫の7色。同線での新型車両導入は25年ぶり。2016年4月に青色の1編成が運航を開始し、他のカラーも順次お目見えする。

オリックス・仏バンシ連合1次通過 関空・伊丹運営

オリックス・仏バンシ連合1次通過 関空・伊丹運営

新関西国際空港会社は6月12日、5月22日に締め切った関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却(コンセッション)の1次入札で、オリックスとフランスの空港運営大手「バンシ・エアポート」の企業連合が審査を通過したと発表した。
また、企業連合側が事業計画を練る十分な時間を確保するため、2次入札の審査書提出期限を従来から3カ月延期し、9月18日にすると発表。民間企業への運営権移管も従来の2016年1月ごろから同3月末となることを明らかにした。これに伴い、空港の運営期間は44年となる。

国内最古の文字瓦か 飛鳥寺跡で出土の瓦

国内最古の文字瓦か   飛鳥寺跡で出土の瓦

奈良県文化財研究所は、6世紀末創建の日本最古の本格寺院、飛鳥寺(奈良県明日香村)の遺構で出土した瓦に「女瓦(めがわら)「飛」などの文字が刻まれているのが見つかったと発表した。創建時の瓦とみられるものもあり、文字瓦では国内最古の可能性があるという。飛鳥寺跡の過去の発掘で出土した瓦を再調査した結果、分かったもの。文字瓦11点確認し、うち6点を解読した。

大津市・近江神宮で「漏刻祭」時の記念日

大津市・近江神宮で「漏刻祭」時の記念日

時の記念日の6月10日、日本で初めて時刻制度を定めたとされる天智天皇を祭る滋賀県大津市の近江神宮で、時計の発達・進歩を神前に報告する「漏刻祭(ろうこくさい)」が開かれた。
王朝装束を身に着けた時計業界の関係者やびわこ大津観光大使の女性らが国内時計メーカーの新作の腕時計や掛け時計の計7種を奉納。参列した約300人が祈りを捧げていた。

15年サケ・マス漁獲量7割減で日本・ロシア合意

15年サケ・マス漁獲量7割減で日本・ロシア合意

水産庁は6月11日、ロシアの200カイリ排他的経済水域内で日本の漁船の2015年のサケ・マス漁獲割当量を前年比7割減の1961㌧とすることでロシア政府と合意したと発表した。内訳はベニザケが503㌧、シロザケが1309㌧、カラフトマスが102㌧など。

家康が愛した「忍冬酒」を饅頭に 新銘菓を共同開発

家康が愛した「忍冬酒」を饅頭に 新銘菓を共同開発

静岡県西部の有名和菓子店が、徳川家康の好物だったとされる薬味酒「忍冬(にんどう)酒」を使った饅頭(まんじゅう)の共同開発に乗り出す。パッケージや価格、基本レシピは共通化する一方、隠し味は各社の裁量に委ね、統一ブランドで7月中にも発売する。
発売するのは「家康が愛した酒 忍冬酒まん」。焼き饅頭(9個入り、税別1000円程度)と蒸し饅頭(1個、同100円程度)の2種類。参加するのは入河屋(浜松市)、たこ満(静岡県菊川市)、田町梅月(浜松市)などで、最終的に5社程度を見込む。
忍冬酒は焼酎に薬草のスイカズラを漬け込んだ薬味酒。地元の英傑、徳川家康没後400年記念企画の一つとしたい考えだ。

機能性表示食品 6/12から店頭販売 37商品が届け出

機能性表示食品 6/12から店頭販売 37商品が届け出

食品の健康への働きを事業者の責任で表示できる新制度「機能性表示食品」に基づく初の商品が6月12日から発売される。6月10日時点ですでにサプリメントと飲料37商品の届け出が国に受理されており、順次、店頭で売り出される予定だ。

牛丼チェーン 中国の動向注視し値下げに慎重姿勢

牛丼チェーン 中国の動向注視し値下げに慎重姿勢

米国産輸入バラ肉の価格が大幅に下がっていることで、牛丼チェーンの販売価格が注目されているが、現時点では大手各社はいずれも値下げに慎重だ。これは米国産牛バラ肉は、中国の買い付けによって国際価格が左右されているためだ。
目先は下がっているが、今後の同国の動きによって再び高騰する可能性があるからだ。また、牛丼大手ではまだ高値で仕入れた在庫が残っているほか、足元の円安が一段と進むことに警戒感も漂う。