月別アーカイブ: 2015年11月

沢井製薬 吹田市に新たに研究開発拠点設置

沢井製薬 吹田市に新たに研究開発拠点設置

大阪市に本社を置く沢井製薬が、ジェネリック医薬品の安定的な生産や供給を目指し、新たに吹田市に研究開発拠点を設けた。
日本のジェネリック医薬品の普及率はまだ低く50~60%といわれるが、2017年には70%へ、さらに近い将来には80%に引き上げていきたい-としている。
厚生労働省によると、国民の医療費は毎年増え続け約38兆5000億円で、そのうち8兆円が薬剤だ。低価格のジェネリック医薬品への切り替えで年間1兆5000億円の医療費削減が期待できるという。

宇喜多秀家自筆と伝わる和歌初公開 岡山・光珍寺で法要

宇喜多秀家自筆と伝わる和歌初公開 岡山・光珍寺で法要

岡山城を築城した戦国大名、宇喜多秀家の命日の11月20日、菩提寺の光珍寺(岡山市)で没後360年の慰霊法要が営まれ、参列者ら約30人が宇喜多家と家臣の遺徳をしのんだ。
法要後には今年5月、同寺が入手した宇喜多秀家自筆の和歌と伝えられる短冊2枚が初めて公開された。公開された和歌は「御菩提のたねや植えけん此寺にみのりの秋そ久しかるへき」など。
宇喜多秀家は豊臣秀吉の治世下、五大老の一人で、岡山の街づくりの礎を築き、備前宰相と呼ばれた。1600年の関ケ原の戦いでは西軍の副将となり、敗れた。その後、1606年八丈島に流された。

大阪環状線は最短15分間隔 JR西日本が大晦日終夜運転

大阪環状線は最短15分間隔 JR西日本が大晦日終夜運転

西日本旅客鉄道(JR西日本)はこのほど、京阪神地区の大晦日の終夜運転の概要を発表した。大阪環状線は0時から5時まで天王寺~京橋~大阪~西九条間が約15分間隔(一部はJRゆめ咲線へ直通)、西九条~天王寺間が約30分間隔で運転される。
JR京都線・JR神戸線の京都~西明石間は0時から5時ごろまで約30分間隔で、琵琶湖線の草津~京都間は0時から5時ごろまで約60分間隔で、JR神戸線の西明石~姫路間は0時から5時ごろまで約90分間隔で、奈良線は0時から5時ごろまで京都~城陽間は約30分間隔で、城陽~奈良間は約60分間隔でそれぞれ運転される。

秋サケ不漁 高い海水温影響か 水揚げ4割減

秋サケ不漁 高い海水温影響か 水揚げ4割減

秋サケ漁が振るわない。岩手県が11月10日にまとめた漁獲速報では昨シーズンに比べ沿岸漁獲の水揚げ高は約4割減少している。高い海水温が影響しているとみられる。来春の稚魚の放流に必要な採卵数を確保するため、山田町のサケのつかみ取りイベントも中止に追い込まれている。
宮古市魚市場によると、水揚げ量は今のところ昨年同期に比べ17万匹以上少ないという。震災で沿岸のふ化場が被害を受け、4年半前の放流は例年の3分の2にとどまった。県はシーズン前から沿岸に戻ってくるサケは約500万匹で、震災前の6割程度と予測していた。しかし、これまでの実績はこの予測をさらに下回っている。

東大阪に台湾まぜそば「麺屋こころ」関西初出店

東大阪に台湾まぜそば「麺屋こころ」関西初出店

近鉄大阪線「長瀬」駅近くの通称「近大通り」にこのほど、台湾まぜそばを提供する「麺屋こころ長瀬店」(東大阪市小若江)がオープンした。
鷹の爪とニンニクで炒めたピリ辛の「台湾ミンチ」などを乗せた汁なし麺「台湾まぜそば」。価格は基本定番の台湾まぜそばが780円~。
台湾まぜそばは名古屋発祥で、名古屋市内では人気で多店舗展開している。東京にはすでに進出済みだが、関西へは今回が初めての出店となる。

