月別アーカイブ: 2015年11月

日露戦争から今日をひも解く 坂の上の雲ミュージアム

日露戦争から今日をひも解く 坂の上の雲ミュージアム

名城大(愛知県名古屋市)都市情報学部の稲葉千晴教授らでつくる研究会「日露戦争史料調査会」が11月22日、坂の上の雲ミュージアム(愛媛県松山市)で講演会「日露戦争と東アジア‥今日的視点から」を行い、市民ら約50人が熱心に聞き入った。
講演会では日露戦争に詳しい稲葉教授と立命館大学政策科学部の宮脇昇教授、文化功労者で日中関係に詳しい早稲田大学の毛里和子名誉教授が登壇。
日露戦争の戦場となった中国で、日本は30万人もの兵士の食料や弾薬などの物資をどのようにして運搬したのか?などの問題提起と、日露戦争を報道した海外の新聞を紹介した。

フードバンク全国推進協議会が始動 食品ロス削減へ

フードバンク全国推進協議会が始動 食品ロス削減へ

食品メーカーから出る規格外品などで貧困層を支援する「フードバンク活動」の全国推進協議会が動き出した。全国組織の結成に貢献したのは、メジャーリーガーの岩隈久志投手(シアトルマリナーズ)や、大相撲の嘉風関らが参加する「アス食プロジェクト」だ。同協議会は11県の同活動団体が加盟、貧困調査や資金調達を通し、全国に約40あるフードバンク団体と連携を深めていく。
岩隈投手は今年から投球回数、嘉風関は勝ち星の数に応じて国内の貧困家庭の子供にフードバンクを通じて国産米を贈る活動を続けている。それがフードバンク活動のPRにつながり、全国組織結成の機運を高めた。
全国組織設立の背景にあるのが食品ロスの削減だ。日本で廃棄される食品の量は約2000㌧(2014年)に上り、このうち事業者の過剰在庫や手つかずの食品など、まだ食べられるのに廃棄される量は643万㌧と3割を占めている。農林水産省はこの可食分をフードバンクに寄付するよう呼びかける方針だ。

大阪ダブル選で維新、松井・吉村両氏が圧勝!

大阪ダブル選で維新、松井・吉村両氏が圧勝!

11月22日投開票が行われた大阪府知事、大阪市長のダブル選挙で地域政党「大阪維新の会」が圧勝した。府知事選では現職の松井一郎氏(51)が自民推薦で民主、共産が支援した前府議の栗原貴子氏(53)ら2人に圧勝。市長選では前衆議院議員の吉村洋文(ひろふみ)氏(40)が、自民推薦で民主、共産の支援を受けた前大阪市議の柳本顕(あきら)氏(41)ら3人を破り、初当選した。この結果、松井、吉村両氏は公約に掲げた「大阪都構想」への再挑戦に向け、新しい設計図づくりに着手する。
大阪都構想をめぐる5月の住民投票での敗北、国政での維新の党からの離脱、そして橋下徹代表の政界引退も控え、今回のダブル選は大阪維新の会のまさに正念場。知事、市長どちらか1人でも負ければ維新の退潮を深く印象付け、終焉の序章にもつながりかねない闘いだった。しかし当初の劣勢から一転、終盤に盛り返し、圧勝したことで、再び大阪再生の主導的役割を担うことになった。

グリコ看板に綾瀬はるかさん「お疲れさまです!」

グリコ看板に綾瀬はるかさん「お疲れさまです!」

大阪・道頓堀のグリコ看板に11月21日夕方から、綾瀬はるかさんが「頑張った人」を労(ねぎら)う応援メッセージ映像が投影されている。これは11月23日の勤労感謝の日にちなみ、21日17時30分から23日23時45分まで、15分ごと(毎時00分、15分、30分、45分)に投影される。江崎グリコの「ジャイアントコーンのブランドメッセージである「お疲れさまです!」を発信するもの。

