関空・伊丹運営権 オリ・バンシ連合に出資20社超に

関空・伊丹運営権 オリ・バンシ連合に出資20社超に

関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却を巡り、1次入札を通過しているオリックス・仏バンシ・エアポート連合に出資する方針の企業が20社超に上ることが9月9日分かった。出資総額は約800億円で、融資を含めた調達資金は計約2600億円になる。運営主体となる特別目的会社(SPC)の取締役はオリックス、バンシ双方から3人ずつ計6人出し、社長はオリックス側から選ぶ方針が決まり、枠組みが固まった。
同企業連合に出資する企業は、阪急阪神ホールディングス、ダイキン工業、南海電気鉄道、京阪電気鉄道のほか、関西電力、大阪ガス、パナソニック、NTT西日本、近鉄グループホールディングス、大林組、竹中工務店、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、池田泉州銀行なども出資する意向とみられる。出資金以外に三井住友銀行とみずほ銀行を主幹事とする金融機関からの融資で約1600億円を調達する。