「和牛」輸出 飼料・子牛価格上昇も売値転嫁できず

「和牛」輸出 飼料・子牛価格上昇も売値転嫁できず

国産牛肉の輸出が拡大する中、飼料や子牛の価格上昇で国産牛を育成するコストは上昇しているにもかかわらず、「和牛」の輸出価格への転嫁は一向に進んでいない。
国産牛肉の2015年1~5月の輸出量(冷凍と冷蔵の合計)は前年同期比29%増の565㌧となっているが、単価は1㌔6661円でわずか1%高にとどまっている。
コスト上昇分を輸出価格に転嫁し利益率を維持するには、海外で「和牛」ブランドの認知度を引き上げる必要があるという。