月別アーカイブ: 2015年6月

「堺ツーデーマーチ」開幕 1823人が歴史と文化を堪能

「堺ツーデーマーチ」開幕 1823人が歴史と文化を堪能

堺市堺区の大仙公園を主会場に6月6日開幕した「第10回堺ツーデーマーチ」(堺市、日本ウォーキング協会、朝日新聞社など主催)。1823人の参加者は5つのコースに分かれ、古墳群や神社、遺跡など堺の名所を歩いて巡った。
スタート・ゴール地点の大仙公園は、市が世界文化遺産登録を目指す古墳群の、仁徳陵と履中陵に挟まれている公園内を巡る3㌔のコースから35㌔のコースが用意された。中では仁徳陵1周コース(3㌔)に人気が集まり、3班に分かれて計100人が参加した。
最終日の7日は茶人・千利休や歌人・与謝野晶子ゆかりの施設や旧堺灯台などを巡る32~3㌔のコースがある。

天神祭の奉納花火「5000発」再び ネット通じ資金集め

天神祭の奉納花火「5000発」再び  ネット通じ資金集め

日本三大祭「天神祭」(大阪市、7月24・25日)の花火実行委員会が、初の試みとしてインターネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)を活用し、奉納花火の協賛金を募っている。
企業や個人からの協賛金が減ったため、2008年ごろから、それまでより1000発減らし4000発になっている奉納花火の打ち上げ本数を再び5000発に増やし、祭りを盛り上げたいとしている。
実行委は250万円を目標にしている。期限は7月15日。協賛金額に応じて、観覧席のチケットや記念品を贈呈する。大阪天満宮の天神祭は毎年約130万人が訪れる。

高槻市・梶原台場は長州藩士らの上洛防ぐのが目的?

高槻市・梶原台場は長州藩士らの上洛防ぐのが目的?

幕末の動乱期、高槻につくられた砲台「梶原台場」の素顔に迫る資料展「幕末の梶原台場と長州藩の上洛」が高槻市城内町の市立しろあと歴史館で開かれている。8月2日まで。期間中、同館学芸員の連続講座がある。
台場は上から見ると、星の形をした西洋の築城方式で築かれた砲台のこと。江戸末期に外国船の来航が相次ぎ、海防を目的に幕府の勝海舟の指導などで各藩が築造した。
高槻市の阪急京都線上牧駅西南側の梶原、上牧、神内にまたがる地区に東西300㍍、南北200㍍ほどの「梶原台場」がつくられた。ただ、この梶原台場は淀川沿岸からやや離れており、海防というよりは、倒幕をを狙う長州藩の藩士らの上洛を防ぐのが真の目的だったとみられている。
会場には地元の寺院や国土地理院に保管されている梶原台場の絵図の写しや文書類を、幕末の国内情勢の説明板を付けて展示の関西の台場の配置、現在の様子なども写真や図で分かりやすく展示している。

農家への補填金 14年産米価下落で最大の514億円に

農家への補填金 14年産米価下落で最大の514億円に

農林水産省は6月5日、2014年産コメの価格下落を受け、農家に総額514億円(計5万8000件)の補填金を支払う見込みだと発表した。07年に発足した収入減少影響緩和対策制度に基づく支払いで、07年の313億円を大きく上回り過去最大となる。
補填金は国と農家が3対1の比率で拠出している。減収額の9割までを補填する仕組みで、コメ以外には麦や大豆なども対象となる。

関西最大級のリフォーム展示会 インテックス大阪

関西最大級のリフォーム展示会 インテックス大阪

大建工業、TOTO、YKKをはじめ住宅建材、住設機器など住宅関連10社による戸建て・マンションのリフォーム展示会「グリーンモデルフェア2015」が6月5日7、大阪市住之江区のインテックス大阪で始まった。6日まで。関西最大級のリフォーム展示会で約1万8000人の来場者を見込む。50代以上のシニア層をターゲットに、バリアフリーや省エネ設計のリフォーム商品などを展示。

寒冷畑作のコスト15%削減 ICT活用で 農研機構

寒冷畑作のコスト15%削減  ICT活用で  農研機構

農業・食品作業技術総合研究機構北海道農業研究センター(札幌市豊平区)は、寒冷の畑作地域で省力化技術を活用することにより、2015年度に生産コストの15%削減を目指す。ポテトチップス用ジャガイモ、テンサイなど加工業務用野菜で収穫機を導入して作業効率向上を図るとともに、小麦や大豆などの種まき作業に衛星や無人ヘリコプターによるリモートセンシングなどICTを活用、精度向上で収穫量アップを図る。

「法定協議会」と「府市大都市局」廃止を可決 市議会

「法定協議会」と「府市大都市局」廃止を可決  市議会

大阪市議会は6月5日の委員会で、住民投票で否決された「大阪都構想」の制度設計を担った法定協議会と、事務局の大阪府市大都市局を廃止する議案を全会一致で可決した。6月10日の本会議でも可決されリ見通し。また、大都市局の事実上の後継組織となる「府市連携局」を設置する議案については、野党側が難色を示し採決が見送られた。

和風ジュレとジャム 特産セロリと柿で浜松の新しい味

和風ジュレとジャム 特産セロリと柿で浜松の新しい味

浜松商工会議所、とぴあ浜松農業協同組合(JAとぴあ浜松)で構成する「浜松産の食材でヒット商品を作ろう!プロジェクト委員会」は、このほど農商工連携による開発商品第1弾を発売した。地元特産品のセロリを使った「浜松セルリー和風ジュレ」と次郎柿を使った「浜北次郎柿ジャム」で、価格は398~482円(消費税抜き)。遠州鉄道グループの百貨店やスーパーなどで限定販売する。つくだ煮などを手掛けるマツダ食品(浜松市東区)が製造する。

富田林市で小学生らが「奇跡の復興米」田植え

富田林市で小学生らが「奇跡の復興米」田植え

大阪府富田林市で6月4日、被災がれきの中で実っているのが見つかった「奇跡の復興米」の田植えがはじまった。梅雨晴れの中、富田林市立喜志小学校の5年生80人が、同市喜志町の水田に苗付けした。
この復興米は、東日本大震災7カ月後の2011年10月、岩手県大槌町の菊池妙さん(74)が自宅跡、がれきの中で実っていた3株の稲穂から始まった。この稲穂を岩手県のNPO法人「遠野まごころネット」が育て、2014年秋に約12㌧を収穫。「大槌復興米」として販売されている。
富田林市が大槌町を復興支援していたことから、昨年種もみ1㌔が同市の市民団体に寄贈され、約150㌔を収穫した。今年はそのうち40㌔を種もみとし、市内の小学5年生約1000人がバケツで栽培。千早赤阪村の棚田などでもこの復興米の田植えが行われる。

大阪主要百貨店の夏セール遅め 7/8以降開始多い

大阪主要百貨店の夏セール遅め 7/8以降開始多い

阪急、大丸、高島屋など大阪主要百貨店が相次ぎ、今夏のバーゲンセールの開始を7月8日以降に遅らせる。株高を追い風に、値引きの有無にこだわらず、欲しい商品を選ぶ消費者が増えているためだ。
阪急梅田本店は昨年より1週間遅らせ、7月15日に開始する。阪神百貨店本店は2週間遅い7月8日スタート。大丸松坂屋、高島屋は約2週間遅らせ、大丸梅田店もそれぞれ7月22日から。「あべのハルカス」の近鉄本店、そごう神戸店は7月1日からスタートする。