月別アーカイブ: 2015年7月

14年産コメの値下がり続く 5月は0.3%安

14年産コメの値下がり続く 5月は0.3%安

農林水産省が6月30日発表した2014年産米の5月の相対取引価格は全銘柄平均で前月比0.3%安の60㌔1万1891円(消費税込み)だった。14年産米が調査対象になった2014年9月以来値下がりが続いている。
在庫も高水準で、需給の緩さが解消されていない。前年同月の13年産米と比べると17.8%安い。主要銘柄では秋田産あきたこまちが前月比1%安。一方、コシヒカリは主産地で軒並み上昇した。
5月末時点の在庫は211万㌧だった。前年と比べ12万㌧減ったが、09年以降で2番目の高水準だ。13年産の在庫は11万㌧と前年同時期の12年産米と比べ1万㌧多く、古米の多さが取引価格の重しになっている面もある。

大阪府の事業場 今年の夏休みは平均7.3日

大阪府の事業場 今年の夏休みは平均7.3日

大阪労働局が府内の事業場(法人や出先の工場、支店などを含む)の今夏の夏休み予定を調べたところ、連続休暇の平均日数は7.3日だった。昨年夏の調査結果に比べて0.8日伸びたという。
夏に連続休暇を取るのは202事業場で全体の87.8%だった。業種別の夏休みの平均日数は製造業が7.4日、非製造業が7.2日だった。調査は500人以上が勤務する230事業場が答えた。

陸上・大学構内養殖の岡山「理大うなぎ」試食会

陸上・大学構内養殖の岡山「理大うなぎ」試食会

宿泊施設のピュアリティまきび(岡山市北区)は、8月末まで販売している1食1800円の限定メニュー「理大うなぎ御膳」の試食会を開催した。「理大うなぎ」は、岡山理科大学の山本俊政准教授が開発した「好適環境水」を使い、市内丘陵地の大学構内で養殖されたうなぎだ。地元町内会などから集まった人たちは柔らかく、臭みのない養殖うなぎに舌鼓を打っていた。
淡水に少量のカリウムなどを加えた好適環境水は、閉鎖循環式プラントと組み合わせると、投薬や水換えのない養殖が可能という。また、海水・淡水どちらの生物にも対応できることで、この好適環境水を使ったプラントにより、現在エビをはじめ様々な養殖プロジェクトが進行している。

「なんばウォーク」商品券 訪日外国人客に照準

「なんばウォーク」商品券 訪日外国人客に照準

大阪地下街(大阪市)は、同社が運営する大阪運営する大阪・ミナミの地下街「なんばウォーク」で使える商品券を海外の旅行会社に販売し始めた。額面は500円で、今秋までに台湾や中国など約2万枚販売する計画。
訪日ツアーの買い物コースになんばウォークを組み込んでもらう。商品券「Wan(ワン)チケ」は額面よりも安く旅行会社に売り、ツアー客らに配布してもらう。実際の買い物の支払いに使えるのは7月1~11月30日まで。別途、多言語の案内地図も用意する。

モスフードサービス 長野で農業生産法人設立

モスフードサービス 長野県で農業生産法人設立

モスフードサービスは7月1日、農業生産法人モスファーム信州(長野県小諸市)を設立し、レタスの本格的な作付けを始めたと発表した。夏でも冷涼な機構を生かし、5~11月のレタスの生産拠点として安定供給を目指す。初年度は約218㌧を生産する。同社の農業生産法人は6件目。

道頓堀川万灯祭 1300個の提灯が夜を彩る

道頓堀川万灯祭 1300個の提灯が夜を彩る

今年で開削400年を迎えた大阪・ミナミの道頓堀川で7月1日、1300個の提灯が夜を彩る「道頓堀万灯祭」が開幕した。川沿いの両岸約800㍍にぎっしりと飾られ、午後7時ごろカウントダウンの合図で一気に点灯した。光源には発光ダイオード(LED)の電球を使用し、8月31日まで毎晩点灯する。

45年目「新婚さん」文枝さんにギネス認定

45年目「新婚さん」文枝さんにギネス認定

朝日放送(大阪市福島区)の人気番組「新婚さん いらっしゃい!」の司会者で落語館の桂文枝さん(71)が、テレビの「同一司会者によるトーク番組の最長放送」を達成したとして、ギネス世界記録に認定された。同局で7月2日、公式認定員から認定書を受け取った。
1971年1月に放送開始。文枝(当時は桂三枝)さんとパートナーが新婚生活や2人の馴れ初めなどについて尋ねるトーク番組で、今年で45年目になる。この間、パートナーが7人を数え、現在は山瀬まみさん(45)が務めている。

平城京跡で出土の木簡に「皇」「太子」の文字

平城京跡で出土の木簡に「皇」「太子」の文字

奈良文化財研究所 の調査によると、奈良市の平城京跡で出土した木簡の削りくず2点に「皇」「太子」と読める文字があることが分かった。2点は同じ木簡の表面を削ったとみられ「皇太子」と記す木簡が見つかったのは初めて。
出土場所は、聖武天皇の母方の祖父、藤原不比等(659~720年)の邸宅跡に近く、皇太子とは即位前の聖武天皇を指すとみられる。2点は不比等邸跡に創建された法華寺南側の溝から2014年に出土。1点は長さ約5㌢、幅約2㌢で「皇」の一部などが残る。もう1点は長さ約2.5㌢、幅1㌢「太子」の文字の一部があった。2点は木目が酷似し、同一の木簡にひと続きで「皇太子」と書かれていた可能性が高いという。当時、木簡は表面を削って再利用していた。
同じ溝からは「養老七年」(723年)や「神亀元年」(724年)の年号、従者を指す「舎人(とねり)」の文字などを記した木簡も出土している。

大阪府が「政令市連携室」設置 大阪会議事務局

大阪府が「政令市連携室」設置 大阪会議事務局

大阪府は7月1日、大阪、堺両市との二重行政解消を図る「政令市連携室」を設置した。次長級の松井芳和室長をトップに職員13人の態勢で業務にあたる。この連携室は、自民党が提案し設置が決まった「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の事務局を担う。このほか、大阪市と堺市が関係する広域施策の調整なども行う。
大阪市も1日、府との連携調整や大阪会議の事務局を担う部署を政策企画室内に新設。西山忠邦・同室理事をトップに職員14人で構成する。堺市は、同様の業務を市長公室企画部内の4人が担当する。

養殖アユ 卸価格1割高 抗菌剤検出の影響懸念

養殖アユ 卸価格1割高 抗菌剤検出の影響懸念

養殖アユの卸価格が高めだ。卸価格は東京・築地市場で現在1㌔1350円程度が中心で、前年同時期を約1割上回る。出荷最盛期の6月上旬、岐阜県にある一部養殖場のアユから禁止抗菌剤が検出されたことで、市場への出荷減が懸念されることが影響しているようだ。
都内鮮魚店の販売価格は1匹150円程度。本来、養殖アユは需給バランスが取れており、価格は比較的安定している。