月別アーカイブ: 2015年7月

大丸心斎橋店建て替え 常連客・訪日客両面戦略で

大丸心斎橋店建て替え 常連客・訪日客両面戦略で

Jフロントリテイリングは7月24日、傘下の大丸松阪や百貨店の旗艦店、大丸心斎橋店(大阪市中央区)の本店を建て替えると正式発表した。南館もインバウンド(訪日外国人)対応の店舗に改装する。本館の営業は今年12月30日に終え、年明けに解体工事に入る。
新たな本館は2019年開業の見通し。北館と南館は営業を続ける。建て替え費用は本館で300億円前後、南館の改装費用などを含め400億円前後に達する見込み。本館・南館を常連客向け、南館を訪日客向けとすみ分け両面戦略を取る。
大阪は北区、阿倍野区などにおける増床や新店開業で、一時は3年間で総店舗面積が2割以上も増えた激戦区。ネオ・ゴシック様式にアールデコの装飾を施し、歴史的価値が高い外観を持つ大丸心斎橋店本館。老舗百貨店も生き残りを懸け動き出す。

オリックス連合が十数社にに出資打診 関空・伊丹運営で

オリックス連合が十数社に出資打診 関空・伊丹運営で

新関西国際空港会社が進めている関西国際空港と大阪空港(伊丹)の運営権売却の1次入札を通過しているオリックスとフランスのバンシ・エアポート連合が、有力企業十数社に事業方針を説明し、空港運営に当たる特別目的会社(SPC)への出資を呼び掛けたことが7月23日、分かった。出資を打診した企業は阪急阪神ホールディングス、近鉄グループ、ホールディングス、ダイキン工業、パナソニック、西日本旅客鉄道(JR西日本)など、十数社に上るとみられる。

祇園祭・後祭は晴天の下、華やかに 辻回しに歓声

祇園祭・後祭は晴天の下、華やかに 辻回しに歓声

京都・祇園祭の後祭(あとまつり)のハイライト、山鉾巡行が7月24日、京都市内であった。17日の前祭(さきまつり)の山鉾巡行が、台風襲来で挙行が危ぶまれるほどの風雨交じりの中で行われただけに、関係者、見物客らの間では当日の空模様にも関心が集まっていた。
久々に晴れ上がった真夏の、うだるような暑さが戻った都大路を、華やかな懸装品(けんそうひん)で飾られた10基の山鉾が、ゆったりと進んだ。交差点では十数㌧の鉾の向きを90度変える豪快な「辻(つじ)回し」が披露されると、その勇壮な姿に、沿道に集まった見物客からは歓声が上がっていた。後祭の山鉾巡行は昨年、49年ぶりに復活した。

大阪会議事務局自治体別に設置で落着へ 維新・自民対立

大阪会議事務局自治体別に設置で落着へ 維新・自民対立

大阪府と大阪・堺両政令市の二重行政解消、そして大阪の成長戦略などを協議する「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の初会合が7月24日、大阪市内で開かれた。
会議は議題設定などを巡り大阪維新の会、自民の見解が対立。規約案の内容など入口の議論で激しい応酬が続いた。両派ともそれぞれが扱いたい議題があるが、俎上に載せるかは進行方法に左右されるからだ。その結果、対立だけが浮き彫りになり、ほとんど何も決まらない初会合となった。
また、焦点だった事務局の強度設置が見送られる見通しとなった。これにより、3自治体がそれぞれに事務局を設置し、幹部同士が連携することで落ち着いた。
初会合には、松井一郎府知事、橋下徹大阪市長、竹山修身堺市長と、欠席の3人を除く議員24人が出席。会長に府議会の今井豊議長(維新)、副会長に大阪市議会の木下吉信副議長(自民)を選んだ。

コメ原料の新食材「コメネピュレ」増産 秋田・大潟村

コメ原料の新食材「コメネピュレ」増産 秋田・大潟村

秋田県大潟村あきたこまち生産者協会は、早ければ年末にもコメをペースト状に加工した食品素材「コメネピュレ」の生産ラインを増設する。日本政策金融公庫秋田支店、秋田銀行大潟支店から合計4億円の協調融資を受けた。現在は1ラインが稼働し、2015年6月期の売上高は5億円弱。増産により、2~3倍の売り上げ増を目指す。
コメネピュレは高い保水力を持つため、小麦パンや米粉パンなどに添加することで、しっとりとした食感を持続できる。製パンや製菓メーカーなどから受注の見通しが立ち始めたことから、増産の準備を整えることにした。

ハロウィーンで新企画 新アトラクションも登場 USJ

ハロウィーンで新企画 新アトラクションも登場  USJ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)は9月11日から11月8日の仮装を楽しむハロウィーンのイベントを開く。夜限定のアトラクションやイベントを9つ用意する。映画「エイリアン vs プレデター」や「エルム街の悪夢」などのアトラクションが初めて登場する。

エクササイズ機器PR パナソニック・アディダス

エクササイズ機器PR  パナソニック・アディダス

パナソニックとアディダスジャパンは7月21日、大阪市中央区のもりのみやキューズモールベースで、9月21日に発売するエクササイズ機器「ビューティトレーニング」(ラン・ウォーク用ウエスト)をアピールする体験イベントを開いた。美と健康に関心が高い女性約70人が参加。
操作方法の説明を受けて装着し、ランニングで汗を流していた。ビューティトレーニングは、身体のひねり動作を検出したうえで、伸びる筋肉に負荷をかけ、筋肉を効率的に引き締める電機的筋肉刺激(EMS)機器。サポーター部分は水洗いできる。初年度1万8000台の販売を見込んでいる。

産官学連携し医療創生会議 関西圏の7府県などで発足

産官学連携し医療創生会議 関西圏の7府県などで発足

関西圏の産官学が連携し、医療・健康分野での新産業創出を目指す「関西健康・医療創生会議」が7月23日発足した。関西広域連合の7府県、18の大学・研究機関、経済界などで構成される。医療ロボットの開発や認知症対策などに取り組む方針だ。
これまでは府県ごとには産官学の協力体制があった。だが、関西圏には京大、大阪大、理化学研究所(神戸市)など医療分野に強い期間が散らばっている。そこで府県を越えた連携を求める声が高まり、関西広域連合が同会議の設立を呼び掛けた。

関西広域連合に奈良が参加表明 防災・観光の2分野で

関西広域連合に奈良が参加表明 防災・観光の2分野で

近畿2府4県で唯一、関西広域連合に参加していなかった奈良県が7月23日、大阪市で開かれた同連合の広域連合委員会で「防災」「観光・文化振興」の2分野での部分参加を表明した。今後、広域連合を構成する2府5県と4政令市の議決や、総務省の許可などの手続きを経て、年内に参加が実現する見通しだ。