宮崎県が初めて鹿児島県抜く 芋焼酎出荷バトル

宮崎県が初めて鹿児島県抜く 芋焼酎出荷バトル

鹿児島県酒造組合はこのほど2014年酒造年度(14年7月~15年6月)の芋焼酎出荷量を発表した。これによると宮崎県は前年度比6.5%増の10万313㌔㍑で、同7.1%減の9万3040㌔㍑にとどまった鹿児島県を抜いた。
1990年の統計開始以来、初の首位交代となった。芋のほか、麦などを含めた本格焼酎全体の出荷量でも鹿児島県は宮崎県に抜かれ、10年連続のトップの座から陥落した。
宮崎県の焼酎出荷量の約3分の2を占めるのは、1998年から「黒霧島」を販売する霧島酒造(宮崎県都城市)だ。帝国データバンク福岡支店調べによると、首都圏中心にシェアを伸ばし、焼酎メーカーの売上高ランキングで3年連続首位を維持している。

地下鉄堺筋線で「どうぶつデザイン列車」運行開始

地下鉄堺筋線で「どうぶつデザイン列車」運行開始

大阪市交通局は11月20日、地下鉄堺筋線で「どうぶつデザイン列車」の運行を開始した。天神橋筋六丁目駅(大阪市北区)~天下茶屋駅(同西成区)を結ぶ堺筋線。沿線には開園100周年を迎える天王寺動物園があり「路線の特徴・魅力を表現し、お客様に楽しんでもらえる車両にしたい」との思いから企画された。
乗降ドアはヒョウ柄、車両の連結部分のドアにはシマウマ、フラミンゴ、キリン、ライオン、サイ、ゾウのシルエット、運転席の仕切り戸にサルとカバがそれぞれ描かれている。

南海電鉄 新作「スターウォーズ」仕様の特別車両公開

南海電鉄 新作「スター・ウォーズ」仕様の特別車両公開

南海電鉄は11月20日、南海電鉄・住ノ江駅で映画「スター・ウォーズ」の新作とタイアップした特別車両を公開した。名称は特急ラピート「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」号。
映画が12月18日に公開されるのに合わせて11月21~2016年5月8日の期間限定で運行する。運行区間は難波駅~関西空港駅間で、特急ラピート1編成(50000系6両1編成)が1日4~8往復する。関西空港駅を生かしてインバウンド事業の拡大を目指す。

ANAがミャンマー技能研修生受け入れ 成田で研修

ANAがミャンマー技能研修生受け入れ 成田で研修

ANAホールディングスは11月19日、ミャンマーから技能研修生を受け入れると発表した。成田空港でグランドハンドリング技能研修を実施する。ミャンマーにおける空港グランドハンドリング業務の中核を担う人材を育成する。
ANAグループはミャンマー運輸省・民間航空局(DCA)と「グランドハンドリング人材育成強化に関する覚書」を締結。グループ会社のANA成田エアポートサービスが今後、ミャンマーから技能研修生を年15人程度、継続的に受け入れる。ANAグループは日本~ミャンマー間に唯一、直行便を就航している。

三重県がタイ工業省と産業連携深化へ覚書

三重県がタイ工業省と産業連携深化へ覚書

三重県は11月19日、タイ工業省と覚書を交わした。同日、鈴木英敬知事を団長とする同県の約50人の経済産業ミッション団がバンコク入りし、同省をはじめとする現地の産学官の各団体を歴訪。タイとの産業連携を深化させ、県産品の出荷拡大やタイ人旅行者の取り込み促進につなげる方針だ。タイ工業省とタイ投資委員会(BOI)の2機関と提携したのは三重県が初めて。NNAが報じた。

真田幸村モデルの純米酒 和歌山県の酒造団体

真田幸村モデルの純米酒  和歌山県の酒造団体

大坂夏の陣(1615年)から400年を記念し、和歌山県の酒造関連団体が豊臣方で戦った武将、真田幸村をイメージした赤ラベルの日本酒と焼酎を売り出した。
2016年のNHKの大河ドラマが「真田丸」ということもあり、同県九度山町で隠棲した幸村に着目。純米酒「幸村出陣」のイラストは、甲冑(かっちゅう)姿が勇ましい。