堺市議会で「大阪戦略調整会議」設置条例案 6/24成立へ
堺市議会の総務財政委員会が6月18日開かれ、委員会付託されていた「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の設置条例案を賛成多数で可決した。24日の本会議で可決、成立する。提案した自民党堺市議団は「7月中に条例施行し、11月にも予定されている知事、大阪市長のダブル選前に、2回開催できれば」としている。
関西企業景況感プラス幅拡大 自社の業況判断マイナス
関西経済連合会と大阪商工会議所が6月18日発表した経営・経済動向調査によると、関西企業による4~6月期の国内景気の見方を示す景況判断指数はプラス21.0となった。プラス幅は1~3月期の18.2より拡大したが、前回調査の1~6月期予想値(プラス23.8)を下回った。
先行きの予想値は7~9月期が25.4、10~12月期は28.2で、今後もプラス幅の拡大続くと見込む。
自社の経営環境を示す業況判断指数はマイナス2.4で、消費税増税の影響があった2014年4~6月期以来4期ぶりにマイナスに転じた。円安による輸入原材料価格の上昇や、関西電力による電気料金の再値上げが響いた。
調査は5月18日~6月3日、関経連と大商の会員企業1695社を対象に実施。464社から回答を得た。
鶏卵卸価格 気温上昇・需要減で落ち着き2%安に
鶏卵の卸価格が徐々に落ち着いてきた。指標となるJA全農たまご(東京都新宿区)の相場(Mサイズ、東京地区)は6月15日に前週末比2%安の1㌔220円となった。最高気温が30度を超える地域が増え、暑さでタマゴの需要が減少してきた。
直近の高値の5月上旬と比べ、卸価格は6%下がった。タマゴは気温が上昇するにつれて鍋などの用途が減る。それとともにスーパーなど小売店による発注が鈍ってきた。
ただ、これでも例年に比べ卸価格はまだ高い水準にある。2014年6月中旬は1㌔200円、13年は同153円だった。今年は①年初から5月上旬にかけて例年のパターンとは逆に相場が上昇した②円安によって飼料価格が高止まりした–などの影響で、卸価格への転嫁が進んだためだ。