ハルカスで「広岡浅子展」朝ドラ「あさが来た」モデル

ハルカスで「広岡浅子展」朝ドラ「あさが来た」モデル

あべのハルカス(大阪市阿倍野区)7階街ステーションで11月24日、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のモデルとなっている広岡浅子の生涯をパネルで紹介する「大阪の女性実業家 広岡浅子展」が始まった。
大同生命の創業者の一人で、明治時代に女性実業家として活躍した広岡浅子の年譜、家族らの写真などのほか、ドラマのキャストなどを紹介するパネルを展示している。
主催は大阪「あさが来た」推進協議会で、現在放送中のドラマの舞台となっている大阪を盛り上げようと大阪商工会議所、大阪観光局などで組織した。観覧無料。12月1日まで。

再選の松井知事 大阪府市統合本部立ち上げを表明

再選の松井知事 大阪府市統合本部立ち上げを表明

11月22日の大阪府知事選で再選した松井一郎知事は早速、大阪府と大阪市の二重行政などを話し合う「府市統合本部」を年内にも立ち上げる考えを示した。また、大阪都構想の議論を再度スタートさせるために、議会と話し合ったうえで、府と市の職員が集まる「府市大都市局」を復活させる考えを示した。

大阪市議会・西成区補選も維新の新人が当選

大阪市議会・西成区補選も維新の新人が当選

11月22日、大阪ダブル選と同時に行われた大阪市議会補欠選挙は、大阪維新の会の新人で不動産業の岡田妥知さん(46)が、自民党公認の矢田幸之助さんに1000票余りの差をつけて勝利した。この結果、維新の会は同日行われたダブル選と合わせトリプル勝利となった。

長野・佐久市の酒蔵がフランスで日本酒をPR 好評博す

長野・佐久市の酒蔵がフランスで日本酒をPR 好評博す

長野県佐久市の酒蔵、土屋酒造店が10月、フランスのワインやシャンパンの主要産地で日本酒をPR、いずれも好評だったという。同社の土屋聡社長(37)らが訪れたのはワインやシャンパンの製造が盛んなシャンパーニュ地方にある都市ランスとブルゴーニュ地方のボーヌ。
現地のレストランで、同社のブランド「亀の海」や「茜(あかね)さすなど4種類の日本酒を提供。客からは「こんなに繊細な日本酒があることは知らなかった」など、日本酒に対する関心が高まっていることもあって、いずれも好評を博した。

八百万の神々が出雲に 出雲大社で厳かに神迎神事

八百万の神々が出雲に 出雲大社で厳かに神迎神事

全国から出雲地方に集う八百万(やおよろず)の神々を迎える出雲大社(島根県出雲市)の「神迎(かみむかえ)神事」が旧暦の10月10日にあたる11月21日夜、営まれた。3連休の初日とあって、信徒や観光客ら約1万人が訪れ、伝統の神事を見守った。
国譲り神話の舞台として知られる稲佐の浜で、かがり火が焚かれる厳かな雰囲気の中、千家隆比古・権宮司が海に向かって祝詞を読み上げた。このあと、迎えた神々が乗り移ったとされるサカキ「神籬(ひもろぎ)」が白い布で覆われ、「竜蛇神(りゅうじゃしん)」に導かれて約1㌔先の出雲大社に向かった。
神籬が到着した神楽殿では神迎祭が執り行われ、神々が本殿両脇の東西十九社に案内された。神々は1週間滞在し、向こう1年間の農事や縁結びなどを話し合うとされる。
神々の出雲滞在中、境内では23日に「献穀祭」、26、28日に「縁結び大祭」、28日には出雲から神々が古里へ旅立つ「神等去出祭(からさでさい)」などの祭りが続く。