月別アーカイブ: 2015年9月

平城宮跡で10/3「庭の宴」天平衣装ファッションショー

平城宮跡で10/3「庭の宴」天平衣装ファッションショー

平城宮跡(奈良市)にある国の特別名勝「東院庭園」で10月3日午後6時半から、奈良時代の宴席を再現する「庭の宴」が開かれる。天平衣装のファッションショーや雅楽の演奏、古代食などが楽しめる企画で、主催する奈良文化財研究所が参加者を募集している。
このイベントは奈良文化財研究所が、史跡を活用し、当時の政治や暮らしを知ってもらおうと2年前から「観月会(かんげつえ)」と題して開催。今年は東院庭園が「楊梅宮」と呼ばれていた宝亀8(777)年に双頭のハスが咲いたという続日本紀の記述にちなみ、慶事を祝う宴席を再現する。唐楽などの演奏や研究員によるミニ講演があるほか、参加者には黒米と赤米の俵飯や古代のチーズ「蘇(そ)」など古代食も振る舞われる。
参加料は2500円。定員150人で応募多数の場合抽選となる。問い合わせは事務局(0742-30-6711)。

8月近畿百貨店売上高3.4%増 免税品いぜん好調

8月近畿百貨店売上高3.4%増 免税品いぜん好調

日本百貨店協会が9月18日発表した近畿地方(福井県を含む2府5県)の8月の百貨店売上高は前年同月比3.4%増の1073億円だった。高額の宝飾品はじめ、化粧品など免税品が訪日外国人に引き続き好調だった。大阪地区は5.3%増の569億円と、5カ月連続で前年同月を上回った。
中国株安で訪日客需要の落ち込みが懸念されたが、訪日客の購入意欲は旺盛で、不安は杞憂に終わった。

宮崎産コシヒカリ2.1%高 8月の新米小売価格

宮崎産コシヒカリ2.1%高 8月の新米小売価格

2015年産の新米の小売価格が小幅に上昇している。米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が9月17日発表した8月の平均価格は、新米に切り替わった宮崎産コシヒカリが1㌔税込み346円で、前年同月比2.1%高かった。産地の出荷価格引き上げを反映した。8月の全銘柄平均の小売価格は1㌔333円だった。前月に比べ1.5%高く、今年に入ってから初めて値上がりした。

8月近畿の貿易収支662億円 6カ月連続黒字

8月近畿の貿易収支662億円 6カ月連続黒字662億円

大阪税関が9月17日発表した近畿2府4県の8月の貿易概況(速報値)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は662億円の黒字だった。黒字は6カ月連続。アジア圏向けのスマートフォン向け部品や、中古自動車などの輸出が伸びたことなどが寄与した。
輸出額は前年同月比2.0%増の1兆2994億円だった。品目別では中国やタイ向けが好調だった通信機が64.1%増となった。輸入額は0.3%増の1兆2332億円。中国を中心とした携帯電話の輸入が71.3%増え、8月として過去最高の419億円を記録した。

キャビア輸出解禁 養殖・加工業者登録などルール整備

キャビア輸出解禁  養殖・加工業者登録などルール整備

経済産業省と水産庁は9月18日、国産キャビアの海外輸出を解禁したと発表した。キャビアはチョウザメの卵を塩漬けにしたもので、世界三大珍味として知られるが、ワシントン条約で特栽取引が規制されている。国内では近年、チョウザメ養殖が本格化しており、とくに力を入れてきた宮崎県の要望をきっかけに、水産庁などがルールを整備。輸出解禁により、生産現場では新たな市場開拓への期待が高まりそうだ。
国際取引が規制されているキャビア輸出のためには養殖・加工業者の登録、容器の国際統一ラベルの貼り付けなどが必要。今回、水産庁では管理体制や生産計画、取引先などを審査して養殖場や加工工場などに施設登録書を発行する制度を新設。ラベルについても原産国やロット番号などの表示ルールを整備して、日本から海外への輸出が可能になった。

坂本龍馬「幻の愛刀」11月に86年ぶりに公開へ

坂本龍馬「幻の愛刀」11月に86年ぶりに公開へ

坂本龍馬がとくに愛した刀と伝えられ、昭和4年に東京で展示されて以来、行方が分からなくなっていた日本刀を、北海道在住の坂本家の関係者が保管していたことが9月16日分かった。高知県立坂本龍馬記念館(高知市)で11月、86年ぶりに公開される。
同記念館によると、見つかったのは刀身約52㌢の脇差し。備前長船(おさふね)の刀匠「勝光」「宗光」の名や「永正2(1505)年8月吉日」と年月が記され、室町時代末期につくられたとみられる。

8月関空旅客数229万人 2カ月連続最高を更新

8月関空旅客数229万人 2カ月連続最高を更新

新関西国際空港会社が9月17日発表した8月の運営概況(速報値)によると、関西国際空港の旅客数は前年同月比22%増の229万人となり、単月としての過去最高を2カ月連続で更新した。アジア方面の路線拡充が続いており、外国人旅客が最高となったことがけん引した。
国際線の外国人旅客数は74%増の98万人、日本人は8%減の61万人、国内線は10%増の68万人だった。

カナダから秋の香り 関空でマツタケ輸入ピーク

カナダから秋の香り 関空でマツタケ輸入ピーク

関西国際空港で、カナダ産マツタケの輸入がいまピークを迎えている。大阪税関関西空港税関支署が9月17日、通関検査を公開した。税関職員がマツタケの入った発泡スチロールの箱を開けると、周りに秋の香りが広がった。
日本に輸入されるマツタケの7割は関西空港を経由される。輸入量の大半は中国産で8月がピーク。9~10月にかけては北米産マツタケが輸入のピークを迎える。輸入業者によると、カナダ産マツタケは色が白く、形が大きくて香りも強いのが特徴だという。店頭では昨年より2割ほど安い、100㌘1000~1200円で販売される見込み。

在阪中小4団体「軽減税率反対」緊急アピール

在阪中小4団体「軽減税率反対」緊急アピール

大阪府商工会議所連合会(会長・佐藤茂雄大阪商工会議所会頭)など在阪の中小企業4団体は9月17日、一部品目の消費税率を低くする軽減税率の導入への断固反対などを訴える緊急アピールを採択した。
大阪市で開いた集会で大商の西村貞一副会長は軽減税率について「中小企業の事務負担増大が必至だ」としたほか、中小企業への課税強化にも反対を表明した。4団体は他に、大阪府商工会連合会、大阪府中小企業団体中央会、全大阪小売商団体連盟。

シャープが食材入れるだけで自動調理する電気鍋

シャープが食材入れるだけで自動料理する電気鍋

シャープは9月17日、水を使わず自前で調理する電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック」を11月5日に発売すると発表した。野菜などに含まれる水分を使って調理できる電気鍋は業界初という。おでんやカレー、肉じゃがなど具材のかき混ぜや加熱具合の調整など手間がかかる料理も自動で調理してくれる。
鍋内のセンサーが食材の量などを感知して自動でかき混ぜたり、温度を調整したりする。煮物など85種類の料理を自動料理するほか、ヨーグルトといった発酵食品をつくることができる。価格はオープンだが、6万円前後を想定する。月間4000台の出荷を見込む。