月別アーカイブ: 2015年6月

堺市議会で「大阪戦略調整会議」設置条例案 6/24成立へ

堺市議会で「大阪戦略調整会議」設置条例案 6/24成立へ

堺市議会の総務財政委員会が6月18日開かれ、委員会付託されていた「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の設置条例案を賛成多数で可決した。24日の本会議で可決、成立する。提案した自民党堺市議団は「7月中に条例施行し、11月にも予定されている知事、大阪市長のダブル選前に、2回開催できれば」としている。

新業態「回らない」すし店多店舗化 あきんどスシロー

新業態「回らない」すし店多店舗化 あきんどスシロー

あきんどスシロー(大阪府吹田市)は、回転ずしとは異なる、新業態の回らないすし店を都心部に多店舗化する。6月19日に2号店となる「ツマミグイ赤坂見附店」(東京都港区)を開業。7月には東京・新橋に3号店を出店する。ビジネスマンや女性客、インバウンド(訪日外国人)客の需要を掘り起こす。

近畿14年ウイスキー輸出好調 シェアは全国首位

近畿14年ウイスキー輸出好調  シェアは全国首位

近畿圏からのウイスキー輸出が増えている。大阪税関がまとめた2014年の輸出量は13年比31.6%増の1754㌔㍑で、7年連続で伸びた。輸出額は57.1%増の29億円で5年連続のプラスだ。近畿の輸出シェアは数量で45.6%、金額で50.1%と全国首位。西欧や北米向け輸出の伸びが大きい。ウイスキーの国際的なコンテストでの受賞例が相次ぎ、世界的に日本製ウイスキーへの評価が高まっていることが背景にある。

近畿5月の貿易黒字1091億円 電子部品など伸びる

近畿5月の貿易黒字1091億円 電子部品など伸びる

大阪税関が6月17日発表した5月の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1091億円の黒字(前年同月は273億円の赤字)だった。黒字は3カ月連続。電子部品などが伸び、輸出額は2.7%増の1兆2642億円。輸入額は8.2%減の1兆1551億円だった。

大阪府「政令市連携室」7/1新設 大阪会議設置で

大阪府「政令市連携室」7/1新設  大阪会議設置で

大阪府は7月1日付で、「政令市連携室」を新設することを決めた。府と大阪、堺両政令市の間で二重行政解消を協議する「大阪戦略調整会議」(大阪会議)が設置されることを受けたもの。大阪会議の設置に向けた規則の策定や、設置後の会議運営に必要な両市との政策調整などを担当する予定で、職員は十数人規模になる見通し。

関西企業景況感プラス幅拡大 自社の業況判断マイナス

関西企業景況感プラス幅拡大 自社の業況判断マイナス

関西経済連合会と大阪商工会議所が6月18日発表した経営・経済動向調査によると、関西企業による4~6月期の国内景気の見方を示す景況判断指数はプラス21.0となった。プラス幅は1~3月期の18.2より拡大したが、前回調査の1~6月期予想値(プラス23.8)を下回った。
先行きの予想値は7~9月期が25.4、10~12月期は28.2で、今後もプラス幅の拡大続くと見込む。
自社の経営環境を示す業況判断指数はマイナス2.4で、消費税増税の影響があった2014年4~6月期以来4期ぶりにマイナスに転じた。円安による輸入原材料価格の上昇や、関西電力による電気料金の再値上げが響いた。
調査は5月18日~6月3日、関経連と大商の会員企業1695社を対象に実施。464社から回答を得た。

杉原千畝「命のビザ」を世界記憶遺産に 岐阜・八百津町

杉原千畝「命のビザ」を世界記憶遺産に 岐阜・八百津町

第2次世界大戦中「命のビザ」で数多くのユダヤ人を救った元外交官、杉原千畝氏の出身地、岐阜県八百津町が、杉原氏に関連する資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に申請する手続きをとることが6月17日、分かった。近く日本ユネスコ国内委員会に申請書を提出する。
関係者によると、資料は生存者から寄贈された杉原氏直筆のビザなど。現在は同町が保管している。八百津町は戦後70年の節目に、世界記憶遺産への登録を目指すことで、同町にある「杉原千畝記念館」を拠点に、人権や平和の尊さについて国内外に発信していきたい考えだ。

鶏卵卸価格 気温上昇・需要減で落ち着き2%安に

鶏卵卸価格 気温上昇・需要減で落ち着き2%安に

鶏卵の卸価格が徐々に落ち着いてきた。指標となるJA全農たまご(東京都新宿区)の相場(Mサイズ、東京地区)は6月15日に前週末比2%安の1㌔220円となった。最高気温が30度を超える地域が増え、暑さでタマゴの需要が減少してきた。
直近の高値の5月上旬と比べ、卸価格は6%下がった。タマゴは気温が上昇するにつれて鍋などの用途が減る。それとともにスーパーなど小売店による発注が鈍ってきた。
ただ、これでも例年に比べ卸価格はまだ高い水準にある。2014年6月中旬は1㌔200円、13年は同153円だった。今年は①年初から5月上旬にかけて例年のパターンとは逆に相場が上昇した②円安によって飼料価格が高止まりした–などの影響で、卸価格への転嫁が進んだためだ。

訪日客取り込みへ反転攻勢 あべのハルカス

訪日客取り込みへ反転攻勢   あべのハルカス

近鉄百貨店が旗艦店のあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)のてこ入れを進めている。ターゲットはずばり、「外国人観光客」。このほど免税手続きの専用サロンやドラッグストア、そして京都のかりんとうなどを扱う店を新設した。
2014年3月に全面開業した同店は、1年目の来場者数が目標(4500万人)を約900万人下回るなど、集客面で苦労している。関西で増え続ける外国人観光客を取り込み、立て直しを図る。

世界遺産登録見据え「八幡製鉄所」内部お披露目

世界遺産登録見据え「八幡製鉄所」内部お披露目

世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」のうち、官営八幡製鉄所(北九州市)の関連4施設の内部が6月15日、報道陣に公開された。
一部は現在も新日鉄住金八幡製鉄所が使っており、普段は見学者の安全や企業秘密を守るためにすべて非公開だが、遺産登録を見据えて、北九州市が製鉄所側の協力を得ての公開となった。
官営八幡製鉄所は、明治政府の国家プロジェクトとして明治34年(1901年)に創業。日本の鉄鋼生産の主翼を担ってきた。